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エッセイ | #初投稿

 個人的なことだが、おとといくらいから、なんとなくスランプ状態がつづいている。
 「書くことがない」「ネタがない」というわけではないが、心の底から書きたいという気持ちになれないでいる。
 理由はよくわからない。一年間毎日複数の記事を書きつづけてきたから、ただ気分的に疲れたのかもしれない。

 必ずしも数字を追いかけてきたわけではないけれども、6月・7月をピークにpvは下降の一途をたどっている。
 思い起こしてみると、6月・7月はショートショートや俳句大会、その他企業が公募していた企画モノに積極的に参加していたから、そのせいかもしれない。しかしながら、そのピーク時と比べるとPVは現在25%くらい減っている。

 フォロー数が5月・6月の頃、1週間に150~200人くらい一気に増えたことがある。新年度になって新たにnoteを始めた人や、アカウントを持っていてもあまり投稿していなかったクリエイターが多く投稿したことの影響かもしれない。現在は多少フォローしている人が入れ替わりながらも、全体としての数は横ばいといったところである。

 私がnoteに投稿をはじめてから、一年と二ヶ月くらい。記事を読む人の季節的な数字の変動を十分に把握していないが、新年を迎える頃や、新生活が始まる新年度になにか新しいことを始めようと思う人が多いのだろう。9月や10月は、秋のせいかなんとなくセンチメンタルになって、新しいことを始めようとは、なかなか思わないのかもしれない。

 まあ、件のようなことを考えてみたのだが、この記事に最初に引用した、みるみるさんときゃらをの記事を読んで、そういえば初心を忘れていたなぁ、と思った。

 初投稿のときは、誰に読まれるのかわからないから、記事を丁寧に書き、投稿のボタンを押すときは、緊張感をもっていた。どれだけ多くの人が読むかわからないけれども、もしかしたら、私の記事を読んだ人の人生を大きく狂わせてしまうかもしれない。傷つけてしまうかもしれない。あるいは、自分自身が大きな傷を負うかもしれない。
 初期の頃は、そんなことを思っていた。

 今では、noteを書くことが習慣化してしまって、思い付いたことをさっとまとめて投稿する癖がついていた。投稿するときも緊張感はほとんどない。また、記事を書いても、スキを押してくれる方やコメントをいただく方も固定化していたように思う。

 総体としての数ではなく、「親密さ」を重視してきた結果だと思う。だから、それは決して悪いことではなく、大げさな言い方をすれば、私にもファンがついているということだろう。

 ただ少し反省することがある。
 きゃらをさんがおっしゃっていたことから考えると、はじめて私の記事を読む人にとって、私の記事は読みやすいものではないのではないか?、ということ。

 ある程度の期間noteをやっていれば、誰でも、仲がいい人やそうではない人に遭遇するだろう。そうすると、仲のよい人、あるいは、共感してくれる人にだけ記事が届けばいいや、という気持ちになる。
 個人として考えた場合、そう考えても仕方ないか、とも思うのだが、既存の人とのやり取りだけを重視していると、note全体のコミュニティは縮小していってしまうだろう。

 ああでもない、こうでもないと考えつつ、今日は久しぶりに「#初投稿」のタグをたどって、知らない方の記事を読んでポチポチと「スキ💝ボタン」を押してみた。
 初投稿のときは、今となっては当然のことながら、どんなに良い記事を書いたとしても、スキ数💝が一桁にも満たないなんてことがざらにある。
 仲良し同士の間で「スキ💝」し合うのもいいが、これからたくさんの良質な記事を書く可能性のある「初投稿者」が挫折しないように、新参の方にも「スキ」してみようかな、と思った。新たな出会いがあるかもしれないし、自らの考え方が固定化しないように。。。

 ファンに囲まれることは、決して悪いことではない。それどころか、とても幸せなことだろう。しかし、自分の気にいった人に褒められることに慣れてしまうと見えなくなることがある。
 少し否定的なコメント💬を書かれただけで凹んでしまったり、私の考えに賛同する人の意見だけにしか耳を貸さなくなる。それはとても危険なことだ。
 見ず知らずの他人の批判にも一理あることがある。何事もいいことばかりではない。不愉快なことにも聞く耳をもつことを忘れたくない。気にし過ぎるのもよくないけれども、うまくバランスをとれるようになりたい。


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