#曲から一編の夏小説 💿️🎶「金魚すくいの予感」

(1)

 「もっとさぁ、浮いてきたときに… …。こう、さっとすくわないと(-_-;)💗」
「あぁあ～、また破れちゃった😱。ねぇ、お願い🙏、もう一回やってもいい😊？」
「うん、いいよ。気が済むまでやっていいよ🆗✨」

　彼は微笑み(😊)/ながら、「ねぇ、おじさん、もう一回、お願いします🙏」と言った。
　出店のおじさん👲が答える。
「お兄さん、かわいい彼女さん👧だね😄。よーし、サービスしておくよ。これ🔍️使ってすくってみてよ。こんだけやっても、一匹🐠もすくえないんじゃ、詐欺👿みたいだからさ😄」

　私は、これが最後だと思って、もう一度チャレンジした。「かわいい彼女さん」(😄)/の私👧は、深呼吸(😵)💨した。「これが最後だ、頑張ろう💪！」

goldfish scooping

(2)

　あの金魚🐠にしよう。私はゆっくりと近づいていった。よし、いまだ！と思った瞬間にすくいあげた。
「やった、うまくのった！」と持ち上げたとき、無惨にも紙が破れてしまった(😢)⤵️💔。
　彼の顔を見た。おじさん👲の顔を見た。気まずい空気が流れた。
　「🐠何匹か🐠持っていきな。いま、ビニールに入れてあげるから… …」とおじさん👲が言った。
　彼の顔色を伺う😊🔥😞💃。
「お気持ちは嬉しいですけど。金魚すくい🐠🔍️をしたかっただけですから。どうせ頂いても、飼えないですから… …」と言って、私はおじさん👲の申し出を断った。
　浴衣👘も水浸し☄️になっていた。

(3)

　去年の夏の思い出🎆を、今１人で思い出している。
　あの日の金魚すくいから、もう丸一年が過ぎようとしている。
　金魚すくいに失敗してからまもなく、私👧と彼は別れた😭💔。もちろん、金魚すくいが破局の直接の原因ではない。しかし、私は彼に大きな負担📝👨‍💻をかけていたようだ。夏祭り🍧も、彼から誘われたわけではなく、私👧から誘って行ったのだった。
　なにも悪かったことはなかったと思っているけど、金魚すくいの紙と同じで、彼と私👧との関係も、徐々に💔破れていっていたのだろう(*-ω-)💡。
　去年の夏の終わり🎐に、アパートのちゃぶ台の上に
「今までありがとう( T∀T)、さようなら👋」という書き置き✉️_φ(ﾟДﾟ )を残した彼🧔は、今はもういない🍃。

おしまい

フィクションです。
中島みゆきのアルバム「予感」の
『金魚』という曲をモチーフにして、お話を書いてみました😄。

中島みゆき🎵「金魚」🎵

🎵アルバム「予感」🎵

#思い出の曲
#曲から一編の夏小説
#中島みゆき
#予感
#金魚
#金魚すくい
#夏
#夏祭り
#恋愛
#失恋
#破局
#スキしてみて