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英語:教育費は無料にするべきか否か。その理由は?

「英語でエッセイを書く練習をしよう」。そう話すのは、いつものオンライン英会話の先生。先生から出されたお題は「教育は無料で行うべきか、お金を払うべきか」というもの。これについてレッスン中に終わらず、レッスン後に自力で書くことにしました。

エッセイを書く際に大事なことは3つ。1つ目は、いきなり英語で書くのではなく、いったん日本語で書いてみる。2つ目は、普段から自分でテーマを立てて、自分の意見を言う練習をする。3つ目は、PREP法、OREO法とよばれるプレゼン構文を使うこと。

レッスン中だったこともあり、英語で書き始めたのですが、考えながら英語を書くのは非常に難しく、やはり最初は日本語で書くことにしました。

教育費は無料にするべき? それともお金を払うべき?

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教育について、私は費用を無料にすべきだと思います。反面、いい教育を受けるためにはお金を払うことも必要だと思います。私が教育を無料にすべきだと思う理由は、より多くの生徒がチャンスを掴めるからです。

2012年、スタンフォード大学をはじめ、アメリカの主要大学が大学講義を無料公開しました。これをMOOCといいます。スタンフォード大学が始めたオンラインMOOCは「Coursera」といいます。インドの貧しい村の男性は、Courseraで授業を受けたことで仕事に就くことができました。
パソコンとインターネットがあれば、世界中の誰もが無料の大学講義を受けられます。また大学は修了証明書も発行します。それにより多くの人がチャンスを掴みました。私は上記の件から、教育は無料にすべきだと思います。

その一方で、私は教育にお金を払うべきだとも思います。なぜなら良い教育を受けるためには良い先生を選ぶ必要があります。例えば、私が毎日受講しているオンライン英会話のQQEnglishは、他のオンライン英会話のスクールよりもレッスン料が高いです。それは、先生たちのトレーニングのために高いお金が使われているからです。

QQEnglishでは、イギリスをはじめ、日本やほかの国の教育の専門家を招いています。そして彼らはトレーナーとよばれる先生たちを直接指導します。
トレーナーは、オンライン英会話の先生たちを指導します。それによって先生たちはクオリティの高いレッスンを提供することができます。
私たち生徒は、質の高いレッスンを受けるために高いお金を払います。

教育は、無料で受けられるものと、高いお金を払うもの、両方あることがいいと考えます。

プレゼン構文、両方の意見に賛成の場合はどう使う?

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文章を書くときは、日本語、英語に限らず【PREP法】【OREO法】をよく使います。【PREP法】は、STEP1で要点を伝え、STEP2でその理由、SEP3で具体例、SPEP4で再結論。【OREO法】は、STEP1で目的や目標を伝える、STEP2でその理由、STEP3でエピソードや具体例、STEP4で目標や目的を再度伝える。

この型があると文章を書きやすいのですが、今回は残念ながらどちらも当てはまらず。というのも「教育費はタダにしたほうがいい」という意見と「高いお金を払うべき」という2つの意見、両方に同意したからです。この構文が英文のエッセイでいいかどうかはわかりませんが、とりあえず書いてみました。

hould education be free? Why or why not?

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In my opinion, education costs should be free. In other hand, I think that we should pay good education.The first one,education money should be free. Because many students can get a chance.


Stanford University and other main universities in the US started free online education as part of  classes in 2012. We call the system MOOC. There are many types of teams in the world.Stanford University MOOCs name is “Coursera ''.


The poor man who was poor got a new job.Because he learned Coursera’s classes.If they can use PCs and Wi-Fi ,everyone in the world will take those lessons.

So the University gives the certificate of completion for the student.
That is why many students got a chance.As I see it, education costs should be free.
On the other hand, I think that we should pay the education cost.Because if you take high quality teacher lessons ,you should pay some money.


For example,QQ ENglish school which I take lessons everyday is higher than other schools.Because the CEO pays a lot of money for teacher training.
This school invites other countries' education experts. They teach trainers who are high level teachers.
The trainers teach other teachers.So many teachers teach high quality to their students.The Students pay money for high quality lessons.

Therefore,I think education should be free and pay money.

結論、エッセイはよかったの?悪かったの?

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Things you need to include in your essay:

1. Answer what the question is asking:
*Your answer
* Your reason (Support your answer)
* Add relevant examples to strengthen
your reason.
2. Use necessary connectors for transition.
E.g Therefore, However, In addition, On the other hand.
3. Add references/ New information (mostly data gathered form the internet.)

エッセイに含める必要があるもの:

1.質問の内容に答えます。
*あなたの答え
*あなたの理由(あなたの答えを支持する)
*強化するために関連する例を追加する
あなたの理由。
2.必要に応じて接続詞を使用します。
例:したがって、しかし、さらに、一方で。
3.参照/新しい情報を追加します(主にインターネットから収集されたデータ)

「エッセイに加える必要がある」というから、この書き方じゃだめなのかと思ったのですが、どうやらそういうことではなく、「エッセイを書く際にはには一般的にこういうことが必要ですよ」ということでした。エッセイには、「上記の点がしっかりと入っていたのでとてもよかった」とのこと。

同じ内容を別の書き方にしてみると?

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個人的には、もうちょっと別の書き方があったんじゃないかと思い、先生に「あなたならどう書く?」と聞いてみました。先生の意見を要約するとこんな感じです。

「教育は大学まですべて無料にするべきだと思う。なぜなら、もし教育にお金がかかっていたら教育を受けられる子どもと受けられない子どもが出ててしまう。教育を受けることで、子どもたちはよりよい給料がもらえる職業に就くことができる。そうじゃないと、彼らは貧しいままになってしまう。

たとえば、フィリピンで高校まで卒業した場合、それほどいい仕事にはつけない。スーパーのレジ打ちやレストランのウエイターなどの仕事に就くことになる。もちろんそれが悪いとは言わないけれど、就ける仕事が限られている。逆に、大学を卒業していれば、教師や大きな企業に就職して、より良い給料をもらうことができる。だから、政府は大学までの授業料をすべて無料にするべきだと思う。

もちろん、家庭によっては子どもによりハイレベルな教育を受けさせたいと思う親もいる。その場合は、高いお金を払って私立の学校に行かせればいい。ただ、基礎教育というのは家庭の経済状況に限らず、すべての子どもが学校に通えるようにするべきだと思う」

ということでした。撃沈です。私もこういうふうに書けばよかったと……。日本でいうところの義務教育と私立教育を並列の関係で書いてしまったため、どちらにも例が必要になり、文章量が増えてしまったのです。

ただよかったところとしては、スタンフォード大学が始めたMOOCの情報を付け加えられたこと、無料にすべきという意見と高いお金を払うべきという意見、両方に具体例を出せたこと。そこはよかったと思います。

先生の教育に対する考え方はこちらにまとめてあります。

英語の学習にも役立つ!コーセラ日本語サイトも

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さきほどのエッセイの中で紹介した「コーセラ」とは、2012年にスタンフォード大学の教授たちが中心になってたちあげた、大規模オンライン大学公開講座です。スタンフォード大学、ミシガン大学、プリンストン大学、 ペンシルバニア大学などの大学が参加し、授業は無料公開。世界中の国からたくさんの人がアクセス、登録し、教育界に一大センセーショナルなMOOCブームを引き起こしました。これから2年後、日本でもJMOOCが立ち上がり、その1つ目のプラットフォームとしてNTTドコモが提供する「gacco」がスタートしました。MOOCの話をすると長くなるので、ここでやめますが、このシステムも「世界中の誰もが無料で質の高い教育を受けられるように」ということからスタートしました。

この動画で興味深いのは、これまでのオンライン授業とどう違うかということ。ひとことでいえば、これまでのオンライン配信授業は、単に教授の講義を録画したものであるのに対して、MOOCは探求学習スタイル。生徒の知的好奇心を刺激し、期限を設けて、レポート提出などもある。授業内容はもちろんのこと、コース設計はかなり本格的です。








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