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大転換期におけるリーダーのあり方

社会人になって25年ほど経つが、その間
色々な転換点があり、その都度
「今が大きな転換期」
とメディアで喧伝されてきたような気が
する。

だから、最近つとに言われている
「今が大きな転換期」
という話が、本当に大きいのか?という
疑問が全くないわけではないが、やはり
今の世の中が大きな転換期にあることは
間違いないように思われる。
何と言っても、コロナ禍騒動に伴う変化
というのは、ここ数十年の歴史では
未曽有の出来事だろう。

そんな大転換期に、企業で働く管理職ら
リーダーは、どんな意識で仕事に取り
組むべきか。
日経新聞から出している本の販促企画
と思しきコンテンツではあるが、
短めの本文に重要な示唆がギュッと
詰まった特集を読ませてもらった。

経営共創基盤グループの会長である
冨山和彦さんと、同グループの中核を
なす経営共創基盤の共同経営者である
木村尚敬さんとの対談企画。
お二人とも、ベストセラーを多数
出版されている。

特に印象に残ったのは、今の転換期を
スポーツの比喩で見事に表現していた
冒頭の部分。
今まで野球のルールでやっていた
ところへ、世界的にサッカーのルール
が適用されるようになった、
さぁどうする?
そんな状況認識である。
そして、今の日本企業は、プロサッカー
のルールで戦わなければいけないところ
「会社帰りにフットサルやろうぜ」
的な緩いレベル感になっていないかと
警鐘を鳴らしている。

また、世界で伸びている企業は、CEOが
若いということにも触れ、日本の大企業
が60歳でCEOというのは遅すぎであり、
50歳前後で就任という状況を作るべき
だとも指摘している。

私も既に48歳、転職を繰り返した経緯も
あって、対談で想定されているような
日本の大企業の中でどのように立ち振る
舞うかという話と自分の境遇とは若干
ズレがあるかなと思いつつ、いつでも
社長ができるようにという心構えで
仕事をすべきという指摘には大いに
共感する。
もちろん、共感するだけでは無意味で、
実際にそれだけの行動をしているか、
具体的に動けているかが問われる。

社長の経営判断を見ながら、自分だった
らどう判断するか、常に視座を一段階、
二段階上のポジションまで上げて、
問題に対処するべきだ。
その意識と行動が、自らを鍛えることに
つながるはずである。

日本というコップの中で、あるいは
会社というコップの中で、いつのまにか
水がお湯に変わっているのに、飛び出せ
ずに茹で上がってしまうカエルにならぬ
ビジネスパーソンでありたい。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。