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「『好きなことをやれ』は正しいことだけど、ある意味では正しくない。ただやるだけでは中毒と同じ。価値を生み出せるかが、好きか嫌いかよりはるかに大事だ!」






よくよく『好きなことを仕事にしているから良いよね』と言われることがあります。

実際のところ「好き」という普遍的な事実でで首の皮一枚繋がっているだけで、好きなことを仕事にするということはその「好き」とか「楽しい」という上澄みの部分だけではなく、その下にあるどろどろとした、綺麗でないものや苦いものや臭いものまで受け入れて消化しないといけない。そうなるともはや「好き」という感情や気分以上にしんどい辛いことの方が多い。好きなものを嫌いになりそうになる、好きなものに追いつめられる感覚というのはかなり厳しいものだと思います。

じゃあどうしてやり続けるのか、答えは簡単です。

それがわたしにとっての技術であり、手に職であり、誰かを喜ばせたり、勇気づけたり、と、人の役に立つことだからです。

わたしは音楽もコーヒーもそこに価値を見出しているし、実際それを「認めていただいている/買っていただいている」ということは自分だけでなく、誰かにとっての価値を生み出しているということになるのでは、と思います。


でも、本当に「好き」で良かった。これが好きじゃないことだったらたぶんもう早い段階でダメになってるな。


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「好き」というのはエゴなのかもしれないと思うことはもちろんありますが、そこに葛藤するくらいならもっと人のために時間を使いたいと思います。


2020年4月25日金曜日

【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】バンドマスター
【ルークカフェ・ローストラボ・クレモナ】コーヒー主任焙煎士

ぴかりん @池田市満寿美町13-7「ルーク・カフェ」

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