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浮浪者を通して自分をかえりみる
こんにちは。るいるいと申します。
長いと思ったら最後だけ読んでください★
この前公園に遊びに行こうとしていたのですが、
道中、車道のど真ん中に車椅子のおじちゃんがいました。
![道路の真ん中を走っている車椅子に乗ったおじちゃん](https://assets.st-note.com/img/1652414766001-Sg1D0FAPOh.png?width=1200)
![ボーッとしているおじちゃん](https://assets.st-note.com/img/1652414812408-GjTE7qwkHf.png?width=1200)
ボウボウに生えた髭、
ボロボロの上着に汚れた裸足で、
おそらくホームレス。
周りの人は見てみないふりだったし、
声かけて周りに見られるのも嫌だったので、
そこから動こうとしないおじちゃんを後ろ目に
そのまま通り過ぎました。
しかし、歩いていくうちに頭の中はもんもんとしていきました。
おじちゃんはただぼうっとしていたのか?
痴呆による徘徊?
疲れて休んでいたのか?
死のうとしているのか?
![頭の中にある考え](https://assets.st-note.com/img/1652415092697-rZOF8y8Gkh.png?width=1200)
色々考えはしましたが、
このままだとおじちゃんが轢かれる、
見過ごしたら罪悪感で苦しくなるだろうな、
そう思い走って引き返しました。
![車椅子に乗ったおじちゃんに駆け寄る私](https://assets.st-note.com/img/1652415154014-kbYpJnVsQA.png?width=1200)
おじちゃんはまだそこにぼうっとただずんでいました。
「危ないから車椅子引きますよ〜」
と声をかけたところ、
おじちゃんは笑顔で
「どっか連れてってくれるの? なんてね、
いやぁ、よくおまわりさんに話しかけられるんだよね」
と話し始めました。
![にこにこと話すおじちゃん](https://assets.st-note.com/img/1652415250081-c2PCQYmdrm.png?width=1200)
道の端に移動して、
「よくここを散歩してるんだ、
この辺はカップルがいちゃついててやんなっちゃうよ」
そんなたわいもない雑談をしばらくしました。
「そんじゃあね、気をつけてね」
とおじちゃんとバイバイしました。
"気をつけて"はこっちの言葉ですが、
あまり長居させないように気を回してくれました。
あんなにぼうっとしていたのに喋りははっきりとしていたので、
とりあえず安心してその場から去りました。
ほんの10分ほどの出来事でしたが、
自分は人を見た目だけでネガティヴに判断したり、
タブーの対象にはしないと思っていましたが、
おじちゃんを通して「けっこうしてるな」
と気付かされました。
私は学生時代、
見た目によっていじめを受けた時期があったので、
同じことは他人にしない
という考えを持っていました。
しかし、実際は100%は守れていなかったかもしれないと思いました。
最近よく耳にする
「多様性を受け入れる」ことって、
いきなり全てを受け入れるのではなく、
自分の持つ差別的意識を自覚することから
始めることなのかなと考えました。
社会を変えるというのは、
自分を少しずつ変えることだと思います。
少数派とされる人たちを
孤独な気持ちにさせない自分になりたいです。
みんななにかしらの少数派なんですけどね・・!
では!
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