詩 | 封印した疑問符
確かに抱いた疑問符を
ないことにしようとする
圧力に屈して
こころの中にしまいこんだ
二辺が平行な三角形が
存在しないのと同じように
角が2つしかない
多角形など存在しない
けれども考えられるということは
きっとどこかで見たことがあるからだ
あったものをなかったことにする
理性は何に怯えたのだろう?
こころに封印した
クエスチョンマークは
泥まみれになりながら
こころの底から叫び声を放つ
忘れてはいないか?
あの日の出来事のことを
なかったことにすることなど
決して出来ないことなのだ
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