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結局、何を目指して英語学習してるの?!

みなさん、こんにちは。

何かを学習するときは、その先にある目標を意識することが大切なのはいうまでもないですよね。

でも、不思議なもので英語学習はそれが意識されていない、もしくは意識していてもそれに対応できるような学習がされていないことが多いように個人的に感じています。

例えば、よく聞くこのセリフ

「英語は間違ってもいいからとにかく使うことが大事!」

これは何を目標にしているのでしょうか。

例えば、日本の外国人がよく訪れるバーに行って、その場の外国人と英語で話したい場合はこのスタンスもよいかもしれません。

しかし、英語を学業や仕事で使う場合は、そのスタンスは確実にその人にネガティブな影響を与えます。

もちろん、ネイティブでない限り英語でもミスは避けられません。(ネイティブでも英語でのミスはよくありますが…)

特に、スピーキングはどうしてもミスが多めに出てしまいます。

リアルタイムで進む会話においては、文法や語法に割ける意識の割合が減ってしますので、どうしてもミスはよく起こります。

それでも、学業や仕事でのスピーキングはなるべくミスをしないように注意すべきなのです。

なぜなら、ミスの多い英語は聞き取りづらいからです。

あまりにミスが多く聞き取りづらい英語を話し続けると、聞いている人にとっての負担になり、少しずつコミュニティに関与できる割合が減っていく可能性があります。

英語を話す人は非ネイティブの英語に寛容ですが、それでも学業や仕事という成果を求められる場面では、非ネイティブだからといって英語がめちゃくちゃで見逃してもらえるということはないのです。

ましてや、ライティングでミスを犯すと致命的です。

なぜなら、ライティングは見直し・書き直しの時間があるからです。

文法ミスが数行に1つ以上あると、最悪の場合、途中で読むのをやめられてしまう可能性があります。

せっかく書いたのに最後まで読んでもらいなかったらどうでしょうか。

これほど残念なことはないと思います。

そして、現実問題として、ライティングにおいてはミスとはみなされないものでも、あまり印象がよくないこともいろいろあります。

例えば、あまりに簡単な単語を使うこと。「good, bad」などはあまりにも簡単であまり使わない方がよいこともあります。

また、「get」という言葉も話し言葉に聞こえるのでアカデミックライティングでは避けるべきとされています。

使う場面を考慮して、ミスの少ない英語を使おうとすることは実は極めて重要で「間違ってもいいからとにかく使う!」はかなりリスクの伴う態度です。

カジュアルな英語なら間違っていいかと言えば、残念ながらそれもちがうと思います。

学校や仕事は一度ジョインするとそのあとはある程度の継続的な関係性が期待できます。

しかし、プライベートではその保証はありません。

たまたまバーで出会った外国人が次もまた話してくれるかはわからないのです。

このようななかでミスの多い聞き取りづらい英語を話してしまうと、おそらく次はその外国人は話してくれない可能性が高くなります。

コミュニケーションとしての言葉を聞き取るのに苦労するというのは、それだけネガティブな影響を与えます。

英語でコミュニケーションを取りたいと思うのであれば、少しでもミスを減らすようなトレーニングをすることは、結局、相手への思いやりであると思います。

日本と英語はあまりにちがうので、注意しすぎることはないのです。

少しずつでも相手にとって聞き取りやすい、理解しやすい英語を目指していこうと改めて自分に言い聞かせたいと思います。

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