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北欧の旅と雑貨 pieni kauppaです。 期間限定のウェブショップを不定期オープン。 著書に「北欧フィンランドのかわいいデザインたち」 「ゴー!ゴー!フィンランド 改訂版」「北欧のかわいいデザインたち」など。 http://www.pienikauppa.com

マガジン

  • pieni kakku kauppa ちいさなお菓子屋さん

    北欧のお菓子と料理、研究中。

  • 映画で旅するフィンランド

    海外へ行く事がなかなかできない今…少しでもフィンランド気分を味わうためにできる事のひとつが「映画を観ること」。そして映画を観ながら「あ、この場所見に行ったな…」と思い出すことがたまにあります。そこで!過去に撮りためた写真ファイルからロケ地の写真を探し出し、ちょっとした旅気分を味わう…という「ロケ地めぐり」、はじめました。

  • ゴー!ゴー!フィンランド 2019

    2019年に訪れたフィンランドの旅日記。歩いてみつけたお店やおいしいもの、泊まったホテルの情報などをまとめました。

最近の記事

「チョコレートセムラ」のレシピ

イースターの前に断食をする習慣があったころ、その断食前に食べられていたという甘い菓子パン。 スウェーデンでは「semla セムラ」、フィンランドでは「Laskiaispulla ラスキアイスプッラ」と呼ばれ、この時期にパン屋さんやスーパーマーケットで販売されています。 ベーシックなものはアーモンドフィリングに生クリーム、パンもカルダモン風味の普通のパンですが、以前アレンジしたチョコレート風味がおいしかったのでレシピをまとめてみました。 材料(10個分) ≺パン生地≻ 薄力

    • フィンランドのクリスマスのお菓子「Joulutorttu」のレシピ

      フィンランドでは、クリスマスに「Joulutorttu ヨウルトルットゥ」と呼ばれる星の型のお菓子を家庭で作るのが習慣なのだそう。パイ生地の真ん中に、ドライプルーンで作ったフィリング(スーパーマーケットには専用のジャムも売っています!)を乗せて焼いたサクサクのパイ菓子。見た目もクリスマスにぴったりの可愛らしい形です。 材料(10〜12個分) バター 120g 小麦粉 120g ベーキングパウダー 小さじ1 サワークリーム または 水切りヨーグルト 100g 打ち粉用小麦粉 

      • 映画で旅するフィンランド トーベ・ヤンソン【TOVE トーベ】

        ムーミンシリーズの著者として知られるトーベ・ヤンソン。 ムーミンだけでなく大人向けの小説などの著書も多数あり、画家として絵も描いていたり。 そんなトーベの生き方をちょっとだけ覗き見…という今回の映画「TOVE」はムーミンではなく、トーベが主役。意外な描かれ方に驚いたけど、その意外性がこの映画の魅力。 2019年にヘルシンキ行ったとき、通りかかったUllanlinnaのトーベ・ヤンソンのアトリエのあった建物。エントランス横にはトーベの顔の記念碑が。 中に入ることはできないの

        • フィンランドのシナモンロール「korvapuusti」のレシピ

          10月4日は「シナモンロールの日」。 フィンランドのシナモンロールは "korvapuusti" (ビンタされた耳)と呼ばれ、つぶれた耳のような?形をしています。 このフィンランド風の成型の仕方はいくつかありますが、ヘルシンキのパン屋さんや家庭の手づくりのものでよく見かける形をご紹介。 ちなみに生地はカルダモンロールと同じ生地なので、伸ばした生地を半分にしてシナモンロール・カルダモンロール両方を作るのもおすすめです。 材料(8~10個分) 準強力粉 400g グラニュー糖

        「チョコレートセムラ」のレシピ

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        • pieni kakku kauppa ちいさなお菓子屋さん
          13本
        • 映画で旅するフィンランド
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        記事

          映画で旅するフィンランド ヘルシンキ・Bulevardi【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】

          フィンランド・ヘルシンキで小さな画廊を営むオラヴィ。 映画の中でその画廊はヘルシンキ中心地に近いBulevardi通りにあり、フィンランド好きなら「Bulevardi通り」と聞いてまず思いうかべるのは、老舗カフェ「Ekberg エクベリ」。この映画でもお茶したりおいしそうな菓子パンをテイクアウトしたりと実名で何度も登場します。 都心なのに静かなBulevardi通りにあるおすすめスポットを過去のアルバムから探してみました。(2019年以前の情報です) ↑ ヘルシンキに行くた

          映画で旅するフィンランド ヘルシンキ・Bulevardi【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】

          8月9日はムーミンの日。

          2005年8月9日。この日がはじめての「ムーミンの日」だそうで、ムーミンは誕生日がいつなのか不明なため、作者のトーベ・ヤンソンの誕生日を「ムーミンの日」に決定したそう。 ここ最近はアラビアの「ムーミンの日」マグが発売されたり、フィンランド好きにとってはおなじみの日となっています。 フィンランド生まれのムーミンですが、キャラクターグッズが豊富な日本にいるとフィンランドにはどんなに素敵なムーミングッズがあるんだろう…と楽しみに旅行に行くことが多いかもしれません。 もともと、日本

          8月9日はムーミンの日。

          スウェーデンのスイーツショップ「Pärlans」

          行ってみたいと思いながら行きそびれているお店。それはスウェーデン・ストックホルムにある「Pärlans」。手作りキャラメルがメインの商品で、お店はスウェーデンのクラシックな雰囲気をテーマにしています。 旅行中にたまたま買った本がPärlansのもので、そこでお店を知ったのでした。この本にはキャラメルと、スウェーデンの昔ながらのスイーツのレシピが載っていて、クラシックなスタイルを楽しむ工夫(ヘアスタイリングまで!)がいっぱいで可愛いくてひと目惚れしたのです。 今年は阪急百貨

          スウェーデンのスイーツショップ「Pärlans」

          映画で旅するフィンランド marimekko マリメッコ【ファブリックの女王】

          今年の5月21日でmarimekkoは創業70周年を迎えたそう。 いつの時代のものを見てもかわいいと思えるファブリックを創り出しているmarimekkoの映画「ファブリックの女王」。2015年にフィンランドで制作された、marimekko創業者のアルミ・ラティアの人生を描いた映画です。 1951年、戦後すぐのフィンランドでファブリックのプリント会社「Printex」を創業したアルミ・ラティア。華やかなファブリックの対極にあるかのように描かれた彼女の波乱万丈な人生。 フィンラ

          映画で旅するフィンランド marimekko マリメッコ【ファブリックの女王】

          5月15日は「カルダモンロールの日」!レシピ

          5月15日はスウェーデンでは「カルダモンロールの日」なのだそう。 シナモンロールだけでなく、カルダモンのたっぷり入ったカルダモンロールもスウェーデンではよく見かけました。 成形の工程は写真付きにしたので、ぜひ作ってみてください☆ 材料(12個分) 準強力粉 400g グラニュー糖 80g インスタントドライイースト 5g 粗挽カルダモン 5g 塩 6g 牛乳 220ml 卵 30g バター 60g <フィリング> バター 50g グラニュー糖 50g 粗挽カルダモン 

          5月15日は「カルダモンロールの日」!レシピ

          フィンランドの「sima風サイダー」のレシピ

          フィンランドで5月1日のvappuの時期に欠かせないドリンク「sima シマ」。スーパーマーケットに行くといろいろな種類のものが売っていますが、もともとは自家製の飲み物。 瓶に水、砂糖、レモン、レーズン、イーストを入れて発酵させてつくるのだそう。 ↑セラミックアーティストさんの工房に遊びに行ったときにいただいたsima。フィンランドで飲んだsimaは透き通っているのにカルピスの味がして、そうか、発酵のうまみなのか!と納得した記憶があります。 しかし自家製だと、いい具合に発

          フィンランドの「sima風サイダー」のレシピ

          フィンランド風ドーナツ「munkki」のレシピ

          5月1日はフィンランドでは春を祝う祝日Vappu(ヴァップ)。この時期に食べるmunkki(ムンッキ イースト生地のドーナツ)。レシピ本を訳したりして試作を繰り返した「おうちで楽しむフィンランドのムンッキ」レシピです。 材料(8個分) 強力粉 100g 薄力粉 100g グラニュー糖 35g インスタントドライイースト 3g カルダモンパウダー(または粗挽カルダモン) 3g 塩 3g 牛乳 80〜100ml 卵 30g バター 30g サラダ油(菜種油など) 適量 グ

          フィンランド風ドーナツ「munkki」のレシピ

          映画で旅するフィンランド 世界遺産の街Rauma【オンネリとアンネリのおうち③】

          前回のラウマの街のかわいい風景に続き、今回は「かわいい家」編。 古い木造のおうちがたくさん残るラウマ。細い路地にかわいい風景が広がり、古い映画の中にいるようでした。 ↑ 家の入口にかわいい表札とお花。 ↑ パステルグリーンの外壁と窓に積まれた古い本。 ↑ ブルーグレーと窓の感じがたまらなく素敵。 ↑ ムラのある塗りがイラストのよう。絵本にでてきそうでかわいい! ↑ にせモノの窓があるおうちも。 夢の中のようなかわいい街、ラウマ。またいつか行けるかな…

          映画で旅するフィンランド 世界遺産の街Rauma【オンネリとアンネリのおうち③】

          映画で旅するフィンランド 世界遺産の街Rauma【オンネリとアンネリのおうち②】

          映画「オンネリとアンネリのおうち」でかわいい街を見てみたくて訪れたラウマ。小さな街ですがたくさん写真を撮っていました。 今回は街で見かけたお店編。 ↑ 昔ながらの佇まいの鞄屋さんの看板は鞄型。 ↑ カフェもあるパン屋さん。看板はドイツっぽいデザイン。 ↑ カフェでひとやすみ。フィンランド料理「カルヤランピーラッカ」を。 テーブルに敷いてあるレースはラウマの名産品なのだそう。 ↑ アイスクリーム屋さんもクラシックな雰囲気。よく見ると窓のむこうで店員さんが「写真撮ってる!

          映画で旅するフィンランド 世界遺産の街Rauma【オンネリとアンネリのおうち②】

          イースター前に食べる「semla」「Laskiaispulla」

          スウェーデンでは「semla セムラ」、フィンランドでは「Laskiaispulla ラスキアイスプッラ」と呼ばれるこの菓子パン。イースターの断食前に食べるカロリーのかたまりのような伝統菓子なのです。現代では断食の習慣はなくなりましたがこれを食べる習慣だけは残っています。 セムラのシーズンが来るとカロリーに怯えながらも作りたくなり、毎年いろんなアレンジをしています。昨年はチョコ&ココア風味、今年はミルクジャムにアーモンドを混ぜたフィリングに。 この時期にはあまり旅をしてい

          イースター前に食べる「semla」「Laskiaispulla」

          フィンランドのお菓子「Runebergin torttu」のレシピ

          フィンランドでこの時期に見かけるお菓子「ルーネベリタルト」。フィンランドの詩人 ユーハン・ルートヴィーグ・ルーネベリ(1804‐1877)の奥さんが作っていた彼の好物だそうで、ルーネベリの誕生日の2月5日に食べる伝統的なお菓子なのです。 クリスマスの残り物のクッキーを使って作られていたというこのお菓子。デコレーションも簡単なので、ぜひつくってみてください。 <直径4㎝のマフィン型 8個分> バター 100g (室温に戻す) グラニュー糖 80g 卵 1個 薄力粉 80g(ふ

          フィンランドのお菓子「Runebergin torttu」のレシピ

          映画で旅するフィンランド 世界遺産の街Rauma【オンネリとアンネリのおうち①】

          フィンランドのこども向け映画「オンネリとアンネリのおうち」をはじめて観たのは2018年のトーキョーノーザンライツフェスティバルでした。 パステルカラーのかわいらしい街で、二人で住む家があるといいね…と夢を語り合うオンネリとアンネリ。 エンドロールでふとロケ地らしき市街の「Loviisa」という名前を目にして、いつかこの街に行ってみたい…と思って調べたところ、ヘルシンキからバスで4時間近くかかり短い旅の中ではちょっと行きづらい。 それなら、古い街並が世界遺産になっているフィンラ

          映画で旅するフィンランド 世界遺産の街Rauma【オンネリとアンネリのおうち①】