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本「ぼそぼそ声のフェミニズム」から抜粋
「ぼそぼそ声のフェミニズム 栗田隆子著 2019年 作品社」から気になった一節を抜粋
「組織」に向き合う (p96,97) (「女性と貧困」関係の活動に触れ)
「(略)個人より組織の維持を考えれば、途端に運動は強者のためのものとなる。それゆえ、組織について私はますます考えざるをえない。内部で声を抑圧することのない組織とはどのように作ったら良いのか。
(略)女性たちが、声を出すこと、自分たちの
「子どもの福祉」「子どもの最善の利益」という言葉
離婚後の子どもの親権や面会交流などの取材をしたり、関連書物を読んだりしていると、「子どもの福祉」「子どもの最善の利益」という言葉を頻繁に目と耳にする。行政、裁判所、弁護士、争う親同士の間など。
それぞれが「『子どもの福祉』『子どもの最善の利益』のため」として主張を展開するのだが、親の離婚を経験した子ども自身に聞いてみると、この言葉の印象は非常によくない。
ある男性は言う。
「子どもにとっては