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【悩み】留学はいつ行くべきなの?…

ついに自分にこの質問が…

みなさん、こんにちは。

今日は何の知識にもならない雑談を…

内容はタイトルの通り、「留学はいついくべきなのか」です。

なぜ、こんなことを考えているかというと、最近、とある学生から「留学はいついくべきだと思いますか? どうやって留学に行くと決心したんですか?」と質問を受けたからです。

これは難しい問題ですよね。多分答えもないですし。

今までに似たような話をしてきましたが、いまだに自分のなかでもはっきりした答えはありません。

自分なりに経験を踏まえて、なおかつ、自分の経験が決して正解ではないと暗にほのめかしながらいろいろ答えました。

でも、そのあともあんな回答でよかったの? と思っています…

みなさんは何か意見はありますか?

自分の中学までを振り返って

僕が留学に行ったのは20代半ばを超えた頃。アメリカに大学院留学をしましたが、その留学方式では平均的な年齢でしょうか。これに関しては僕もあまりデータを見たことがありません。なぜなら、本格的に留学を検討し始めたときに「留学に年齢なんて関係ないし、アメリカは成人になってから大学に行く人が多いし。」と思ったからです。

しかし、今考えてみればそれは自分が大学を卒業した後で、学生のように1年単位でステータスが変わるわけではないからだと、その子に質問されて気付かされました。

一度、大学を卒業したら年齢や1年の区切りなど大した意味もないと思いますが、若ければ若いほどその区切りは大きなプレッシャーになるというのを忘れていたようです。確かに、昔は「若い人は細かいことにとらわれずにやりたいことをやればいい」というようなことを言われるたびに、「逆でしょ…」と思っていました。

僕が留学に行こうかと思ったのは、実は、小学生のときです。周りに外国から来た方など見当たらないような田舎育ちの僕は、海外に憧れていたわけでもなく、漠然と「こんな田舎に生まれた不利をどう巻き返したらいいのか… 海外のことなど何も知らないまま大人になって大丈夫だろうか…」と不安を抱えていました。

もちろん、小学生の僕はこんな言葉で思考をしていたわけではないですが、その言葉にならない不安がより一層将来をネガティブなものに思わせていました。特に、僕の親は二人とも高卒で高等教育にそれほど関心もなく、海外への意識が強いわけでもなく、その様子がより不安に拍車をかけました。

とはいうものの、僕が初めて英語を勉強し始めたのは中学1年生のときで、今まで見たこともない言語に僕は大混乱。英語はダントツの苦手教科で、とても留学に行けそうになどありませんでした。(今は小学生から英語を学校で習っていると思いますが…苦笑)

おまけに、もともと僕は環境変化が苦手なタイプ。僕は一応私立の中学に進学しました(←入試もあってないようなところ…笑)が、それだけ僕は結構ストレスを感じていたのではないかと思います。毎日の電車通学、自分より圧倒的に高度な教育を塾で受けてきたクラスメート、小学校に比べて定期試験など自由を制限するようなスケジュール…

現状を抜け出さないとと考えながらも、小中学校で結局留学には行きませんでした。結局、人生初の海外経験は中学2年生のとき祖母が連れて行ってくれた中国旅行でした。これはこれでよい経験でした。当時は中国は伸び盛りとはいえ、GDPも日本より低く、自分よりインフラの整っていない生活をしている人がいるという現実を身をもって知りました。まあ、行ったのが田舎の方だったので都心部はもう少しちがった状況だったとは思いますが、それを考慮に入れても自分とちがう生活をしている人がいるということを知ることは大切だと実感できたのはよいことだったと今でも思っています。

自分の大学までを振り返って

英語が大の苦手というのはなんとか中学3年生のころをさかいに乗り越えられました。英語はめちゃくちゃ得意で楽しい! とまではいかなくても、試験はスラスラ解けたし、まだ若かったので暗記もわりとスラスラできました。

そんななかで高校生になっても特に英語力を特別鍛えるわけでもなく、活かすわけでもなく過ごしていました。

高校は国際化を図っていたので、交換留学プログラムもありました。僕はドイツに留学できるプログラムがあると知って、ちょっと行ってみたいと思いましたが、結局は行きませんでした。しかし、クラスにはオーストラリアとドイツ出身の女性が留学に来ていましたので、ちょっとした国際交流はできました。

二人ともとても優しくて明るくて、僕は英語があまり話せませんでしたし、向こうのそれほど日本語が得意というわけでもなかったのですが、お互いがつたない言葉で気遣いをしながら話すというのは楽しいものでした。

どうして高校のときに留学に行かなかったかを考えてみると、受験勉強があったからかと思います。

別に、「やりたいこともできない日本の受験は害悪!」などと言うつもりはありません。海外でも受験時は勉強で必死の人もいるでしょうし、僕は当時は日本の大学に行くのが中期の目標で留学の方が優先度が低かっただけということだと思います。

この前質問してきてくれた子は、とても頑張って日本の勉強も英語の勉強もしている子です。本人は日本の大学も視野に入れ、さらに高校で留学も行きたいと言っています。

日本と海外は勉強のスタイルがちがうので、海外に行っている間はブランクとなってしまう可能性はゼロではありません。

学校の先生もブランクがあくことは心配になるではないかと思います。これは仕方のないことだと思います。学校のポリシーもあるでしょうし、本人の能力が高ければ、そのブランクのせいで調子が狂うことは避けてあげたいだろうと思います。

単純に、「いつまでも受験ばかり考えている日本の学校はダメ」などと言える問題ではないと思います。僕は自分の人生にとって大学なんてどこに行っても同じだと思っていますが、ポテンシャルの高い人はそのポテンシャルに見合ったレベルの高い団体に属した方がいいと思います。あとでその団体を出るのは簡単ですが、入るのはとても難しいのですから。

今まであまり考えたこともなかったですが、僕は他人の評価なんて知ったことではないというタイプなので、適当な進学先選びを繰り返してきましたが、それはずいぶん呑気なことだったなとその子を見ていると思います。

自身の能力が高く、周りからの期待も高い…

一見すればうらやましいほどの境遇ですが、本人は大きなものを背負っているのでしょう。

僕が唯一アドバイスしたことは、そのポテンシャルの高さを逆手にとって、両方準備しておいて、まだもうちょっと考えてみれば? というもの。これはアドバイスにすらなっていないような気もしますが。

そして、その子はとても頭のいい子なので、両方の選択肢の最悪のケースを想定してどちらをより後悔するかを考えてみることも提案してみました。例えば、留学に行って本当に日本の勉強についていけなくなって、希望の大学に行けなかったらどう思う? などと考えてみるのです。中学生にこんなことをさせるのはひどいものですが、それくらいのことも受け止められるくらい頭のいい子だと思います。

結局、僕は大学を卒業後に、「一度、長期で海外に行っておくか!」といったくらいのテンションで海外に行きましたが、若い感性のままで新しい価値観に触れるという経験を放棄するのであれば、それが一番気楽にいけるのかもしれません。

みなさんはどう思いますか?


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