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文字を書くのもモノづくりになるのかな。

椅子の本を読んでいる。

誰がどんな目的で作ったのかを知ると物に対する見方が変わる。お洒落インテリアショップに置いてあるのを見たことがある程度の椅子が今では憧れの商品になってしまった。

前回の続きです(読まなくても大丈夫だよ)


椅子について興味を持つと家具や建築にも興味が湧いてきた。今日は図書館で家具屋さんの本を読んでいた。

椅子や棚を作る工程を紹介してくれている。図面を書いてパーツを作って組み立てる。ノコギリや金槌、電動式の道具も使って作られていく様子は見ているだけでわくわくする。

木を加工していくと使わない部分が出てくる。再利用できない箇所はゴミとして処分される。小さい木のかけらは空気中に舞うのでホコリっぽくなる。吸い込むと咳き込んでしまいそうで息苦しい。

服も汚れるし手を怪我することもあるだろう。

家具を作ってみたい気がするけど苦しいのと痛いのは嫌だな。服が汚れるのは別に構わないけど咳き込んだり血が出るのは怖い。家具を作るのは楽しそうだけど大変な部分もあることを学んだ。


僕もなにかを作りたい。


僕は細かいことが気になる性格なので工程が多いことを苦手としている。

①:簡単にできることに
②:最大限の熱意を込めたい


例えばnoteに文章を書くこと。

パソコンを立ち上げてキーボードを叩くと文字が入力される。使い慣れている日本語を組み替える作業だから簡単にできる。素早いタッチタイピングは得意じゃないけど自分が困らない程度の入力はできるから①が達成される。

次は②の工程。

ざ〜っと勢い良く書いた文章を読み返す。誤字脱字がないか、読みやすい文章になっているか。下書きに保存した文章をスマホで確認する。

パソコンとスマホでは文字の改行位置が違ってくる。ポコポコと余白が空きすぎないように、ギュ〜っと文字が詰まりすぎないようにホワイトスペースを確保する。

だいたい納得できたら画像を選ぶ。

自分で作ってもいいんだけど誰かが作った画像を借りるのが楽しい。僕が書いた文章に合う画像に巡り会える確率は高くない。ピッタリの画像が見つからないときは、画像から受け取るイメージに寄せてタイトルと本文を書き直していく。

だいたいできたら読んでほしいひとをイメージしながら読み返す。

「あのひとに伝わるかな。分かりにくいかな。偉そうになってないかな。かわいく書けたかな」

80%くらい納得できたら投稿する。

投稿してからも読み返す。なぜか投稿してから読み返すと気になる箇所が出てくるから不思議。ここまですると②が達成される。


まとめると「書く」と「書き直す」作業。


文章を書く前に何をどの順番に書くかを決めておくと書きやすいと教わったことがある。家具でいうと図面ですね。設計図がある方が最短距離を移動できる。

最初から伝えたいことが決まっている場合はいい方法だと思うけど、僕は書きながら考えたいから設計図は書いていない。

その代わり何度も読み返す。

適当に書いてパパッと仕上げちゃうときもあるんだけど、なるべくていねいに心を込めて書いていきたい。



文章を書くこともモノづくりになる。

どんな形でもいい。車でもTシャツでも玉子焼きでもいい。大切なことは中に何を込めるのか。目に見えるモノは全て入れ物だからね。

モノづくりは楽しい。書くことも楽しい。

白い背景に黒い文字を書くシンプルな行為。
シンプルだからこそ奥が深いですね。



おしまい



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