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SNSやレビュー、店舗の写真を撮られることについて。

かつて初めてご来店されたお客様に
「ぐるなびの住所間違ってますよ」
と言われたことがあります。

え、ぐるなび?

ぐるなびを見ると、いつの間にか当店が載っていました。
これ、勝手に掲載されてしまうのですね。

ちなみにぐるなびの住所は合っていましたが
なぜかこの地番は、カーナビで入れても辿り着かないのです。
でも、地番の最初の二桁の数字並びを入れ替えると着きます。

これは不動産屋さんや大家さんに確認しても「この地番で登記されている」ことは分かるけど、なぜその現象が起きるのかは分からないそうです。

なので、我々が手を加えられるものに関しては住所に注意書きをしています。

さて、最近は自分たちのホームページだけでなく、SNSや口コミサイトなどで店に訪れたユーザーたちが手軽にそのお店を評価し公開できる仕組みになっています。

これ、例えば気になるお店があってそこの様子やメニューを知るにはとても助かるのですが
お店サイドの視点になった時には結構ハラハラします。

前にやはりGoogleでいつの間にか当店ができていたので、ここはオーナーとなりお店の情報やお店の位置などを正しくしました。
それをすると、当店に来られてレビューや評価を誰かがしたときに「お知らせ」が届きます。

いちいち成績表を見る前の心持ち。

胃が痛いですw
それにしても「いつ撮ったんだろう」と思うような写真も結構投稿されていたりします。

大体良い評価をいただいていてホッとしたり感謝したりなのですが
前に★2つな評価をいただきまして。そのレビューは

「正直言って期待外れ」的な内容。

どーんと落ち込みましたが、しかしながら。

「どんな期待をこの人はしていたんだろう」

ちなみに当店のコンセプトは
「自分に合ったコーヒーを見つけるお手伝いをしたい(コーヒー豆屋として)」
「コーヒーを飲んで寛ぐ時間を提供したい(喫茶として)」です。

言ってしまえば、たくさんイベントをやって、長居もできて、お子様向けのメニューも充実しているお店ではないんです。

我々がSNS等で発信している内容は、基本そのコンセプトからはぶれていません。

レビューを書いたお客様は何を求めてご来店されたかは分かりませんが、その「期待」にはそぐわなかったのでしょう。
何が期待外れだったのか教えてほしいです。

そうやって★2つと「期待外れ」な評価がずっと残るわけです。
まだ当店にご来店されたことがなくてこれを見た人は、当店に行きたいと思うでしょうか。

ひとりのお店とかやっていない人間、一個人として考えて
例えば気になるお店に行って、それが自分の期待にそぐわなかったとして でも
お店の評価を下げる可能性がある内容は書かないです。
もし苦情などがある場合は、お店に直接言います。

個人店なら特に。だってその売り上げがお店を存続する費用やその方の生活に直結するのを知っているから。

レビューというのは手軽に情報を知れるため便利であるとは思います。
同時に店側にとっては言われっぱなし→お客様の動向を左右させる状況も作りかねない。
良くも悪くも。

結局そういうことがあったとしても、反省すべき点は反省し
日々やるべきことをコツコツやっていくしかないのですが。

あとは、レビューとはちょっと違うのかもしれないけど
お店の写真を撮ること。

これも「写真撮ってもいいですか」と一言欲しいところです。

車を降りて店の前でまず一枚。
店に入ってひととおり撮りまくるお客様、たまにいます。
幸い我々が撮られることはないのですが

落ち着かないです。

訊いてくれれば「どうぞどうぞ!是非撮ってください」
と言いますし
「宣伝よろしくお願いします!」
と頭を下げるくらいです。

また、キレイに写真が撮れるようお手伝いすることだってあるのです。

そして私もリラックスしてコーヒーを淹れられます。
気持ちよくお客様と話し、お帰りの際もお見送りします。

お店をやっていての楽しみは、お客様とのコミュニケーションです。

face-to-faceでコミュニケーションを交わすこと
そして後々SNS上で見かけたとしても、全然思う気持ちが違います。

たまに情報発信のお仕事をされてる人が何の挨拶もなく
勝手に写真を撮り、それをアップしているのを見かけます。

それが当たり前で、うーんと思っちゃう自分がおかしいの?
と思うときもありますが
まずは直接コミュニケーションを取れたら嬉しいですね。
直接話せば不要な誤解も生まれないワケです。

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