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17世紀ドイツの作曲家フローヘルガーの墓地の曲と[Los nematodos]の朗読

こんにちは。
葬送のオーケストラ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」
作曲家です♪

本日「墓の魚」
新作動画をアップしました♪

今回は、
「墓の魚」道化芝居(Los nematodos)の中でも
前狂言と言われる役割の
Obra de teatro Sucia
(オブラ・デ・テアトロ・ソシア)

朗読の様子の紹介動画です。

道化師[錆びた釘]

Obra de teatro Suciaとは、
スペイン語[汚い戯曲]という意味で、
「墓の魚」公演の中で
オープニングなどで演じられる
短い風刺劇の事です。

(今回は収録当時にコロナ禍だったので、
演劇ではなく、朗読となっています)

さらに、朗読のバックで
元来はチェンバロ曲である
17世紀ドイツの作曲家フローベルガー
[私の来るべき死についての瞑想]
を、
リュートギターで演奏してみたという、
贅沢極まりない企画の動画です(笑)

こういう
墓地で演奏する様な[墓想]の曲
を、古楽ではトンボー【TOMBEAU】
(TUMBAの親戚です(笑))と言い、
現代日本では、
あまり演奏される機会がない
作品の一つかもしれません。

墓地の中で、
を思い、
人生の虚しさ(VANITAS)について考える芸術・・

メキシコの「死者の日」(DIA DE LOS MUERTOS)・・
英国の墓場派(GRAVEYARD POETS)と呼ばれる詩人一派・・
フランスのトランジ(TRANSI)・・
そして、この古楽のトンボー(TOMBEAU)・・
各地、各時代に
メメントモリ(死の芸術)は華開いていたのですね。

道化師[字余りの乞食]

動画の中で朗読されている
皮肉と風刺溢れる「墓の魚」不条理劇は、
今回は【見た事のない犬】という作品で、
動画では一部抜粋ですが、
戯曲全文はこちらで読む事ができます
↓↓↓

https://ncode.syosetu.com/n2256fw/

■■劇中で演奏される曲■■
[私の来るべき死についての瞑想
(Méditation sur ma mort future)]

作曲家・
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー
(Johann Jakob Froberger)

演奏・
リュート/Keima Oswald
クラシックギター/長洲毅志

■■オープニング曲■■
[アリア]

作曲家・
黒実音子

演奏・
チェンバロ/山角倫代

■■演じられている演目■■
[見た事のない犬]

作者・
黒実音子

出演者・
道化・字余りの乞食 CLOCHARD DE ENJAMBEMENT
道化・貽貝 CARROÑA DE MAJILLON
道化・錆びた釘 CLAVO OXIDADO
道化・ペンギン DON PINGUINO

という訳で、
本日は「墓の魚」
新作動画のご紹介でした♪

こんな作品を日本で制作していく
私や、私のオーケストラ
「墓の魚」

これからも
よろしくお願いいたします~。




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「墓の魚」のラテン詩と、
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