熱中症予防に!体を冷やすなら「手のひら」
今日、🎹ピアノレッスン生徒さまから教えていただきました〜(╹◡╹)
今年は各メーカーから様々な冷却グッズが発売されていますね♪
(↑写真は『指ヨガ』ですが(*^^*))
※以下、2019年7月19日 NHK健康chより抜粋
【ここがポイント!】
★暑い日には冷えたペットボトルを手に握ろう。
★適温は15℃前後(冷蔵庫や自販機から出た直後は約5℃)。15分ほどは効果が持続!
★手のひらにはAVA(動静脈吻合[ふんごう])という特別な血管がたくさん!普段は閉じているが、暑くなると開通して放熱。体温を下げようとする。
熱中症予防に!体を冷やすなら「手のひら」
暑い日や運動後などに体温を下げるには、体のどこを冷やしたらいいでしょうか?
アメリカ・スタンフォード大学で体温を下げる方法を研究してきたクレイグ・ヘラー教授がおすすめするのは、なんと手のひらを冷やすこと!実は手のひらには、"体温低下機能"があったんです。
進化の名残!手のひらはラジエーター
その秘密は、AVA(動静脈吻合)と呼ばれる特別な血管にありました。AVAとは動脈と静脈を結ぶバイパスのような血管で、普段は閉じています。ところが体温が高くなってくるとAVAが開通し、一度に大量の血液を通します。そうすることで熱が放出され、冷えた血液が体に戻っていくのです。
手のひらはまさにラジエーター。この機能は人だけでなく、イヌやサルなど哺乳類に共通して備わっています。哺乳類では毛のない手のひらや足の裏、頬にAVAが多く分布し、そこから熱を放出する仕組みが進化したと考えられます。
なぜなら、毛に覆われている部分からは熱が逃げにくいから。人間には体毛が少ないですが、そういった体の仕組みがそのまま残っているのです。
また、ある研究によると「首・脇の下・そけい部」を冷やしたときよりも、AVAの多い「手のひら・足の裏・ほほ」の3点を冷やしたときの方が体温を低下させる、という結果が得られました。
最も効果的に、かつ簡単に手のひらを冷やすにはどうしたらいいのか?番組では、チャンカワイさんが体を張って実験!20分間歩いたときに体温上昇の目安となる汗の量がどのくらいになるのか、様々な冷却グッズの効果を徹底的に調べました。
その結果、最も効果があったのは冷えたペットボトル。実験で確かめた冷却グッズの中で唯一、汗を減らすことに成功!なんとチャンカワイさんの汗の量がおよそ7割に減少しました。もちろん、長い時間歩けば汗は出てきますが、自宅から駅へ歩くとき、冷房が効いたオフィスからランチへ向かうときなど、暑い中をちょっと移動するときにぜひお試し下さい!
なぜペットボトルが有効だったのか?専門家からは、保冷剤など冷たすぎる刺激だとかえってAVAを閉じてしまう可能性があるとの指摘が!AVAを最も効果的に働かせるには、15℃ほどの温度が最適とのこと。冷蔵庫から出してすぐや自動販売機で買ったばかりのペットボトルは温度がおよそ5℃と少し低め。なので、しばらく時間がたって適温になったものがおすすめ。効果が長引くことも期待できます。
また、ペットボトルにできる結露が手のひらについて、それが蒸発するときの気化熱によっても手のひらが冷えたのではないか、とのこと。さらに、手のひらを冷やすと同時に水分補給もできちゃいます!ペットボトルは熱中症予防のために生まれたといっても過言では無い!?という気がしてきます!
熱中症予防には他にも様々な対策があります。それらもうまく使って、暑い夏を乗り切りましょう!
※今回ご紹介した「手のひらを冷やす」方法は、症状が起きる前の予防法です。もし、すでに熱中症が疑われる症状が出ている場合には、手のひらだけでなく、首・脇の下・脚の付け根を含めた全身を速やかに冷やすことが重要です。呼びかけに応じないなどの緊急時には救急車を呼び、適切な医療処置を受けるようにしてください。