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浮浪者を通して自分をかえりみる

こんにちは。るいるいと申します。
長いと思ったら最後だけ読んでください★

この前公園に遊びに行こうとしていたのですが、
道中、車道のど真ん中に車椅子のおじちゃんがいました。

道路の真ん中を走っている車椅子に乗ったおじちゃん
ボーッとしているおじちゃん

ボウボウに生えた髭、
ボロボロの上着に汚れた裸足で、
おそらくホームレス。

周りの人は見てみないふりだったし、
声かけて周りに見られるのも嫌だったので、
そこから動こうとしないおじちゃんを後ろ目に
そのまま通り過ぎました。

しかし、歩いていくうちに頭の中はもんもんとしていきました。

おじちゃんはただぼうっとしていたのか?
痴呆による徘徊?
疲れて休んでいたのか?
死のうとしているのか?

頭の中にある考え

色々考えはしましたが、
このままだとおじちゃんが轢かれる、
見過ごしたら罪悪感で苦しくなるだろうな、
そう思い走って引き返しました。

車椅子に乗ったおじちゃんに駆け寄る私

おじちゃんはまだそこにぼうっとただずんでいました。
「危ないから車椅子引きますよ〜」
と声をかけたところ、

おじちゃんは笑顔で
「どっか連れてってくれるの? なんてね、
いやぁ、よくおまわりさんに話しかけられるんだよね」
と話し始めました。

にこにこと話すおじちゃん

道の端に移動して、
「よくここを散歩してるんだ、
この辺はカップルがいちゃついててやんなっちゃうよ」

そんなたわいもない雑談をしばらくしました。

「そんじゃあね、気をつけてね」
とおじちゃんとバイバイしました。
"気をつけて"はこっちの言葉ですが、
あまり長居させないように気を回してくれました。

あんなにぼうっとしていたのに喋りははっきりとしていたので、
とりあえず安心してその場から去りました。


ほんの10分ほどの出来事でしたが、
自分は人を見た目だけでネガティヴに判断したり、
タブーの対象にはしないと思っていましたが、
おじちゃんを通して「けっこうしてるな」
と気付かされました。

私は学生時代、
見た目によっていじめを受けた時期があったので、
同じことは他人にしない
という考えを持っていました。
しかし、実際は100%は守れていなかったかもしれないと思いました。

最近よく耳にする
「多様性を受け入れる」ことって、
いきなり全てを受け入れるのではなく、
自分の持つ差別的意識を自覚することから
始めることなのかなと考えました。

社会を変えるというのは、
自分を少しずつ変えることだと思います。
少数派とされる人たちを
孤独な気持ちにさせない自分になりたいです。
みんななにかしらの少数派なんですけどね・・!

では!


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