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"魚の頭のお肉が好き"で地元をつなぐ(フードエッセイではない)

note(ほぼ)デビュー時、こんな偏愛も書きましたが、魚の頭が好きです。

もう少し細かくいうと"魚の頭と目のお肉"が好きなんです。


始まりは、幼い頃から愛する伊豆・今井浜で、大人になってから食べた有頭の巨大な金目鯛の煮付けだったと思います。(切り身の「金目鯛の煮付け」とは全然違うおいしさです)。

今日のサムネイル画像はその伊豆・今井浜で食べた4000円の金目鯛丸ごとの煮付けです。


これを見ていたら毎日でも食べたくなるのですが、家でも近所でも、魚の頭(と目の周りについたお肉)に目がないという話をします。

いわゆるフードエッセイは得意でない私なので


魚の頭と「魚●」という店名が2つの場所をつなぐショートエッセイです。

最近までお世話になっていた東京の近所で日常的に、これからお世話になる海側の近所でちょっと特別な日に食べた魚の頭メインで紹介します。

皆さんの食欲および読み返した自分の食欲がそそられれば、もう十分ミッションコンプリート。

東京で安くて美味しい焼きものや刺身いっぱいの店。お世話になりました。


これは二つの家を右往左往し、手抜きしたかった休前日に美味しい家メシと晩酌の1品になった頭の塩焼き。

私はひとりでも充分くいしんぼうなので、これで充分ワインが進みました。

一方、次は久しぶりに外食の話です。

引っ越し当日早々お世話になったのは、きっと皆さんの近所にもどこの街にもある地元の活魚料理とお酒自慢の仕出し屋兼小料理屋さんです。

近所の人はもう「居酒屋」と呼んでいるのかもしれませんが、来たばかりの新参者の私たち家族には「はじめまして」。



このお店では鍋や天ぷらのコース料理が基本の他、昼の定食ランチの値段も2000円前後となかなかリッチ。インスタメディア経由で見ると、遠方から「女子旅」などで訪問する人がいるほどの店です。

これがその投稿。撮り方の美しさは比較になりませんが、久しぶりの家族で懇親なので、魚の頭(こちらの料理名は「かぶと」煮・または焼)に刺身盛りなど、お酒と一緒にいつもより豪華に3人でつついた一景。

人と囲んでつつく魚の頭も素晴らしい(他の料理も”踊るように”喰らってしまうお決まりは…)



「魚寅」からの「魚勝」。前からちょっと不思議だなと思っていたのは、全国チェーンの居酒屋「魚民」、都会で幹事をした時、設定すれば大体喜ばれた「魚金」グループなどなど、
他にも少し調べれば次々出てくる「魚なんとか」という店。

うまい魚を食べさせる店ってだいたい「魚●」の2文字が定番なのですね。

"魚の頭と目のお肉好き"だけでなく...


お肉も希少部位が好きです。

冬なら筆頭はクリスマスイブにも食べたモツ鍋ですが、もつ煮、もつ焼きが大好物です。

家庭の趣向の関係で、幼児の頃から家で出た覚えはゼロ。

両親は父は△(まあまあ)、母は大バツ×(大の不得意)というくらい動物の肝や臓物など得意でないので、誰が生み出した子なのでしょうか。

これは完全に後天的に覚えた「うまい味」です。

ちょっと閑話休題

魚に白ワインが合うのでワイン目当ての方も魚屋推奨です。

こうして「魚の頭と目のお肉」が好きと公言する時に思い出してしまうのが、幼い頃父とよく回し読みした漫画『サザエさん』のミニサイズの単行本の中のサザエさんとワカメちゃんの会話です。

(noteの脈絡がちゃんと魚介に紐づく不思議)

もううろ覚えですが、どこかお呼ばれの席で大人に「好きな食べ物は?」ときかれ、ワカメちゃんが「お魚の目の周り」と答えます。

するとサザエさんが「こらお前」と恥ずかしそうに顔を赤らめ、ワカメをたしなめる4コマ。

え?やっぱり、そうなの?

「育ちが良くない」と見えて、恥ずかしい・・・だと?!?!


とは、別にどこにも書かれていませんが、読者は確実にそう読み取れるし、そういえば魚の頭や肉の希少部位が好き!と言う私に、母も似たようなことを言いました・・・

大人になってから家族と「好き」で重なる部分も出来ましたが、一方、昔から全く重ならない部分はずっと変わらない。

この構造(母サザエ私ワカメ構造)は私ワカメ「ちゃん」が30代になっても変わっていく気配はなさそうですからね。


いいんです。すれ違う美味しい、好きはあれど、魚の頭を家族一緒に囲んで幸せな日曜日でした。

この娘を生んだ父も母も(その父も母も、祖父母の代まで)根っからくいしんぼうが変わらないので、お酒以上に「他の料理はまだかまだか」と他の料理も”踊るように” 喰らっていました。

今日の話はここまでですが、どの街でも美味しい「魚●」があるという、謎の安心感があります。

私の希少部位偏愛の小話はどこか頭の片隅にでも置いていただき、皆さんもお家や外食でワイルドな魚食体験をぜひ楽しんでみてくださいね。

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