クラシックの新曲!?「マダニの王に刺される者に栄光あれ」
こんにちは。
墓と海洋生物の死のオーケストラ
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」
の作曲家です♪
「墓の魚」が本日、
新しい新作動画をアップいたしました。
「魔女の讃美歌 第1番
マダニの王に刺される者に栄光あれ」
こちらは何と
8小節前後しかない
異常に短い作品です。
ただし、短い中に
色々な異様さが詰まっています(笑)
[魔女の讃美歌]は、13番まであり、
他作品は動画化していましたが、
第1番が単体で動画アップされたのは
今回が初となります。
魔女達が無人の荒野でサバト(集会)を開き、
そこで歌われる合唱曲・・
というテーマの作品なのですが、
湿地ダニと呼ばれる
ヨーロッパのマダニの一種
Dermacentor reticulatus
が描かれ、
魔女達の集まる山奥の荒野での
マダニによる被害(被害というか日常事情)
が暗示されています。
そして、
もう一つの新作動画は[死の舞踏]です。
「第2番 死病の行進 第二楽章
甲虫のアリアと腐乱したフーガ
La danse macabre Aria para los Escarabajos(fuga carroña)」
低音を重視した[土壌の屍]や、
低き所を這い回る虫達の
この世の虚しさ(VANITAS)を表す
悍ましい饗宴や、
ピアノによる[ドアをノックする死の音]
などが表現されます。
キリスト教的に
キリストの[高さ(sublimis)]に対する
[低さ(humilis)]というのは、
深い神学的な意味があり、
キリストは人として地上に降り立った事で
【高き者が、愛の為に
低き地へ身を堕とす高潔さ】
という哲学が生まれた訳です。
[美しさ(高さ)と、
死や腐敗(低さ)というのは、
表裏一体(あるいは同質)である・・]
という解釈もできますね。
こちらの作品は
演奏者の異なるバージョン
の動画も公開されています。
さてさて、そんな訳で
今日は新作動画の紹介でした♪
これからも、
そんな喪服の作曲家の作る作品を
よろしくお願いいたします♪
【1000視聴突破ありがとうございます♪】
「墓の魚」オーケストラの
映画の様な配信コンサート・第一弾
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
こちらで公開中です↓↓↓
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