マガジンのカバー画像

写真

16
運営しているクリエイター

#この街がすき

四季彩  〜  アジサイの色彩

四季彩 〜 アジサイの色彩

物事には理由がある。

と、最近次男坊が「なぜ?なに?」五月蝿いのでなるべく自分で考えさせています。
中々の洞察力に度々感心する事も。

先日は、八百屋さんの軒先に下げられている厚いカーテンを見てコレは一体何なのか?と。

何だと思う?と返すと、太陽で(野菜が)熱くならないようにじゃない?と即答。
流石、クイズ王伊沢を信奉するだけのことはある。

その流れでこの禍いの最中、なぜ僕たちはお箸でご飯を

もっとみる
ある掃除屋さんのプロフェッショナル

ある掃除屋さんのプロフェッショナル

ちょっと前にこの時期なのでマンションの前の草むしりをした。
賃貸マンションの僕はただの住人なのに。
これまでは以前住んでいたオーナーのおばあちゃんが、暇を持て余しながらいつも草むしりしていたから草が気になるなんて事はなかった。けれども今は不動産屋さんの所有になり事務的に定期的に掃除屋さんが来るだけだ。
(ちなみにこの不動産屋さんもトラブルがあるとすぐにかけつけてチャッちゃと解決してくれるので良い不

もっとみる
彼は何ものにも寄りかからない

彼は何ものにも寄りかからない

彼は何ものにも寄りかからない。

これまで圧倒的で立派に見えた彼がふと孤独に見えた。

寄りかからないが故に1人立っている彼は孤独であり、一瞬寂しい者のようにも思えるのだ。

何ものにも寄りかからない彼には彼に寄りかかるものたちがいる。

彼に寄りかかるものたちは、彼に寄りかかった瞬間彼と孤独を共有する。

それは世界に独立して立つという、恐ろしく小さくもろい。

しかしやはり強く美しい存在なのだ

もっとみる
時代に翻弄され激しく揺さぶられながらも慎ましく生きるツツジ

時代に翻弄され激しく揺さぶられながらも慎ましく生きるツツジ

タイトル写真は、身の丈程もある立派なツツジで、それはこのツツジが植えられている公園が貯水タンクを埋め込んでいる都合で上底された結果なのだけど。

そのツツジがちょうど子どものお迎え帰りの時間、西日と春風に揺れて、しばし子どもを待たせて眺めていた。

普通、写真好きの人は花を選ぶのだけど、選ぶ余裕はない。
花が激しく揺れて動いているから。

昔、何かのドラマでキムタクと草なぎ剛くんだったか、冴えない

もっとみる
子どもに創造性はない

子どもに創造性はない

創造性とは本質からのズレである。

本質を知らなければそこからズレることはできない。

たとえ創造的にみえるものでも

本質を知らないものは

タダのデタラメか

すでにどこかの本質組み込まれている。

だから子どもに創造性はない。

なぜなら子どもは本質を知らない。

強烈な色彩は絵の具の取り間違いである。

夢のある絵はどこかの絵本やアニメから来たのである。

詩人のような言葉は初々しい脳のエ

もっとみる
先頭に立つ木 1

先頭に立つ木 1

この木は市内から海へ向かう並木道の最後尾、
海から見ればその始まりに立っている。

先頭に立って真正面から一番海風を受けている。

先頭はその列の顔だ。    

先頭はその列の社長だ。

先頭はその列のヒーローだ。

先頭は真っ先に到着し

真っ先に出会う。

先頭は真っ先に見つけ

真っ先に喜ぶ。

先頭は行き先を決め

動きはじめ

止める。

先頭は・・・