#003 教えるためには〇〇を続けなければならない【ピラティスIRとしての心がけ】
私には、ピラティスインストラクターを志すきっかけになった恩師がいます。
出逢いは、私が6歳のころ。
母に連れられ訪れた、小さなバレエ教室の先生でした。
私は本当に、彼女を慕っていて。
小学2年生のとき、親の転勤で隣の市に引っ越したのですが、「先生のバレエがいい」と母にワガママを言って、往復1時間の送り迎えをしてもらっていたほど。 (この送り迎えを10年以上続けてくれた母には感謝です)
受験を機に、一旦先生のもとを離れ福岡へ進学したのですが、彼女の体調があまり良くないことを耳にしたのもあり、卒業後に帰鹿。
病の痛みと闘いながらも指導を続けていた彼女から、再びバレエのレッスンを受けると同時に、バレエ教室のキッズクラスでアシスタントをさせていただくことになりました。
そんなとき、先生がおっしゃった
「〝教える〟ためには、学び続けないといけないの。」
という言葉。
何気ない会話のなかでさらりと出てきたこの言葉が、なぜか妙に心に残って。
当時はまだ、自分がピラティスインストラクターになるなんて思ってもいませんでしたが、この言葉を胸に今日もインストラクターとしてピラティスを教えていると思うと、なんだか不思議な感覚です。
というのも、
ピラティスインストラクターになってからは、毎日が学びの連続で。
お一人お一人、姿勢も骨格も筋力も筋肉量も違う方々に対して「どう伝えたら効果を感じていただけるか?」「どのような誘導が最適か?」と模索を続けることは、逆に〝学ばせていただいている〟ことに繋がっていることに気づきました。
また、その模索を助けるために、解剖学のブラッシュアップをしたり、アップデートされるピラティスのプログラムを学んだりと、まさに
「〝教える〟ためには、学び続けないといけない」
と、痛感させられました。
実際、私の恩師も、毎年毎年サマースクールに参加をしたり、さまざまな舞台を欠かさず観劇したり…。
―――天国に旅立つ直前まで、学び続ける姿を見させていただきました。
その後、「先生から学ばせていただいたことを、自分のなかに留めておくのはもったいない」と、辿り着いたのがピラティスインストラクターです。
〝学び続ける〟を心がけることで、先生がわたしのなかで生きている気がして。「学び続けていることが肥やしになっている、大丈夫よ」って言われているみたいで…。自信が持てるんです。
…と、こんな感じで、今回はここまで。
※コチラのプロフィールを深掘りした内容となっております。
ご一読いただけると幸いです。
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