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「レタス3個分の栄養が入った飲み物」と「レタス3個」は違うという当たり前の話

セブンイレブンに売っている飲み物でレタス3個分の栄養が入った炭酸飲料があってそれが好きで飲んでるんですが、

今の世の中って

「レタス3個食べるのはキツいけどレタス3個分の栄養摂取は簡単にできる」

みたいなことで溢れてる気がします。

・本を一冊読むよりYoutubeで勉強した方が早い

・新聞読むよりまとめサイト見た方が早い

・ジム通うより体に器具つけてダイエットしたほうが楽

食べ物にしろ知識にしろダイエットにしろ、本や新聞と同じ情報であれば形式は問わないとか、消費カロリーが同じであれば形式は問わないみたいなことですが、内容を重要視して形式を軽視している感じがします。

でも多分内容と形式って分離されてるわけじゃなくて、内容と形式が一体となって効果を発揮するものだと思うので多分良くないんですよね。

僕は営業やってたのでコロナになってZoom営業になることを経験しているのですが確かにZoomでも「伝えたい商品情報を伝える」という本来の目的は達成できるのですが、営業って何も商品情報を伝えるだけのゲームをしているのではなく、仲良くなるとか情報をヒアリングするとか、その他いろいろなゲームも一緒にプレイしているものなので、そういった本来の目的の周辺の目的まで形式を圧縮することで一緒になくなってしまう感じがするのです。

また、僕も含めて何かを「受け取ること」が下手だなーと思うのですが、形式を圧縮することでそう言った傾向も加速させてませんか?

Youtube1本見ても満足したな〜って感じにはならないですが、本を1冊読んだら苦労した分結構満足できます。営業も同じで往復1時間かけて行く営業とZoomで数MBのデータ消費と数十分の商談時間で済んでしまうオンライン営業ではやっぱり満足感が違います。

仕事にやりがいが感じられないとか、没頭できる趣味が見つからないとかってだいたい楽しさを「受け取ること」が下手だからなのかなーと思ってますが、昨今の内容だけ楽しんで形式はとことん圧縮していくみたいな流れが影響してるんじゃないかとすら思ってます。


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