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聖書と南米と細菌の言葉を語る[死のオーケストラ]
こんにちは。
葬送のオーケストラ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」
の作曲家です♪
近況報告ですが、
現在、次の動画を作成中です。
![](https://assets.st-note.com/img/1690971148405-kS2qTpEegF.jpg?width=800)
南米の牧草地に蔓延る
ナス科植物の毒草についての
(私の)詩を
紹介する動画になる予定ですので、
楽しみに(?)お待ちいただけますと嬉しいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690978202784-IeCi1g9q3V.jpg?width=800)
ところで、
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」という
オーケストラについて、
古楽なのか?
クラシックなのか?
ファドなのか?
などの疑問を
投げかけられる事が
最近でもありますので(汗)
今日はここで
簡単な説明をしていこうかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1690976487226-WwJb5aB1Za.png?width=800)
まず、
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」は、
私のオリジナル曲や、
オリジナルの詩
のみを演奏する
オーケストラですから、
古楽ではないですね(笑)
古楽というのは、
あくまで
中世ヨーロッパの音楽を演奏する
ジャンルなのだと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1690977027532-kOt7eqCJU1.jpg?width=800)
私は
[虚栄]と呼ばれる
動物の死骸に纏わる
[虚しさ]や[忌わしさ]を題材にした作曲家ですが、
元はリュート演奏者でもあるので
古楽器をふんだんに
自作の曲に使用しています。
また、
地下墓地(カタコンベ)で響く様な対位法による
古楽風の作品を作曲したり、
そう考えると、
確かに古楽的な
宗教作品も作るのですが、
同時に
南欧のキリスト教文学
というものを軸に、
ファドやフラメンコを取り入れた
19世紀風の作品も
メインとして作っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1690977952927-rZxjGMJzIh.jpg?width=800)
中世から近代まで・・
これは、
日本人にとっては、
わかりにくい混ぜ合わせ方に
なるのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1690977052753-siaC0JlW0P.jpg?width=800)
ところが
南欧のポルトガルや、
スペインや、
あるいは南米では、
それほどおかしなジャンルではなく、
要は、
古都ポルトガルでは
今も中世の街並みや精神が
生きていますし、
その精神の中で・・
メメントモリを内包して、
ファドは流れるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690976674236-ZSmmvSdL4t.jpg?width=800)
「墓の魚」の
黒い風刺を語る
道化の舞台(Los nematodos)も、
コメディア・デ・サントスや、
サイネーテや、
コメディア・デッラルテの
道化芝居の中では伝統ですし、
それは個々に途切れた文化ではなく、
あくまで[南欧ラテン]という
一つの時間の中に息づいた
[匂い]なのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690977186086-I2nxeaRK1v.jpg?width=800)
その感覚を、
タバコの煙の様に
魂の衣服に染み込ませた者しか
わからない
サウダーテ的な詩というものがあり、
それこそが「墓の魚 PEZ DE TUMBA」が
伝えていきたいものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690977222140-irzVVSoN9P.jpg?width=800)
すなわち
中世の世俗的な死と生の詩から、
フラメンコの皮肉たっぷりの痛みの詩、
タンゴの貧困の中の誇りの詩、
ポルトガルの亡命と喪失の詩・・
と、
そういったラテンの[感覚]を
詩人として作り、歌うのが
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」であり、
[音楽の形式]ではなく、
[生きたラテンの感覚]としての
一ジャンルである為に、
日本では、なかなか理解してもらうのが
難しい音楽ではあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1690976914085-Hwb2xrPgxX.jpg?width=800)
例えば、
今、動画として作っている
南米の牧草地に蔓延る
ナス科植物の詩
にしても、
そこにはキリスト教の聖書の言葉や、
サウダーデ、
独裁政治への風刺
などが込められています。
![](https://assets.st-note.com/img/1690976939179-vVrSihe8XD.jpg?width=800)
細菌や、植物や、海洋生物の
まるでミサの様な
数値的な世界を描きながら、
そこに聖書的な言葉と、
死の哲学を散りばめるのが
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」作品の特徴なのですが、
そういった世界には、
まるで洋画の様に、
ホラー映画の様に、
ラテンの精神と共に
皆様の魂に浸透していく
[仕掛け]が施されているのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690976698111-HXTDZm8Jll.jpg?width=800)
という訳で、
本日は私の作品について、
徒然と語ってみました。
こんな作品を日本で制作していく
私や、私のオーケストラ
「墓の魚」を
これからも
よろしくお願いいたします~。
![](https://assets.st-note.com/img/1690977294143-vPLA1kLhih.jpg?width=800)
【1000視聴突破ありがとうございます♪】
「墓の魚」のラテン詩と、
メメントモリ曲の融合した
第一弾・配信コンサート
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
こちらで公開中です↓↓↓
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