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自然の砂浜を蘇らせる

私達人類の共通の故郷、母なる地球の生命誕生の場所が海だということは子供でも誰でも知っているだろう。 でもその生命の始まりの始まりが砂浜と海の境、波打ち際だということを知っている人は少ないと思う。 海の波が砂浜に打ち寄せるリズムは1分間に18回、人の呼吸も18回、 静かに波がリズミカルに打ち寄せる白い泡状のスープの中で最初の命は誕生した。 それほど波が打ち寄せる自然の砂浜は神聖で波動が高い場所なのだ。 気の流れという観点からも、砂浜は神聖な場所で、山のエネルギーが谷を

    • 海からの巡礼の2011年

      下記の文章は12年前の3.11 のあとに計画して実行した海路2600キロ以上、3ヶ月以上におよぶ海を漕いで浜で祈りを捧げた『海からの巡礼の旅』の計画書みたいなものです。 パソコンを整理していて見つかったのでココに上げて記録として残したいと思います。 ちょうど前回のnoteの記事『海伏という生き方』の中で、この『海からの巡礼の旅』の続きをやると、福島第一原発まで1人で漕ぐとアナウンスしたばかりです。 12年まえの僕がどんな思いでこの航海を計画し、実行したのか、12年前、4

      • 海伏(うみぶし)という生き方、

        海伏とは、 海を漕ぎ 浜に伏せる そんな生き方をするということ、 海の修験道 それが海伏、 僕が作った造語だけどね。 海伏は、 海を漕いで、海(水)という大自然と一体になることで「自然法爾」(じねんほうに)の境地を体現する。 「じねんほうに」難しい言葉だけど、仏教言葉だと思う。 「自然」は本来そうであること、そうなっていること、 「法爾」はそれ自身の法則にのっとりそうなっていること、 なにも人為的な力を加えることなく、それ自身の姿であること、 現代人に

        • 救いを必要な人と海を漕ぐ

          PADDLE for LIFE  パドルフォーライフ コロナ渦になり、ウクライナ戦争が起き、私達は日常の壊れやすさを日々目のあたりにして過ごしています。 先が見えない混沌とした世の中、安全や安心を建前にした不安を煽るマスコミや政府、理不尽な社会のシステム、そんな希望の光が見えない日々を送っている人もたくさんいると思います。 そんな中、今まさに救いを必要としている人たちに、本当に必要な救いの手がさしだされているだろうか。 昨年の小中高生の自殺者数が514人でついに500人を

          Malama Honua マラマ ホヌア  

          2007年、16年前の5月、 ホクレアは 宇宙とつながり  母なる地球とひとつとなり寄り添いながら、 島々をつなぎ、 すべての生命の源である海と 私たちの故郷である母なる地球を愛と感謝で満たし 癒し、、、 大きな海、モアナヌイアケア、、 太平洋を星を見ながら地球の声を聞きながら大海原を渡り、ここ日本にやってきたのだ。 太平洋のポリネシアトライアングルの中だけを30年以上航海し続けていた彼女「ホクレア」が小さな島々たち、ミクロネシアを経由して初めて訪れた外国が経済至上主義の

          2016年元旦ボヤージング

          かなり長い間使っていて、いかにも寿命がそろそろ近づいてる状態のアイパッドのメモを整理していて偶然見つかったので、消えてしまう前にこのnoteに投稿することにしたよ。 今年で僕も還暦だし、区切りの歳だし、いろんな意味で身の回りを整理して、今まで以上にシンプルに生きたいと思う。自分がこの世に生を授かったクレアナ(使命)を大切に海に向き合いたいと思う。それを若者たち、子どもたちに伝え、繋げていきたいと思う。 2016年2月26日に書いたボヤージング紀行です。このころの方が今より

          ハワイキ ヌイ

          ハワイキヌイ ヴァア ヴァアとは言わぬもがな 海に浮かぶ精霊が宿る神聖な木という意味のマオリ語(古代ポリネシア語ともいう)、カヌーとも呼ばれる。 ヌイとは大きな、偉大な、壮大な、という意味のマオリ語、 ハワイキもマオリ語、 一言でいうと桃源郷、沖縄の言葉のニライカナイのような意味でもあり、 自分の祖先がやってきた島であり、死んだ魂が帰っていく場所、浄土、 新天地、争いも差別もない平和な世界、   そんな世界を目指し、海を漕いで渡った行き来した勇敢な自分たちの祖先を讃え、

          Malama Honua 地球に寄り添う

          2007年、15年前のちょうど今ごろ。 ホクレアは日本からハワイに帰って行った。 横浜から貨物船に載せられて、、、 『duke これからだよ、はじまりの 始まりだよ、、』 という意味深な言葉だけを残して、、、 ハワイのホクレアは、 宇宙とつながり  地球とつながり 母なる地球と  寄り添いながら ひとつとなり、 大海をわたり島々をつなぐことで いのちの故郷である  母なる地球を 愛と感謝で満たし 癒やしつづけたのだ、 太平洋のポリネシアトライアングルの中だけを

          E ola na ohana ka wa’a moana 『大海原に棲むカヌー家族』no.5 最終話

          八丈島から伊豆半島までの海を漕ぎ進むうちに、ハッキリと見えてきたものがある、それを伝えなきゃいけないと思いこの『大海原に棲むカヌー家族』というものを書き始めた。 今の子供たちや若者たち、そして、この混沌とした世の中に生を受けるであろう子供たちに向けて、人生という荒波の中を漕ぎ進み疲れ果てて行く先を見失った時に、キラキラと太陽の輝きが海面に現れて進むべき道を導いてくれるような、そんな『希望の光』になればいいなあ、と思いながら書き始めたのだ。 今回のボヤージング3日間のストー

          E ola na ohana ka wa’a moana 『大海原に棲むカヌー家族』no.4

          サンゴ礁とテトラに囲まれた底戸海岸まえの入り江を出たとたんに大きなウネリが襲ってきた、昨日までの強風のおきみやげ、南東方向からの大きな外洋特有のウネリだ。 海面はまだ真っ黒いだけだったけども、進行方向の右がわ、東の空が数秒ごとに明るみ、紫色から赤紫に変わり、オレンジ色に变化していった。それと同時に海面もオレンジ色に輝きはじめた。そんな自然の秒刻みの変様と神秘なほどの美しさに見惚れるひまもなく、僕らが向かう方向のずっとさきの海面に西から東に吹き抜けていくのを僕は感じておもわず

          E ola na ohana ka wa’a moana 『大海原に棲むカヌー家族』no.3

          書いてる本人も前後がわからなくなってきた(笑) 今回のボーヤージングの舟出前の夜だ、そうだ、、、 そびえ立つ神湊のコンクリートの堤防の壁に囲まれているにも関わらず、船首の旗がはためき出した。 日中はもちろん、さっきまでの空気と違う空気が上空からおりてくるを感じた。 八丈島に上陸するずっと前から、自分の体の変化を感じていた、、、 風の密度から違う、自分の眠っていた野生が、弓ヶ浜を出てからここ来るまでの時間、そして、島で作業をする時間を経て、血液が全て入れ替わってしまう

          E ola na ohana ka wa’a moana 『大海原に棲むカヌー家族』no.2

          Peperu (ステアーズマン、舵取り、船頭)の一番の醍醐味は、風を感じ、潮の流れを感じ、ウネリと波のリズムを感じながら、自分の五感とたまに六感も、、、総動員させて、道のない海の上に自分なりにルートを作りながらヴァアを少しでも速く、そして安全に、前で漕ぐ5人を気遣いながらも、ひと漕ぎひと漕ぎ海と対話しながら漕ぎ進むことだ。 それなのに、あーそれなのに(笑)、今回のkupunaでのボヤージングは、人工衛星とパソコンていうのかなAIとでも言うのか、、、そういうハイテク機器にコン

          E ola na ohana ka wa’a moana 『大海原に棲むカヌー家族』 no.1

          もう2週間にもなる、僕らが八丈島から弓ヶ浜まで漕いで帰ってきてから、 何か言葉として残さなきゃ、次世代の子供たちのためにも、自分の思いや、その海を漕いで感じたメッセージを伝えたい。と2週間思い続けながら、、、、浜に行ってはいつもの場所で瞑想したり、浜に落ちたマイクロプラスチックを黙々とつまみながら、ほとんどお寺の小僧の雑巾がけ状態の心理になりながら、海からのメッセージや、南風にのってやってくる僕らが漕いだ大海原の空気を思い出そうとしている。 小笠原までの海を漕いで島々をつ

          Alakai 海という未知の世界に導く人

          久しぶりの投稿です。 昨日江の島での今年最初のコロナ下での6人乗りアウトリガーカヌーレースで感じた思いを忘れないために、、、 クラブのオハナに向けての文章なので。ピンとこない人も多いと思います。 昨日は皆さんお疲れ様でした。まったく漕いでる姿も見えず、順位も何もわからないので、観戦サイドはイマイチ盛り上がりに欠けましたが、そんな状況下にも関わらず応援に駆けつけて来てくれたオハナ達に改めて感謝を伝えたいです。ありがとう ! コロナ時の大会ということで、全てが簡素化され、集まっ

          ヒロシマナガサキ延期のおしらせ

          日本政府が緊急事態宣言を延期することになりました。 日本の多くの場所で引き続き人の移動と外出を自粛することをお願いするという状況が続きそうです。 都市、自治体によって差はありますが、ヒロシマナガサキのルートである広島県、山口県は緊急事態宣言解除されましたが、その後も外出などに慎重な行動を求めていく様です。また福岡はこれまでと同様の行動制限を求めています。 それに伴い、当初はボヤージングへの参加を表明していた西日本エリアの地元の人達、また湘南エリアから参加する予定だった漕ぎ

          地球が喜んでいる声が聞こえるかな?

          今、人間は、ステイホーム。だったり 外出すれば、マスク顔の人ばかりでその人の表情も顔もみれない世の中。 大変な時代だなーと思うんだけど。 地球環境にとってはちょっと違う。 今、やっと元気をとりもどしつつある状況なんだよね。 植物や動物や海や山や地球が喜んでいる声が聞こえるかな? だから、地球で、今の状態で苦労しているのは人間だけ。 地球は人間だけのものではないのだから こんな日々があっても当然なんだよね。 もう、人間ファーストの考えはやめようね。 今は、今までの人間