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編集日記

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#編集

3月のアイデアを形にする教室が終わりました

3月のアイデアを形にする教室が終わりました

先程、アイデアを形にする教室の、3月のゼミが終わった。

先月の反動か、比較的提出課題が少なかったこともあって、講義部分を長めに取った。ピーター・ティール『ゼロ・トゥ・ワン』や、「ケアをひらく」シリーズなどを題材に、創作やビジネスにおける「枠組みを破る思考」について話をした。

自分としてはとても大事なテーマで、熱量を持って話せたとは思うのだけど、どこまでみなさんに伝えることができたかは、甚だ心許

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夜間飛行では「企画・編集職」の正社員を募集しています

夜間飛行では「企画・編集職」の正社員を募集しています

いま、弊社、株式会社夜間飛行では、企画・編集部門の社員を募集しています。

弊社は2012年の設立以来、「新しい出版社」という理念のもと、通常の出版だけでなく、メールマガジン、オンラインサロン、通信講座、スクール、アパレル、スポーツジムなど、多岐にわたる事業を展開してきました。

全社員で10数名という小さな所帯ですが、現在も、既存事業の拡張に加えて、新しいアプリ企画や商品開発企画など、新しいチャ

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「マンガ新人賞の落選作にありがちなストーリー」の何が問題でどうやったら改善できるんですか問題について

「マンガ新人賞の落選作にありがちなストーリー」の何が問題でどうやったら改善できるんですか問題について

最近、ツイッターのタイムラインで、「新人が描きがちなストーリー」という話題がバズっていました。

たとえばこちら。

ツイートまとめにもなっていますね。

某誌編集者から聞いた「マンガ新人賞の落選作にありがちなストーリー」のことを思い出している。→似た傾向のストーリーが多いらしい。

ここからさらに「SFの新人賞でありがち」とか、さまざまなパターンの「あるある」が、タイムラインで盛り上がっていまし

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メタバースについて編集者が今考えていること(4)欲望としてのメタバース

メタバースについて編集者が今考えていること(4)欲望としてのメタバース

私たちはいま、何を求めているか

これまで何回かに分けて、メタバースについての記事を書いてきました。今回は一部、有料としたいと思います。一部、私自身が検討中の事業にも関わる内容であるためです。ご了承ください。このシリーズの無料公開記事は、こちらをご覧ください。

編集者がメタバースについて考えていること
https://note.com/pingponglabo/m/m8b4d323df594

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メタバースについて編集者が今考えていること(3)フルダイブ型デバイスが持つ可能性

メタバースについて編集者が今考えていること(3)フルダイブ型デバイスが持つ可能性

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アイデアを形にする教室では、現役編集者がオンラインゼミとメールでみなさんのアイデアを形にするヒントをご提供しています。
アイデアを形にする教室
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「仮想空間」としてのメタバースと、フルダイブを含めた体感型デバイスの開発・進化につ

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メタバースについて編集者が今考えていること(2)仮想空間としてのメタバース

メタバースについて編集者が今考えていること(2)仮想空間としてのメタバース

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アイデアを形にする教室では、現役編集者がオンラインゼミとメールでみなさんのアイデアを形にするヒントをご提供しています。
アイデアを形にする教室
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 いま、巷間でささやかれているメタバースには、2つの側面があると僕は思います。ひと

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メタバースについて編集者が今考えていること(1)

メタバースについて編集者が今考えていること(1)

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アイデアを形にする教室では、現役編集者がオンラインゼミとメールでみなさんのアイデアを形にするヒントをご提供しています。
アイデアを形にする教室
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最近、さまざまな場所でメタバースという言葉を耳にするようになりました。その大きなき

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amazon audible総合1位になった本の話

amazon audible総合1位になった本の話

2016年刊行の『人生は楽しいかい?』(ゲオルギー・システマスキー/北川貴英監修)は、編集者として非常に楽しい仕事のひとつでした。
https://www.amazon.co.jp/dp/4906790224/ref=cm_sw_r_tw_dp_C398F7RDRMHT2842HKJ8


本書は書籍としても十分にヒットしましたが、当時日本でサービスが始まったばかりのAmazonAudible

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仕事を「因数分解」する

仕事を「因数分解」する

「仕事ができる人」と「仕事ができない人」を分けているのは、作業のスピードや量ではなくて、「仕事」を「作業」に分けて行く手際だ。

なぜなら、どんな仕事も、ひとつひとつは「誰でもできる作業」からできているからだ。もちろん、頭がいい人は、人よりも速くそれをこなせるかもしれないし、体力のある人は、1日でたくさん、作業を進めることができるかもしれない。

でも、結局それらは突き詰めれば「誰でもできる作業」

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「仕事ができる人」が無意識のうちにやっていること

「仕事ができる人」が無意識のうちにやっていること

仕事ができる人が無意識のうちにやっていることというのがある。仕事ができる人にとってはそれはあまりにも「当たり前」のことなのであまり言語化されることはなく、それゆえに「仕事ができない人」はなかなか、それを学ぶことができない。

結果的に、こうした暗黙知が、「仕事ができる人」と「仕事ができない人」の差を固定化させている。そのひとつが「仕事」を「作業」に分解する、ということだ。

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前提を疑う

「前提を疑う」というのは、少なくとも編集や企画分野の人間が常に磨いておかなくてはいけないスキルなのだけど、なかなか一筋縄ではいかないものだ。

例えば打ち合わせで相手が「時間」についての話をしていたとする。その「時間」というのは、自分が知っている「時間」と同じなのか? 違うとすれば、どう違うのか? そもそも、自分は「時間」についてどう認識していのか?

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