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開発合宿で目標設定をしてきました! ~2022年12月~

こんにちは!エンジニアの古家(@enzerubank)です。
2022年の12月に弊社の開発チームで合宿に行ってきました!

弊社では3ヶ月に1回のペースで全社合宿を行っており、その日程と合わせて開発チームでも合宿を開催しています。

弊社エンジニアは基本はフルリモート勤務となっており、地方から勤務しているメンバーも多いため、合宿は直接コミュニケーションを取りながら共通作業を進める良い機会として活用しています!

今回の合宿の目的

今回の合宿を開催した目的は以下の2点です。

  • 開発チームとしてあるべき状態の認識を合わせること

  • 2023年目標の大枠を合意し、目線を合わせて新年を迎えること

弊社では2022年から2事業部体制に移行しています。これまでメインで行ってきたセルフメディケーション事業「YOJO」とは別に、処方せんのお薬についてオンライン完結で利用いただける調剤事業を開始しました。

1事業部体制では事業部のデリバリーのリーダーもエンジニアリング責任者の上野が担当していたため、話はシンプルでしたが、2事業部体制に移行したことで、今まで上野が担っていた役割を権限委譲する必要がでてきました。

また事業拡大に伴いメンバーが増えてきたことで、出来ることが増えました。それに伴い、誰が何に責任を負うのかの線引きが明確になっていないことでお互いがお見合いしてしまう状況も増えてきてしまいました。

このような背景から、開発チームとしてあるべき状態やお互いの役割分担について2022年の11月頃からエンジニアリング責任者の上野とリーダー陣で急ピッチで言語化を進めてきました。

今回の合宿では言語化を進めてきた内容を開発チーム全体に共有し、認識を合わせた上で2023年の目標の大枠を作成するために実施しました。

宿泊場所

今回は中野新橋のAirbnbで開発合宿を行いました!Airbnbはコストが抑えられるのでいつも重宝させて頂いています。

  • グループワークができるように複数の部屋があるか

  • 宿泊希望者が泊まれる部屋があるか

  • 無料のWifiが提供されているか

  • 10-20人ほどが一箇所に集まれる場所があるか

宿泊場所では上記の条件を満たしているかを条件としています。ホワイトボードは用意されていなかったため、自分たちでA4の紙を大量に持っていって議論に使うようにしました。次回はこのあたりの合宿に必要な設備が充実しているかも検討材料に入れたいですね!

開発チーム目標設定の前提の共有

これまでも開発チームの目標を立ててはいましたが、事業との紐づきがよくわからないという課題がありました。そのため、まずはその関係性を整理していくことにしました。

大前提:エンジニア総合力は事業に必要なエンジニアリング力よりも大きな成長曲線を描くべき

最初に書いた図がこちらです。弊社のミッションは「Design the world's most people-centered healthcare experience(世界で最も患者/生活者主体の医療体験を創造する」であり、歴史を拓くような大きなチャレンジをしていかなければ、たどり着くことはできません。

事業・プロダクトのやりたいことをやりたくなった時にエンジニアリング力が足かせになるわけにはいかないので、エンジニアリング力の成長曲線が大きく事業を上回っている状態を目指そうという話をしました。

清書したバージョンの図がこちらです。

エンジニア総合力と事業・プロダクトの関係性

次に書いた図がこちらです。エンジニアチームとしての総合力が事業・プロダクトに対してどう使われるのかをPLとBSで表しています。世間一般でいうところの開発生産性についての議論ですね。

清書したバージョンの図がこちらです。ビジョナルCTOの竹内さんの記事『CTOの頭の中:技術を財務で表現する』や広木さんの開発生産性の記事 を参考に整理しました。

  • レベル1・仕事量の生産性:(上記図の最初の矢印)エンジニアリング総合力からコードなどの労働生産を生み出す

    • 生産性が高いかどうかは、プルリクエスト量、ストーリーポイントなどの多さで判断される

  • レベル2・期待付加価値の生産性:(上記図の2番目の矢印)

    • 生産性が高いかどうかは、プロダクトチームが価値があると「期待している」施策をどれだけリリースできたかで判断される

  • レベル3・実現付加価値の生産性:(上記図の最後の矢印)プロダクト資産が、市場に評価されて売上を生み出す

    • 生産性が高いかどうかは、売上・利益などのKPIへの貢献で判断される

弊社のエンジニアリング総合生産力の詳しい内訳についてはまた別の機会で記事にまとめたいと思います。

2023年末になっていたい開発チームの大枠を議論

開発チームの目標達成のためにエンジニアリング総合生産力を使う場合にどこへ投資するのが一番良いかを考えた結果、採用広報と育成がよいのではないかという結論に至りました。

生産力を採用広報と育成に投資することで、採用資産が積み上がったり、チームの組織マネジメント力やエンジニアリング力の強化に繋がることが前述の図からも分かります。

そして採用広報と育成面に絞って2023年末になっていたい開発チームの状態をチームに分かれて議論していきました。

目標の内容に関して説明していると長くなりすぎてしまうので詳細は省きますが、2023年のテーマは「Tier1になるための基盤を築く!」で行こうという話になりました。

Tier1というのはゲーム用語の一つで「強さを階層分けした場合における最上位の階層」のことです。

スタートアップ業界において誰でも名前を知っているような会社をTier1と位置づけ、自分たちもその立場になれるくらいに知名度を上げていこうという意志を込めています。

合宿を終えて

元々の合宿の目的であった以下の内容は達成できたのかなと思います。

  • 開発チームとしてあるべき状態の認識を合わせること

  • 2023年目標の大枠を合意し、目線を合わせて新年を迎えること

ただ採用広報・育成をやっていくぞということは決まったものの、具体的にどんな状態を目指すかはさらに構造を整理していく必要があるため、2023年の1Qにはある程度決めきりたいなと考えています。

事業の成長を牽引できるような強いエンジニアリング組織になっていけるように、引き続き頑張っていきます!


お知らせ

PharmaX主催のエンジニアイベントも毎月開催しております。

1月は、ドメインエキスパートとプロダクト開発チームがどのように連携しながらプロダクトや開発組織を作っているのかについてディスカッションしました。
イベントレポートもよろしければご覧ください💁‍♀️

2月は「フルリモート体制でのプロダクト開発」というテーマで、金融業界のモニクルさん、不動産業界のスタイルポートさん、薬局業界のPharmaXという、異なる業界でフルリモート体制を取り入れているスタートアップ企業3社が集まり、あらためてリモートワークによりプロダクト開発やチームワークにどのような問題が生じたか、またどのように乗り越えたかについて、各社の事例をふまえてリモートワークの実態をディスカッションします!
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