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pieni kakku kauppa ちいさなお菓子屋さん

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北欧のお菓子と料理、研究中。
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記事一覧

「チョコレートセムラ」のレシピ

イースターの前に断食をする習慣があったころ、その断食前に食べられていたという甘い菓子パン。 スウェーデンでは「semla セムラ」、フィンランドでは「Laskiaispulla ラスキアイスプッラ」と呼ばれ、この時期にパン屋さんやスーパーマーケットで販売されています。 ベーシックなものはアーモンドフィリングに生クリーム、パンもカルダモン風味の普通のパンですが、以前アレンジしたチョコレート風味がおいしかったのでレシピをまとめてみました。 材料(10個分) ≺パン生地≻ 薄力

フィンランドのクリスマスのお菓子「Joulutorttu」のレシピ

フィンランドでは、クリスマスに「Joulutorttu ヨウルトルットゥ」と呼ばれる星の型のお菓子を家庭で作るのが習慣なのだそう。パイ生地の真ん中に、ドライプルーンで作ったフィリング(スーパーマーケットには専用のジャムも売っています!)を乗せて焼いたサクサクのパイ菓子。見た目もクリスマスにぴったりの可愛らしい形です。 材料(10〜12個分) バター 120g 小麦粉 120g ベーキングパウダー 小さじ1 サワークリーム または 水切りヨーグルト 100g 打ち粉用小麦粉 

フィンランドのシナモンロール「korvapuusti」のレシピ

10月4日は「シナモンロールの日」。 フィンランドのシナモンロールは "korvapuusti" (ビンタされた耳)と呼ばれ、つぶれた耳のような?形をしています。 このフィンランド風の成型の仕方はいくつかありますが、ヘルシンキのパン屋さんや家庭の手づくりのものでよく見かける形をご紹介。 ちなみに生地はカルダモンロールと同じ生地なので、伸ばした生地を半分にしてシナモンロール・カルダモンロール両方を作るのもおすすめです。 材料(8~10個分) 準強力粉 400g グラニュー糖

スウェーデンのスイーツショップ「Pärlans」

行ってみたいと思いながら行きそびれているお店。それはスウェーデン・ストックホルムにある「Pärlans」。手作りキャラメルがメインの商品で、お店はスウェーデンのクラシックな雰囲気をテーマにしています。 旅行中にたまたま買った本がPärlansのもので、そこでお店を知ったのでした。この本にはキャラメルと、スウェーデンの昔ながらのスイーツのレシピが載っていて、クラシックなスタイルを楽しむ工夫(ヘアスタイリングまで!)がいっぱいで可愛いくてひと目惚れしたのです。 今年は阪急百貨

5月15日は「カルダモンロールの日」!レシピ

5月15日はスウェーデンでは「カルダモンロールの日」なのだそう。 シナモンロールだけでなく、カルダモンのたっぷり入ったカルダモンロールもスウェーデンではよく見かけました。 成形の工程は写真付きにしたので、ぜひ作ってみてください☆ 材料(12個分) 準強力粉 400g グラニュー糖 80g インスタントドライイースト 5g 粗挽カルダモン 5g 塩 6g 牛乳 220ml 卵 30g バター 60g <フィリング> バター 50g グラニュー糖 50g 粗挽カルダモン 

フィンランドの「sima風サイダー」のレシピ

フィンランドで5月1日のvappuの時期に欠かせないドリンク「sima シマ」。スーパーマーケットに行くといろいろな種類のものが売っていますが、もともとは自家製の飲み物。 瓶に水、砂糖、レモン、レーズン、イーストを入れて発酵させてつくるのだそう。 ↑セラミックアーティストさんの工房に遊びに行ったときにいただいたsima。フィンランドで飲んだsimaは透き通っているのにカルピスの味がして、そうか、発酵のうまみなのか!と納得した記憶があります。 しかし自家製だと、いい具合に発

フィンランド風ドーナツ「munkki」のレシピ

5月1日はフィンランドでは春を祝う祝日Vappu(ヴァップ)。この時期に食べるmunkki(ムンッキ イースト生地のドーナツ)。レシピ本を訳したりして試作を繰り返した「おうちで楽しむフィンランドのムンッキ」レシピです。 材料(8個分) 強力粉 100g 薄力粉 100g グラニュー糖 35g インスタントドライイースト 3g カルダモンパウダー(または粗挽カルダモン) 3g 塩 3g 牛乳 80〜100ml 卵 30g バター 30g サラダ油(菜種油など) 適量 グ

イースター前に食べる「semla」「Laskiaispulla」

スウェーデンでは「semla セムラ」、フィンランドでは「Laskiaispulla ラスキアイスプッラ」と呼ばれるこの菓子パン。イースターの断食前に食べるカロリーのかたまりのような伝統菓子なのです。現代では断食の習慣はなくなりましたがこれを食べる習慣だけは残っています。 セムラのシーズンが来るとカロリーに怯えながらも作りたくなり、毎年いろんなアレンジをしています。昨年はチョコ&ココア風味、今年はミルクジャムにアーモンドを混ぜたフィリングに。 この時期にはあまり旅をしてい

フィンランドのお菓子「Runebergin torttu」のレシピ

フィンランドでこの時期に見かけるお菓子「ルーネベリタルト」。フィンランドの詩人 ユーハン・ルートヴィーグ・ルーネベリ(1804‐1877)の奥さんが作っていた彼の好物だそうで、ルーネベリの誕生日の2月5日に食べる伝統的なお菓子なのです。 クリスマスの残り物のクッキーを使って作られていたというこのお菓子。デコレーションも簡単なので、ぜひつくってみてください。 <直径4㎝のマフィン型 8個分> バター 100g (室温に戻す) グラニュー糖 80g 卵 1個 薄力粉 80g(ふ

フィンランドのブルーベリーパイ「mustikka piirakka」のレシピ

フィンランドがますます遠く感じるこの頃… 旅行になかなか行けない今、できるのは、今まで旅先で撮った写真を眺めたり、フィンランド映画を観たり、フィンランド料理を作ったり…といったところでしょうか。 今日はひさしぶりにフィンランドのブルーベリーパイ「Mustikka piirakka」を焼いたので、レシピをご紹介。 家庭で楽しむスイーツなので、気軽に作れるのが魅力。 <24cmタルト型 1台分> ・クッキー生地 薄力粉 100g 全粒粉 40g グラニュー糖 80g バター

世界一マズい⁈ Salmiakkikeksi

手づくりで楽しむ北欧のジャム Hillo

ブルーベリーパイ Mustikkapiirakka