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詩の解説2[死者の油の灯の下で語られる真理の話を神は愛するか?]

こんにちは。
「墓の魚」の作曲家です。

前回、私の作品
(詩(El Sventrament))の解説をしましたが、
↓↓
https://note.com/pezdetumba/n/n28dd00bce37d

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今回はそれの第2弾で、
前回がキリスト教文学詩であったのに対して、
今回は、教会から追放された
魔女や悪霊達が集会(サバト)で語る
妖しげな劇(Los nematodos)
の会話を、
実際の作品を見ながら
紹介していきたいと思います。

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「墓の魚」の・・・
これも、また詩と同様に奇妙で、
Los nematodos(ロス ネマトドス)
という名があります。
Los nematodos(ロス ネマトドス)とは、
線虫という意味を持ちます。

「墓の魚」の作品には、
あらゆる土壌や、海中、糞の中に存在し、
その有機物の分解者となっている線虫
この世界の墓守の象徴として、
至る所に登場します。

線虫のうねりは、まるでミサの文字の様に
淡々と厳粛に
「墓の魚」文学の中で描かれるのです。

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さて、
「墓の魚」に登場する魔女達は、
童話の様な
華やかな魔法を使う者達ではありません。
「墓の魚」において、魔法とは喪失であり、
社会の敗北者達の・・
コンパドリート(ろくでなし)の・・
決して認められる事の無い哲学の事です。
とある魔女はサバトで言います。

「おお、故郷、カタルーニャよ!!
いつの間にか故郷とは遠くなり
異国のサバトで満身創痍の身体で煙を吐く。
人生とはそんな夢だ!!
さぁ、通夜を執り行おうじゃないか!!
自分の通夜を。
参列者達は全て見知らぬ他人という訳だ」
「◆第五書簡」より抜粋

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この疲れた者達のサバトの夢は、
しかし、決して衰える事の無い
憎しみや、怒りによって、
その醜態、巨大な骸を維持しています。

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それはキリスト教徒ゆえの神への怒りであり、
偽善的な社会への魔女達の憎しみです。
魔女とは追放者であり、
理解されない賢者であり、
善人を演じない貴族です。
真実を知る故に、
世(例えば男性社会)の秩序にとって不都合な者達なのです。

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「あなたは教会では先頭を切って偽善を語り、
家の中では、王様気取りで私を殴る

【中略】

ああ!! 神様!!
愛のムチは嬉しい
バツを与えて
せいぜいお気に召すままに!!
でも、最後に笑うのは、きっとこの私!!」
「◆ワインとヒキガエルのファド」より抜粋


サバトについて、ある男が語ります。
いかにそれが平和に生きる
無知で残酷な善人達にとって
不都合な事であろうと、
そういう不都合を全て屠殺した所で、
それは墓石の文字として残り、
真実は決して無くなる事は無いのだと。

「しかし、それでも、これらの話は流布するのですよ。
あなた方が農村の中でレーニンに夢を見た様に。
アフリカの戦場で野心を抱いた様に。
それらは、湧いて来るのです。
生きている限り。」
「◆イベリアのサバト 第二書簡」より抜粋

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魔女達の怒りは、
皮肉にも、非常に人間的な
(時として、思考を止めた善人達よりも人間的な)
ものとして描かれます。

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「教会も認めていない低俗な墓場の知恵が、
湧いてくるのです。
それらがなんら意味をなさない
無駄な産物である事は
承知の事でございますが、
往々にしてこの世は無駄なのものなのです。
私は皆様方に、この、世にも恐ろしく、
俗悪な夕闇の醜聞を聞いていただき、
一笑に付していただきたいのでございます。
それこそが己の姿であったと。
ファランヘの党員であろうと、
リーガの有志であろうとですよ!!」

「◆イベリアのサバト 第二書簡」より抜粋

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「墓の魚」の物語における
魔法の定義とは難しいものです。
それは、教会に禁止された秘儀でもあり、
しかし、非常に神学的な
真実をついたものでもあるからです。

「誰もが決められた道を歩んでいるようで、
実は、そういうものではないのだ。
魔法というのは、何もトカゲをすりつぶし、
古いムーア人の呪文を唱える事だけではあるまい。
それは小さな小石を湖に投げ込み、
波紋を作る仕事でもある」
「◆ボティーガス墓地の一夜」より抜粋

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魔法を語る事と、信仰を語る事が、
「墓の魚」では、時として同列に扱われます。
そこに「墓の魚」の仕掛けた
南米的なトリックがあります。

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を分けながらも、
悲劇喜劇を分けながらも、
時として、その境目を曖昧にする。
魔女とは、人間社会の敵でありながらも、
神の計らいの下で生きている
真実を語る者なのです。
我々は、魔女達の視点から
人間社会の迷走と
偽善による不完全さを見ます。

劇の中で「墓の魚」の神学は
さらに複雑に語られていきます。

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「例え、悪魔の誘惑に負けたとしても、
例え、惨めな泥棒の生き方をしたとしても、
もっと大きな悪徳に身を染めてしまったとしても、
それでも良いのです。
それでも、信仰とはそこにあります。
我々は神に仕えている。」
「◆悪魔グレイルメイル嬢と愉快な友人達」より抜粋

その曖昧な芝居の中では、
が教会(人間社会)の味方なのか、
魔女達の味方なのかすら曖昧にされ、
人間の愚かさだけが影絵として提示されます。

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死骸の油で灯される明かりの中で語られる
人間喜劇(コメディア)こそがサバトであり、
それは、人間社会に追放された者達が演じる
人間社会そのものです。

ここで、サバトの中で交わされる
魔女達の会話を見てみましょう。
ひねくれた曲者である
[墓地のお魚(魔女ペス・カンポサント)]
辛辣な風刺がユーモラスに語られます。

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**クエンカのオルガン弾き**
おい、あっちに見事な
コルビーナの丸焼きがあるじゃないか!!

**墓地のお魚**
ケサディージャもあるんだけどね。
そうがっつかなくても、どの道、不味いんですよ。

**クエンカのオルガン弾き**
不味いってどの位だね?

**墓地のお魚**
ああ、そりゃもう不味いんですよ。

**まじない女**
物の本質がわかってない奴だなぁ。

**墓地のお魚**
なんでさ?

**まじない女**
お前さんにとって不味いものでも、
誰かにとってはご馳走なのさ。
ザリガニ共にとっての真実は、
西班牙にとっての偽りである様に。

**墓地のお魚**
そうだね。そうだね。
お貴族様の私の糞は、
乞食共には数週間ぶりのステーキだ。

**まじない女**
高尚な話を、
そうやってはぐらかすもんじゃないよ。
傷つくじゃないか。

**墓地のお魚**
アンタのそういう陰険な術に対抗する術を
犬の道化共が
方々でくっちゃべっているのだけど、
これもその一つだね。

**まじない女**
犬共の真似をして、
世の中を斜めに見て、格好つけたつもりかね?
若いというのは、厄介な病だ。

**墓地のお魚**
世の中を斜めに見ない魔女っていうのもね。
それはどうなのかしらね?

【中略】

**森の魔女**
ねぇあなた、
このような場所が、
魔女の集会に相応しいのでしょうか?

**墓地のお魚**
糞くらえですよ。あはっ。
私は何処へだって行って、
好きな物を食べるし、
嫌いな者を貶します。
淑女でもないし、悪人でもない。
何と呼ばれようと、私はただ
私という肉の塊なんですよ。
私の魂は、そんなものを無視して、
己の成すべき事をするだけですよ。

「◆イベリアのサバト 第二書簡」より抜粋

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また、サバトというのは、
現実世界で報われなかった亡霊達
祝福される宴会であるのだ、
と、魔女カルタは語ります。

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「私が言いたいのは、
この現実というやつは、
決して何か理屈や、大義があって
成り立っている訳ではないという事だよ。
ここには、ただ無数の死がある!!
無数の不運で無意味な屍が
山の様に積まれているのだ!!
蚯蚓(レーゲンヴルム)共の屍が
大地となっている様にね。
無意味だ!!
全ては無意味な死なんだよ。
そしてあらゆる可能性は、皆死んでしまった。
沼地に足を絡めとられた哀れなキツネが、
空を飛びたいと願っても、
決して翼が生える事はないのだ。
それが、あらゆる可能性が死んだこの世界の現実だ!!
肉体は沼地に沈んでいく。」
「◆喉の蛙」より抜粋


あらゆるものが現実では無意味に死に、
様々な可能性を持った者達が消えていき、
とは、墓場とは、
その報われない命を慰める芸術(アルテ)
なのだとカルタは語ります。

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「そう。
淘汰の亡霊だよ。
かつて死んだ無限の可能性の亡霊だ。
旦那、
こうしている間にも、
日々、可能性とは失われているのだ。
我々はピカソの絵を見て感嘆するが、
本当に素晴らしい画家の作品は、
人知れずに戦火で燃え尽きている。」
「◆喉の蛙」より抜粋

人知れず、戦火で燃えていった
名画や才能がサバトには出現し、
魔女達は、死者達は、
現世の影を見ない脂下がった者達
の愚かさを語るのです。

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さて、サバトに集まる者達は、
魔女だけではありません。
社会主義者や、詐欺師
泥棒気取り屋哲学者など、
この世の敗者達が皆、サバトに収集され、
好き勝手に語るのです。
場合によっては
線虫(ステルコラリス)や、
疫病海のプランクトン(コペポーダ)
までもが、真理を語る者として
哲学的な対話を繰り広げます。


**コペポーダ達**
埋葬しましょう。
埋葬しましょう。
キリストに釘を打ち込んだ時に
流れ出た黒い血で私達は育った。
我らは無知、恥辱から生まれた。
明け方までに匿われた瀕死の男は死ぬでしょう。
その男は共産主義者だった。
その横で、我らはミサ・ド・ガロを行うのだ。

**悪霊**
恥に恥を塗り、
その上に泥をかぶせたなら、
立派な僧侶ができるさ。

**貧者の魂**
どうかすすり泣いて下さい。
この哀れな躯を見て。
敗血病にかかり、
私の人生の続きは、黒土の中に続いていたのだ。

**S・ステルコラリス達**
お待ちください。
貴方のその病み衰えた肉体があったからこそ、
私達には楽園が提供された。
偉大なる女の悪霊の呪詛も、私達には届かないよ。
なぜなら、私達こそが真実だからです。

**刑事**
下等な生き物等め!!
せいぜい囁いているがいい。
その呟きなど社交界の中では、
ただのそよ風だ。

**病気**
社交界に居場所を定め、その世界に根を下ろし、
それが真実だと我が物顔で言うのか?小猿め!
その風は気まぐれに毒を運び、
気まぐれにお前達の命を奪うだろう。

**刑事**
それが何だと言うのか?
いっそ、その毒風で忌々しい宿敵を
殺してくれればいいものを。
世界の王の侍従共め!!
それで目の前の名誉の恥辱や、侮辱が消えはしないぞ!!
名誉こそが俺達の生きる意味なのだ。

**農場監視人**
心にだって蛆は涌くさ。

**刑事**
涌かせたまま、生きて見せるさ。

**農場監視人**
真実を抑える事で失うものもある。
真実の美がお前にはどうも理解できないらしいのだ。
そうして自分が番犬だと思っていられるうちは幸せだ。
番犬は白痴でしか務まらん。
肉のついた骨を求めて、吠えるがいい。
だが、忘れるな。
その肉はキリストの肉ではない。

**マテ貝**
おお、品性が・・・

**農場監視人**
申し訳ありませんが、
品性などと言わないで下さいませんか?
そんなものは所詮、文明とやらが出来てから
青二才の学生共がこじつけたものではないですか。

**マテ貝**
では、なぜそんなにまで何かを追い求めるのです?
原理を求めていると言いながら、
貴方のやっている事は人間的だ。

**農場監視人**
道理とやらを語るのはやめて下さい。
それは時代のせいなのです!!!
そんなものを知ってしまったら、
俺達は生きていく事ができなくなる。

**マテ貝**
そもそも、キリストの肉は誰が食べたのでしょう?
品性を求めていた者達が
なぜ、これだけの伏魔殿を作ったのでしょう?

**S・ステルコラリス達**
私達は所詮は塊だよ。

**刑事**
いや、頭がおかしくなる。
どいつもこいつも
とことん俺を無視して、勝手な事を言いやがって!!
なぜだ?
俺こそが一番、キリストに近い男だというのに。

**貧者の魂**
人生の半分は黒土の中に続いていたのです。

**刑事**
なぜだ?
なぜ、俺が選ばれないのだ?
秩序を重んじ、法を重んじ、
貢献してきたのだ。
その様に!!
教わった通りに!!
それでも結局の所、
夜の墓地に放り出されるというのなら、
社会とは何なのか?
棺桶の中になぞ真実はないと、
お袋は言ったのではないか?
俺の中にあるものは悲しみの骨などではない。
秩序の骨だ。
神などいない!!
無限に続く回廊の奥に俺は何も見ていない!!
見えたものはただの幻だ!!
そんなものに振り回される奴は
永遠の要塞(アウラ・ブンケル)に入る事になるのだ。
こんな自答は魂の牢獄だ。
魚の目の中の闇夜だ!!
なぜ、俺が埋葬されなければならない?
人はいつか死ぬ?
常識の・・及ばない所へ?
お袋が知らない納骨堂の奥へ?
そんな恐ろしい事は御免だ。
ああ!!全く御免だ!!
その暗闇の中では、秩序も法も無いのかもしれない。
そんな恐ろしい事を、俺は考えるだけでも御免なのだ!!!

「◆イベリアのサバト 第四書簡」より抜粋


ここでは、刑事は、
己の肩書に隷属し、
思考する事を止めた人間社会の象徴であり、
愚者として描かれます。

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「墓の魚」において、何度も繰り返されるのは、
悩む事、迷う事、選択していく事・・・
つまり、生き足掻く事
神に愛される人生なのだ、
という哲学です。

そこには、答えが与えられない苦悩や、
解決しない絶望的な受難
常に伴に語られます。
受難(パッション)とは信仰であり、
人間の情熱でもあります。

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「残酷だからこそ信仰が試されるのです。
十字架にかけられるのは何もイエス様だけではない。
私達は何度も何度も十字架にかけられ、
騙され、道を隠される。
魂を八つ裂きにされる。
愛する人を失い、自分が愛されない事を知る。
神にすら。」
「◆悪魔グレイルメイル嬢と愉快な友人達」より抜粋

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「血と、殺害された肉と、泥のついた
悪臭のする墓地で、
蝋燭が一本足りない納骨堂で、
我ら罪人は目覚めねばならない。
罪の消えぬ世界では、死者の躯に蟻がたかる。
永遠に夜明けのコーヒーを飲み、
愛を語り合う事は出来ない」
「◆蟻のたかる死」より抜粋


そこでは、
救いの無い冷たい世界が淡々と書かれ、
決して報われる奇跡が描かれる事はありません。
[救い]とはあくまで人間が思考の中で生み出し、
そして、常にそれは逞しいユーモアによって
支えられるべきだからです。

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だからこそ、
神の栄光に敬意を持ちながらも、
人は目の前の低俗さに魅かれ、
愛さずにいられない。
そんな喜劇こそが神の愛する物語ではないか?
と「墓の魚」の作品は問いかけます。

「ああ、神よ!!
お前がいかに
優れた神の軍勢を持っていたとしても、
楽園が慈愛であり、
幸福で満たされているのだとしても、
我々は愚鈍なユーモアで
それらを一笑に付してしまうだろう。
生きるというのは、そういう事なのだから」
「◆イベリアのサバト 第二書簡」より抜粋

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「時として、アリウス派の聖職者でさえも、
眠りにつく今際の際にふと思うのだ。
これは喜劇ではないかと。
これこそが、最高級のコメディアではないかと。
なぜなら、人生はどう転ぼうとチリパであるし、
チリパは滑稽な物であるからだ」
「◆イベリアのサバト 第四書簡」より抜粋

魔女というはぐれ者を通して、
「墓の魚」は、人間の迷い、葛藤を描きます。
そこには
「迷え」「苦しめ」
「この答えの無い世界で」

というメッセージがあります。

「キリストが十字架に架けられた時代から、
気高いものは隠される。
しかし、その気高いものが
聖者によって語られるとは限らない。
気高いものはゴミ捨て場に隠されるからだ。」
「◆ゴミ捨て場の信仰Ⅱ」より抜粋

「野良犬に喰われる
腐った惨めな甲殻類の世界を隠している。
その世界で我々は信仰を探すのだ。
浅ましく。天使の様に。悪霊の様に。
決して、美しい神殿では探せないのだ。
それは[ゴミ捨て場の信仰]だ!!
諸君、我々の人生とは[ゴミ捨て場の信仰]なのだ!!」
「◆ゴミ捨て場の信仰」より抜粋

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「皆、勘違いをしている。
結果が信仰なのではない。
苦しみが信仰なのです。
人を殺す事が罪なのではない。
人を殺した事に気づかない事が罪なのです。
だから、私達は何も答えが与えられない世界に生まれた。
そして試される・・・」

「◆悪魔グレイルメイル嬢と愉快な友人達」より抜粋

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「人生とは詰まる所、他者の影に怯え、
自分だけで生きる孤独な旅だ!!
他者など存在していない。
それは、通り過ぎる影に過ぎん。
全ては自分の魂に映った己の顔なのだ。
自分だけは誤魔化せぬ。
神との対話は教会ではなく、
個人とだけ密かに成される。
ああ、傷口に塩を塗った痛みを忘れるな!!
結局、その痛みだけが
誰とも共有できぬ自分の衣服なのだから。
そして、衣服の傷は自分で繕わねばならぬのだ。」
「◆様々な老獪
~または魚屋に並ぶ斃死体のファド~」より抜粋

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魔女達サバトに迷い込んだ神父は、
魔女との会話の中で、
サバトの本質を悟ります。
そして敗者の真実を知った時、
彼はこの世の本質を理解するのです。
神父は言います。

「そうか。
そういった亡霊だの、居もしない姿だのを、
人は結局はサバトで見る事になるのだな。
サバトとは悲しい郷愁であり、
喪失と後悔の葬儀だ。
人は現実を生きながら、
過去に死んでいったあらゆる可能性をサバトで見る事になる。
歌には亡霊の言葉が残されている。
過去の死者が歌った歌を我々は歌い続ける。
進化では無いのだ!!
それはただ喪失なのだ!!」

「◆喉の蛙」より抜粋

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彼は続けます。
彼が語っている対象は
最早、サバトではなく、この世の事です。
そう、サバトとは、
この世が生み出す夢であり、
この世の影であり、
この世、そのものなのです。

「我々は失いながら前に進む。
壮大な叶わなかった夢の屍と、
消えた可能性を葬りながら!!
全く。
そうではないと言うのなら、
一度、他人の葬儀に参列してみるがいい。
それは、まるで舞台に似ている。
楽園に行く道に迷う者が迷い込む舞台だ!!
そこで、どんな壮大な曲を流した所で、
皆、右往左往するばかりで、
誰も楽園に行く道は知らないのだ・・。」
「◆喉の蛙」より抜粋

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いかがでしたでしょうか?
「墓の魚」では、
キリスト教的な魚介類の詩に次いで
魔女を扱った作品が多く、
「魔女のオーケストラ」の異名を持つ程です。

「墓の魚」の作品の中で、
サバトを扱った作品は、
10作品以上作られています。

詩の解説の記事は、
今後もシリーズ化していこうと思っております。

少しでも興味を持っていただけたら
ぜひ、「墓の魚」
応援よろしくお願いいたします。

「墓の魚」配信コンサート動画を公開中です↑↑↑




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自作の詩による詩集「沼地の聖書」(ハードカバーによる分厚い豪華本を予定)を出版する為のサポートを募集しております。ぜひ、よろしくお願いします!!いただいたサポートは詩集の費用にさせていただきます。