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学校では教えてくれない面白い英語 #41

こんにちは!
アメリカ留学中のぴおりです。

留学前から英語を話すことが好きで、英語を積極的に話していきたい!という心持ちでアメリカへやってきた私ですが、アメリカで暮らしていると、知らない人たちと話す機会が思っていたよりもずっと多くあります。

例えばレストランに入店します。
スタッフさんと "Hi how are you" という定型句を交わしたのちに席に案内され、そこからまたちょっとした雑談が始まることが多いです。
今日は何してたの?お腹すいてる?この店に来るのは初めて?
なんていった調子です。
"いや話はいいから注文すっぞ" という態度で行けばすぐに会話は終了するでしょうが、私はそんなちょっとした会話も楽しんでいます。

他にも、バスに乗っていると隣の人に、
"Ohhh I like your shirt!" なんて言われることもあります。アメリカの人たちは、みんな思ったことをすぐに言葉にして、すごく褒めてくれるので大好きです。こんなことを言われたら、
可愛いでしょ~私も気に入ってるの!日本で買ったんだけど~
なんて話を広げることもできます。相手が興味を持ってくれたのだから、私はその話題で、相手とコミュニケーションを取りたいと感じます。

こんな風に、アメリカに住んでいるとただそれだけで、たくさんの人とコミュニケーションをとることができるんですね!
他人と出会う場所に行くと、必ず誰かと会話をすることができます。

それってすごく魅力って感じるのですが、皆さんはどう思いますか?


さて今回は、そんな人々との何気ない会話で、この表現面白いな~と思った英語を紹介していこうと思います。
きっと日本の英語の授業では教えてくれない!
けどアメリカ(英語圏)では存分に使う!
そんな表現たちのご紹介です~~


I see you

おっとなんだか聞き馴染みのある響きですが、、、

I see you
直訳すると、「あなたが見える」ですね。
もちろん、見えるよーって言うときに使うわけではありません。

実は、かの有名な映画アバターでも頻繁に出てくる表現なので、知っている方もいるでしょうか。

I see you というのは、親しみを込めて「わかってるよ」「あなたが見えてるよ」という意味を表します。日本語では、なかなか同じ表現はないかと思います。

親が子供に、もしくは恋人同士や、仲のいい関係性で使われることが多いようです。
アバターでは、ナヴィ族に認められるようになったジェイクにネイティリがそっと告げるシーンや、ジェイクが息子たちに力強く告げるシーンが印象的でした。

私がこの言葉を耳にしたのは今年の初め。
こっちの大学で、先学期お世話になった先生に久々に会うことができました。なかなか話すタイミングがなく、去り際に何か声をかけようかなーと思っていたら、先生の方から私に近寄ってきてくれ、 "Hey, I see you!" と言われました。
"君がいるのわかってるよー!" というような意味合いで受け取り、ちょっと嬉しくなりました。

使う状況は結構特殊かもしれませんが、覚えやすい表現なのでぜひ使ってみてください。


Because why not

この表現、個人的にかなり好きで、最近特に多用してしまっています。

直訳すると、「だってなんでしないの?」です。気持ち悪い日本語ですね。

Why not というのは英語の授業でもよく聞くかと思いますが、「なんでダメなの?」から派生して、「いいね」や「もちろん」という意味があります。
-Do you wanna go shopping with me today?(今日ショッピング行く?)
-Why not!(いいね!)
という使い方ですね。

Because why not というのは、because がついていることもあり、理由を聞かれたときの返答によく使われます。
意味としては、「当たり前じゃん!」という感じです。ちょっと煽りが入っている可能性もあります笑

私がこれを聞いたのは、最近出会った友人との会話の中です。
スポーツの中でバレーボールが一番好きと言う友人。
私にもバレーをしようと誘ってきますが、私はバレーボールが得意ではなく、腕が痛くなるのもあってこれまで敬遠していました。
私はその友達に、「バレー痛いじゃん?なんでそんなに好きなの?」と聞くと、彼は笑顔で、 "Because why not!" と答えました。
"(理由とかなく)好きだからに決まってんじゃん!" って感じですね。

はい爽やか。返す言葉はございません。

理由とかなくて好きだからだよ!とか、当たり前っしょ!って言いたいときには万能です。あと反論の余地も与えません。あっさり論破(?)したいときにぜひご利用ください。


Respectful

これは表現というか一単語なのですが、アメリカでは頻繁に聞くのに上手い日本語訳がないという良い例だと思います。

Weblio英和辞典によると、
「(他人に対して)敬意を表する、ていねいな、いんぎんな」とありますが、なんかニュアンスが違う感が否めない、、、

私の印象としては、respectful は人への最高級の誉め言葉という感じです。
誰かを傷つけることなく、誰に対しても敬意をもって接していて、信頼できる人。
そんな人は間違いなくrespectfulです。

先学期のクラスで、クラスの誰が一番大人っぽいか、という話をしていた時に、満場一致で一人が浮かび上がりました。
理由はただ一つ。

He is so respectful for everyone.
誰にでも丁寧で、相手を尊重しているよね。

私も他人にこう言われるようになりたいものです!!

ちなみに、対義語の disrespectful もまたよく使われます。
こちらはわかりやすく、失礼、無礼 といった意味です。

人の目の前で悪口を言ったり、下品な笑いを取るような奴は、
"He's sooooo disrespectful!!!"
と言われてしまいます。お気を付けください!


You deserve it

これは結構面白い表現だと思います。
なんとこの表現、プラスにもマイナスにも使えます!

deserve というのは、価値がある、値する といった意味があります。

まずはプラス表現から。
"You deserve it!⤴" と雰囲気よく言われたら、"あなたにピッタリよ!" という意味です。喜んでオッケーです!!

良いことをした後にお礼をもらい、もらっていいのかなーなんて思っていたら、明るく "Yes, you deserve it!"(ええ、良いのよ!) と言われたり。

常連のブランドショップから会員特典をもらい、 "You deserve it!"(あなただけのために!) と書かれていたり。

プラスの You deserve it は、嬉しいこと尽くしですね!ありがたく受け取りましょう⤴


一方のマイナス表現。
"You deserve it!" は低いトーン、もしくは、したり顔で言われてしまうかもしれません。
意味としては、「身から出たサビだ」「ざまあみろ」といったところです。言われたくないですねーーー

アニメの悪者なんかが、弱った主人公に "HAHAHA you deserve it!"(ハハハ、ざまあみやがれ!) なんて言う印象が強いです。

他にも、宿題をやらずに先生に怒られているのを見て、友達が "well, he deserves it"(まあしゃーないよな) なんて言うような。


これも結構使いやすいですよね。
ぜひプラス表現で言われたい言葉です。


Go-to

~へ行く じゃないですよ!

go-to と間にハイフンがついていると、「お気に入り、頼りにできる人」という意味になります。

これはYelpなどのレビューサイトを見ていると、もう二件に一件くらいは書いてあります!!

レストランのレビューでは、
"This place is the best go-to for me in this area!"
このレストランは、この一帯で一番のお気に入り!
と書かれています。

美容院のレビューでは、
"John is definitely my go-to, he does his job."
ジョンは最高にお気に入り。彼は最高の仕事をする。
なんて書かれています。

気に入ったら人でも場所でもとりあえずgo-toです。
レビューを見ていると、他人のgo-toが結構参考になるんだな!


Chill

「チルい」なんて表現が日本でも流行っていたので、何となく意味が分かる方も多いかと思いますが、
実は日本の「チルい」って、chillの半分くらいの意味しかありません!

「チルい」と言ったらなんとなく、「まったりゆったり」みたいな、スローな印象があると思います。日本では、「この曲チルいよね」とか「カフェでチルしない?」なんて言ったりしますよね。

Chillに確かにそういった「落ち着いた」という意味もあります。
ですが特に最近では、「イケてる、かっこいい」という意味で使うことの方が多いです。

この間友達にパーティーに誘われたとき、周りの人全然知らんやん、、、と思っていると、その友達がそっと
"I'm sure you'll be friends with them! They're so nice and chill."
大丈夫、友達になれるって!あいつら良い奴だしイケてるからさ。
と言ってくれました。

確かにみんなchillでした!

最近の若者言葉といった印象ですが、chillは人に使われる場合、大概誉め言葉です。みんなもchillになりましょう。


番外編 Cute

最後に番外編です。

Cuteの意味を知らない人はいませんよね?
可愛いって意味です。キュートです。

どう考えてもcuteは誉め言葉じゃないですか。
日本でも可愛いって言われたら、たいていの女の子は嬉しいし。女子同士すぐ言い合うし。

しかしアメリカで言うcuteは、必ずしも誉め言葉じゃないんですねー
しかも男女によって使い方が違います。

まずは男性に言うcute。
通常女の子同士で、
"ohhhh he's so cuuuuute!!!!"
なんてドラマでも現実でも頻繁に言いますが、これは男の子が可愛いと言っているのではなく、かっこいい、魅力的といった意味です。ちょっと色気を感じたりすると、cuteもしくはhotがよく使われます。
ただし、 "You're cute" なんて面と向かって言ってくるおねえさんは、大概小ばかにしている可能性があるので注意です。

一方女性に言うcute。特に大人の女性に対してですね。

私は!男性陣に!You're cuteとか言われて!喜んでましたっ!!!
これは喜ぶべきことじゃない!!!!!

cuteというのは、小さな子供や動物などに対しては頻繁に「可愛い」という意味で使われます。しかしこれは、小さなものや愛でるものが対象の場合のみ。
大人の女性を「可愛い♡」と褒めるときにcuteと言うのは、若干失礼に当たります。通常は、lovely、beautiful、prettyあたりを使います。

そんなの知らなかった、、、

cuteだね!なんて言ってくる口軽男たちに、「はいはいさんきゅ」とか言いながら満更でもなかったのですが、彼らは別に私を女と見ているわけではなかった!!

日本人はちっこくて、世界の中では童顔だから、ガキっぽく思われていたのでしょう、、、悔しい、、、

日本のレディたち!!
男たちの言うcuteに騙されちゃだめですよ!
cuteなんて言われたら、 "Oh thank you cute little boy (chu)" とでも返してやりましょう!
(その後の責任は取りません)


まとめ

以上が、私の思う英語のおもしろ表現でした!
ちょっとは勉強になりそうじゃないですか?

日本の英語の授業で習うのは文法ばかり。
単語の意味も一つや二つしか教えてもらえず、表現方法を学ぶ機会はなかなかありません。

しかし映画やドラマを見たり、現地で人と会話をしていると、「お!この表現面白いぞ!」と思うことは度々あります。

まだまだ知らない表現や日本にはない表現はたくさんあるので、色んな人と会話をして知っていきたいと思います!
また面白い表現を学んだら紹介します。


ではご愛読ありがとうございました!
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ぴおりでした。

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