100日後に死ぬGAFAMのぼくが台湾に人柱を連れて行く理由
71日目。
暇すぎるので相席食堂を一気観している。毎回違うレポーターが色んな場所をぶらり旅して、そのロケVTRにお笑いコンビの千鳥がツッコミを入れていく番組だ。
台湾に行く回があって、レポーターが地元の人にコーリャン酒を勧められていた。58度ある強烈な酒だ。
ぼくが台湾出張に行ったときも、取引先にコーリャン酒をめっちゃ勧められたのを思い出した。
ぼくはあまり酒が飲めないが、乾杯しないのは失礼にあたるので地獄だった。
やけくそで一杯目を飲み干すと、二杯目が注がれてぼくの前に置かれようとしていた。
くそが…と思いながら横を見ると、上司が頑張って二杯目を飲もうとしているところだった。
ちびちびではなくグイっといくものなので、上司が二杯目をグイっといくのに上を向いた瞬間に、ぼくの二杯目を上司の前にズイっと置いて、
あ、三杯目がきてまっせ!
と言った。上司はぼくの二杯目も飲んだ。
それを繰り返し、ぼくは上司へのスルーパスを決め続けた。ぼくはウーロン茶に移行した。
会食が終わるころには上司はべろべろになっており、まっすぐ歩けなくなっていた。ぼくは優しいので、めんどくさいなーと思いながらも上司をホテルまで連れて帰ってあげた。
翌日上司はひどい二日酔いになっていた。気持ち悪いわー頭痛いわーとしきりに言うのがうるさいなーと思った。怪しまれないようにぼくも二日酔いのフリをして、そっすねーやばいっすよねーと合わせていた。
台湾とか中華圏に出張に行くとこういう洗礼が待っているので、人柱になってくれるような人に同行してもらうのをおすすめします。
ぶりおとぼくのエブリデイ
休日の午前中、ぼくがなかなか起きないでいるとぼくの足をめっちゃ噛んでくる
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