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バリ・クアラルンプールの旅🇮🇩🇲🇾

海外一人旅

その刹那で感じたことを忘れないうちに綴っておこうと思う。


大好きな映画

eat pray love 食べて、祈って、恋をして

私はこの映画が大好きだ。

行き詰まった時、何度も観た。

ここで、主人公が旅をするのが、バリ、イタリア、インド

一度でいいから、バリのウブドという地に行ってみたい。

カンボジアで働いているとはいえ、旅をすることは、かなりの度胸とお金のかかることだ。

それでも、魅力的なその場所へ行ってみたかった。

軽やかに、しなやかに、朗らかに


カンケンリュック

軽やかに、しなやかに、朗らかに

そんな旅がしたくて、バックパック一つで5泊6日の旅に出た。

・パスポート
・お金
・スマホ
・Kindle
・3日分の服とヨガ着
・化粧品
・帽子
・無印良品のサコッシュ

私ってこれだけで生きていけるのかとわかってなんだか嬉しくなった。

1日目

プノンペン国際空港からクアラルンプールまで2時間。

クアラルンプールからバリまで3時間。

11時の飛行機だったので、1日目はほとんど移動で終わった。

だいぶ座っている時間が長かったので、ずっと本を読んでいた。

「限りある時間の使い方」を読み返した。

人生は選択と集中の連続。

がんばるとは、見極めて、やり切ることだと改めて思った。

私は、「平和の礎となる教育」を創りたい。

そのために、カンボジアに来て小学校の先生をしている。

そしてこれから協力隊、大学院で学びたい。

教育開発学を極めるために、英語とクメール語をこれからも励もうと改めて誓った。

そんなことを考えているとデンパサール国際空港に到着。

この空港はとにかく快適。

入国、税関はQRコードやパスポートのスキャンくらいで、ほとんど待たず、迷わず通過することができた。

Ngurah Rai Airport
ハヌマン

空港に着いたのは19時くらいだったので、すぐにGrabでタクシーを呼び、クタのホテルへ行った。

2日目

クタは、空港から近く、海がある地域。


Kuta beach


本当に美しい海だった


リバーサイドでコーヒーを飲み最高の気分

海を見てると沖縄を思い出す。

初めての仕事、教員、一人暮らし、息が詰まって、しんどい時によく海を見に行った。

あれだけ教師をやめようと思っていたけど、ようやく楽しいと思えている。

石の上にも三年

今年で教員4年目。

本当にしんどかったけど、続けてよかった。

やり続けることで見える景色は確かに存在する。

そこからウブドへ向かった。

クタから約1時間ほどだった。

久しぶりの湯船 is 至福🛀

ホスピタリティも最高で、少し高いホテルを予約してよかった。

この旅行を決めたきっかけはこの本だ。

いつか、は願ってもやってこない。

たらればしている内に体力も気力もなくなってしまう。

最近は、お金を使うことの罪悪感が強かった。

こんな恵まれて、贅沢してとよく思うけど、心の豊かさ、自分が満たされていないと人の幸せも願えないとわかった。

3日目

朝からウブド王宮、マーケットまで散歩をした。

街並みはカンボジアと似ている。

少し違うなと思ったのは、花。


チャナン

これはチャナンといってヒンドゥー教のお供ものらしい。

悪霊への捧げもの、悪さをしないでね、という意味が込められている。


ウブド王宮


ヨガ

散歩、スパに行ってから、念願のヨガをした。

breath workというのをした。

”今この瞬間を生きる”

何度も目にしてきた言葉が実感を通して心から理解できた。

終わった後の爽快感と生きている実感は忘れることができない。

ふらっと立ち寄った素敵カフェ
店内も素敵
大好きなボウルを食べれて至福

14時くらいからすごい雨と雷になったので、その日はホテルでまったりとした。

ベットでヨガや瞑想をした。

そして、本も読んだ。

日本史を勉強していたため、世界史は苦手意識が高かった。

でも、この本は読みやすく、体系的にまとめられていて、わかりやすかった。

寄り集まって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。
それが組紐。
それが時間。

これは君の名は。でのおばあちゃんの言葉だけど、まさにそうだと思った。

4日目

朝からヨガと瞑想をしてから、ライステラスを見に行った。

Tegallalang Rice Terrace

大袈裟かもしれないけど、生きててよかったと心から思った。

世界にはこんなに美しい景色がある。

雄大な自然の恵みがある。

生きているとままにならないほどしんどいことがあるけれど、自分というちっぽけさに気づいた時、緑の美しさを知った時、また人は前を向けるのだと思った。

帰りはタクシーで仲良くなったお兄さんにバリで美味しいレストランに連れて行ってもらった。


初めて食べた絶品ナシゴレン


Monkey forest
Tegenungan Waterfall

5日目


さよならバリ

バリに別れを告げ、次に向かったのはクアラルンプール。

当初の計画では行くつもりはなかったが、経由地だし、行ってみたことないし、という軽い気持ちで降り立った。

だが、そこからが大変だった。

私が滞在したのは4月10、11日。

そう、それはハリラヤと呼ばれるラマダン明けの祝日。

イスラム教の一年で一番おめでたい日であった。

入国審査の長蛇の列ときたら、想像を絶していた。

ビザ不要ということでパスポートのみで税関に行ったものの、QRコードでアライバルビザを送信しなければならず、わからないし、疲れた。

なんとかこうにか入国できたものの、どうやって外に出ればいいかもわからず歩き回った。

とりあえず、ツインタワーに行こうとグラブでタクシーに乗った。


twin towers

クアラルンプールが都会だとは知っていたが、ここまでとは衝撃だった。

とにかくビルが高い。

そして道も綺麗。

ツインタワーに着いたはいいものの、そこにはマレー系の人々で溢れかえっていた。

なんとか中華系のご飯屋さんに入り、ビーフンを食べた、笑

帰りは、歩いて15分ほどのホテルだったのだが、全然場所がわからない。

充電もピンチ。

車に轢かれそうになりながら、なんとか到着した。

6日目


ブルーモスク
ピンクモスク

朝早くからモスクに行った。

どちらもハリラヤのため、中に入ることはできなかったが、行くだけの価値はあった。


絶品バスクチーズケーキ

帰りのフライトまで時間が余っていたため、カフェでコーヒーとケーキを食べならが読書をした。

どちらも読んだことのある本だったので、サクサクと進めた。

その中で心に残ったフレーズ。

”日日是好日”

過去をむやみに悔い、未来に必要以上の期待を持ち込まず、現在(いま)を精一杯生きることに努める大切さを説いた禅の言葉。

結局、現在(いま)という時間の中でどれだけ自分と大切な人を愛せたかだと思った。

空港に着いてからはこの本を読み返した。

この小説はとにかくグサグサと心に突き刺さる。

目には見えない違和感だったり、人の心理について言語化されている。

言い得て妙、とはこのこと。

自分の汚さを見透かされている気分になる。

でも、読んでいると不思議と心が軽くなる。

そうなんだよ、そういう感じ、めっちゃわかるって何度も頷いてしまう。

そして物語の中で自分の言葉にできない感情を伝えてくれている気分になって、とても心が軽くなる。

終わりに

そんなこんなでカンボジアに帰ってきた。

この湿度、この匂い、ああ帰ってきたという安心感。

カンボジア生活も1年8ヶ月目。

この旅を通じて感じたことは数えきれない。

どこも素敵な場所だった。

でも、私の帰る場所はここなのだと何となくそう思った。

私は、私が今できることをやろう

そう思えた。

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