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南米や南ヨーロッパにおける食卓の魚介の供養、聖書のパロディ、魔女の話などを奏でるオーケストラについて・・

こんにちは。
葬送のオルケスタ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」
作曲家です♪

そして、
ニワトリの世話をしながら、
フラメンコを歌ったり、
書物に囲まれ、
人を避けた山奥で
スペイン風の田舎暮らしをしている
コミュ障の作曲家でもあります(笑)

さてさて、
今回、
葬送のオルケスタ「墓の魚」
youtubeチャンネル
見やすく整理してみました。

今回の調整で、
[字余りの乞食][会計士][赤足亀]などの
楽団の歌い手(コメディアの道化)達の名前が、
動画のタイトルに入りましたので、
皆さんの好みの歌い手達を
見つけていただけますと嬉しいです。

そんな訳で、今日は改めて、
そんな私の作っている
異端な(笑)クラシック・オーケストラである
葬送のオルケスタ「墓の魚」
とは何なのか?
3つの面から
簡単に説明していこうかなと思います。

【葬送のオルケスタ「墓の魚」公式サイト】

1
◆◆聖書のパロディ、神学のユーモア、 天使と悪魔の対話、魔女達の企みを音楽で表現するオーケストラ。 ゴキブリとハトの壮大な闘いの物語へようこそ◆◆

まぁ、やっぱり
私の楽曲の主題は魔女なんです。

私がイラストで描く
200人の魔女のキャラクター達が
織り成す物語を
「墓の魚」は、
ミュージカルの様な音楽で歌っています。

【200人の魔女のイラストはこちら】

【pixiv】

魔女インクラン
魔女ポリリャ・デ・クルパ

フランコ政権の時代より少し前の
スペインの地で、
呪いにまみれながら墓場の主を名乗った
邪悪な魔女ポリリャ・デ・クルパ(罪の蛾)や、
肥溜から生まれた
皮肉屋のガラ・ダサ(老獪な百姓娘)
研究の為なら、
自分も他人も犠牲にする植物学者
ゾエ・ドゥ・ラ・ボルドなどが
よく登場する魔女達ですが、
とにかく200人程のキャラクターがいて、
様々な形で作品に現れます。

魔女ゾエ・ドゥ・ラ・ボルド

作品には
魔女の敵対者としての教会の他に、
キリストも登場しますが、
キリスト(神)は結局の所、
全てを哀れみ、救う存在として、
誰の味方でもありません。

人間(魔女や教会)達が行う全ての
憎悪や、祈りや、争いや、善行は、
全て神にとっては予定調和であり、
いずれ虚栄に飲まれる喧騒として、
神から、子供の様に
見守られている感じですね。

魔女ケイティ・マクシュイン

そんな物語が展開されるのは主に、
劇と、

【キリストの物語(劇の台本)】

小説です。

【魔女達の物語(小説)】

そういった魔女教会
悪魔キリスト
ユーモラスな対話やドタバタを
宗教的でありながら、
時にコミカルに悲喜劇的に描いているのが
「墓の魚」の全作品
(詩、曲、劇、小説、絵)
なのです。


魔女ボルソ・デ・ラ・モスカ

2
◆◆私達は、ラテン語、スペイン語、ポルトガル語文化圏の視点から、 キリストと細菌と死をテーマにしたオペラやファドを作曲し、歌います◆◆

一方で詩人である私は、
エル・スヴェントラメントという種類の
を書いています。

【私の詩の一覧】

ポルトガルの漁師達の暮らし、そして食卓の上の虚栄を詩に・・

スヴェントラメントとは、
イタリア語で[内臓を抜かれた肉]の事。

詩とは、
世界の真理を、まるで腸抜き肉の様に、
人間の為に加工してしまった言葉である・・

という意味があります。

これらの「墓の魚」の作品であり、
世界線は、他の魔女達の物語
繋がってはいるのですが、
ここで書かれるのは
キリストの下で行われる
細菌や、原生生物・・
あるいはベントスと呼ばれる海洋生物達の
生と死の循環

となります。

なので、他の「墓の魚」作品に比べると
難解で、真面目であり、
客層が異なる感じはあります(笑)

このキリストベントスの物語は、
いわゆるキリスト教

高き中に低きがあり、
低き中に高きがある

という思想
([キリストの高挙][キリストの卑賤])
と関連しているのですが、
これを説明するのは長くなるので
別の機会にして、
ここでは省略しますね。

さて、細菌学植物学の世界では、
時として
ラテン語が重要なキーワードになります。
キリスト神学でも
ラテン語は重要な意味を持ち、
両者は元々、博物学の時代を共に経た
相性の良い存在である・・
と私は思っています。

ラテン語スペイン語の持つ
キリスト教的を追求し、
医学や生物学を
ヴァニタス美術的な視点に
落とし込んで神学として遊ぶのが
「墓の魚」の詩の特徴となります。

余談ですが、
私は沢山のウニヒトデを飼育しています(笑)
海洋生物の詩は、
こうした海と接する生活から
浮かんできたものでもあります。

3
◆◆なんと、全ての自作曲音源を、 本物の管弦楽オーケストラ、 リュート、フラメンコギター、パイプオルガン、 チェンバロ、バンドネオン、ピアノ、ヴィオラ・ダ・ガンバ などの生の楽器演奏で録音しています◆◆

さて、
今度は全く別の面での・・
つまり音楽の話になりますが、
「墓の魚」は、打ち込みでは無く、
古い時代のマニアックな楽器での
楽曲演奏にこだわっています。

その為、クラシック楽器だけでなく、
古楽器民族楽器などの
不思議な楽器とも
出会えるのが魅力の一つです。

という訳で、本日は
私達のオーケストラの事を
改めて紹介してみました。

こんな作品を日本で制作していく
私や、私のオーケストラ
「墓の魚」

これからも
よろしくお願いいたします~。




【1000視聴突破ありがとうございます♪】
「墓の魚」のラテン詩と、
メメントモリ曲の融合した
第一弾・配信コンサート
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
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