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そして、時は動き出す



33歳にして滝を見ての感想

 これまで、箕面、那智など、いくつかの滝を見てきたが、
    「あぁ〜マイナスイオン感じる〜」
と適当に言って、5分程度鑑賞して、その場を離れていた。
 今思えば、「なんともチープで陳腐な滝鑑賞」だったことでしょう。Yo!  ww
 そこで、令和4年8月!33歳にして人生で二度目の、和歌山県「那智の滝(瀧)」に観光で行きました。
 そこで私が感じたことは

滝の流れるさまには「時間」により見せる顔が違い
そこに「美しさ」を感じ、マイナスイオンが増した(言い過ぎ)

ということです。

※タイトルの「そして、時は動きだす」は、私の大好きな漫画ジョジョの奇妙な冒険第3部、主人公空城承太郎が「時間を止める能力」を使用した後にのセリフを参照。


滝は、時間によって見た目が変わる。

 これは、言葉の通りです。
 たとえば、鑑賞する季節によって、風景としての印象が変わります。
 夏であれば力溢れる緑が、秋には力の盛衰を表す紅葉が、滝の映えさせ方を変えてくれます。
 私が感じたのは、それだけではありません。
 たとえば、
    強い風が吹けば、滝の水が落ちる場所が変わる
    落ちる場所が変われば、水が岩に衝突する場所が変わる
    衝突した水飛沫の形が変わる
    落ちる水の量も常に変化し続けている
などで、言い出せばキリがありません。
 那智の滝を見たことがある人ならわかるとは思うのですが、那智の滝の中央付近には、「大きな凸」があります。
 この凸のおかげで、これらの変化が直球ストレートに感じられることができます。
 那智の滝は、この時間によって、見え方の違いを私に教えてくれ、その様に私は「美しい」と感じたのです。
 あぁ〜マイナスイオンですね〜



最後に

 滝を鑑賞した後の帰り道での出来事を紹介させてください。
 階段を上がり、出入り口の鳥居の手前付近です。
 そこには、「世界遺産那智の滝」等と刻印された石碑?があります。
 そこで、観光客は記念写真を撮るわけなのですが、その時の状況が感慨深かったんす。
 3歳位の双子の男の子が、カメラを持ったお父さんに対して
 「撮って!撮って!」
とニヤニヤしながら、カメラに向かって色んなポーズを撮っていました。
 この光景を見て、私も含め、その前を通る人々達は「あぁ〜子どもは無邪気でかわいいなぁ〜」と感じていました。
 そこに、石碑で写真を撮るために並んでいた別の家族がいました。
 家族構成は、父母40歳代、娘15歳位?といった感じでした。
 その家族のお父さんは、娘に対して言いました。
 「よし!ここで撮るから、(石碑の)横に立って」
と。
 「は?いやや。」
娘は即答でした。

三歳位の双子の男の子、15歳位の女の子、

 約12年という月日が、こうも「子どもの成長過程を記録したい」という親心に対して、反応が変わるものか。

 那智の滝を見た後だっただけに「これもまた『時間が生み出した美しさ』なのか(絶対ちゃう)」と感じました。


 滝を見て何を感じるのか、それは人それぞれです。
 人によって何を感じるのか、色んな感じ方を知りたいと感じました

 最後まで見ていただきありがとうございました。

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