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それなりの企業への就職面接?

日本の義務教育は、中学校までです。 という事は、義務教育ではない高校まで卒業すれば、それなりの企業に就職することはできそうですか?

という問題についてリクエストがありましたので、教員という立場と企業コンサルタントの立場からお答えします。

「それなりの企業」というのがどういうことか、定義しないと先に進めませんね。

日本の企業は90%が中小企業ですから「それなり」をどう考えるかで
随分と違ってくると思います。

私は100人規模以上の会社なら「それなり」と考えますが、人によって
1000人規模以上だとか、あるいは「それなり」が規模でなく「仕事の内容」が
「それなり」であり、家族企業くらいでも重要な部品を作る企業であれば
「それなり」になります。

義務教育は中学校までで、そのくらいの知識があれば、日常生活は困りません。
現に、中学校の社会科、理科などは現実世界において十分すぎるくらい十分な内容です。
小学5年生の知識をもとにしたクイズ番組がありますが、みんなが驚くくらい難しいものです。
しかしそれは「大人になって」わかることなので、現在中学生はそんなこととは知らずに「勉強嫌だなあ」という生徒が大半です。

ましてや「高校まで卒業」すれば知識としては完璧です。
ここまでは就職する側の立場です。

ここからが会社側の立場です。
それなりの学生を取りたいならやはり大学生を取るでしょうが、逆に高卒なら
給料を安く、つまり人件費を抑えることができます。
ここで大切なのは「やる気」です。

私の面接官の経験から言いますと
「あなたがこの会社に入ってできること、目指すことはなんですか」
ということです。
それがはっきりとした子であれば「それなり」の仕事ができるし
企業としては採りたい人材です。

つまり、最終的には学歴でなく就職時の面接官がその子を
どう捉えて、その子はその子でどう意欲を見せられるかが決め手となると思います。


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