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凝り固まった頭を「朗読」でほぐす

昨年の11月から12月にかけて、
「話し方のプロ」から、
オンラインで学ばせていただく
機会を持った。

元北海道テレビ放送のアナウンサー、
五十嵐いおりさんは、
今もその話し方教室を継続展開中。
この度、並行して
「オンラインサロン」を開設し、
毎朝、5分の朗読を届けるサービス
先月から始めたところ。

月額わずか2,000円程度で、
癒しの声を毎朝楽しめる。
労力に対して見合わない対価だと
推測するのだが、いおりさんご自身
朗読が天職であるご様子。
いつもイキイキと、楽しそうに、
美しい声で、素晴らしい朗読を
惜しげもなく披露してくれる。

自分の狭い世界では触れなかった
エッセイや絵本、小説の類を
織り交ぜて紹介してくれるので、
自然と教養の幅を広げることにも
つながるのではないか。
そんな気持ちもあって、サロンの
会員に登録したのだが、大正解。

懐かしの宮沢賢治の作品。
私自身はまだ読んだことがない、
文豪・山本周五郎の作品。
六花亭が支援しており、60年前に創刊
された児童詩誌「サイロ」に投稿された、
子どもたちの瑞々しい言葉が躍る詩篇。
いおりさんご自身が書き下ろされた
短編の朗読もある。

ビジネスの話ばかりで凝り固まった
頭をほぐしてくれる。

朗読を聴いているときは、そんな
心持ちを味わえる気がするのだ。

昨日、このオンラインサロンに参加の
メンバー同士、ZOOMでおしゃべり
する会が開かれた。
10人ばかりのこじんまりとした会。
それぞれが、自分の「好きな言葉」を
持ち寄って披露
することになっており、
私自身も自分の座右の銘に絡めて
少しばかりお話しさせてもらった。

参加されたすべての方が、
ご自身のこれまでの人生で出会った
素敵な言葉を、その人生と重ね合わせ
ながらイキイキと紹介されており、
普段の朗読とはまた異なる価値を
いただいた気分。

紹介されていた素敵な言葉を、
いくつかおすそ分け。

三日月という月は存在しない

月自体の形は変わらない。
光の当たり方によって、見え方が
変わるだけ
である。
常に本質を見るように心がけるべし、
そう思い起こさせてくれる。

いまやらねばいつできる
わしがやらねばたれがやる
(平櫛田中)

一世を風靡した、林修先生の
「いつやるの? 今でしょ!」
の元祖と言ってもいいかもしれない、
有名な言葉。
小平市にある平櫛田中彫刻美術館が
色紙を販売している。


嘘は常備薬、真実は劇薬。
(河合隼雄)

有名な『こころの処方箋』に出て来る
言葉で、「日本ウソツキクラブ」なる
組織を立ち上げた河合先生らしい、
ウィットに富んだ名言。
真実と向き合うのは、それほど心に重い
負担を強いること。
嘘も方便、使いよう、肩肘張りすぎずに
いこうよ、そんなニュアンス。


他にも沢山良い言葉をシェアして
いただいたのだが、色々と補足
説明が必要なので今日のところは
割愛。

こんなオフ会が毎月1回開催されつつ、
毎朝5分の朗読が届くサービス。
気分転換、気持ちの切り替えに。
日頃の疲れを癒すために。
是非お試しあれ。



己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。