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これからの職務経歴書はどうなるのだろうか

こんにちは。ペルソナの津野です。

突然ですが、転職活動に必要な書類(履歴書、職務経歴書)の作成、大変ではないですか?

私はこれまで新卒の就活、転職活動を合わせて3度、履歴書と職務経歴書を作成してきました。それぞれ思い返してみると、特に職務経歴書の作成が大変でしたが、その2点セットがないとそもそも求人に応募できないので、渋々作成して担当エージェントに添削してもらいながら完成させた記憶があります。

最近では、生成AIを利用してレジュメ作成ができるサービスや、そもそも職務経歴書を廃止するエージェントがあったりと、職務経歴書のあり方が随分大きく変わってきています。
この記事では、上記のような状況も踏まえ、職務経歴書の意義を考えてみようと思います。

生成AIを使ったレジュメ作成サービスの普及


近年なにかと話題のChatGPTをはじめとする生成AIに、これまでの経歴を入力して指示を出すと簡単に職務経歴書を作成することができます。
サービス開始初期にGoogleで「ChatGPT 職務経歴書」と入力すると「バレる」が検索候補の一番上でしたが、今となっては「おすすめ」「無料」「〇〇(職種名)」と表示されるようになっています。

実際、大手エージェントやスカウトサービスサイトも生成AIを利用したレジュメの自動作成サービスを開始しており、求職者がスキルや経歴、希望の勤務条件などのあらかじめ用意された質問に回答するだけでレジュメを作成することができます。

転職活動に与える影響とは


転職希望者の手間の削減


職務経歴書の作成はかなりの手間だと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。これまで何人もの方と面談を実施しておりますが、レジュメの作成依頼、修正のラリーを続けているといつの間にかフェードアウトしてしまう方も稀にいらっしゃいます。

これまでの経験を数枚の用紙に詰め込まないといけないので、キャリアの棚卸はもちろん、例えば営業の方であれば予算や達成率などの定量面での記載が必要になりますが、数字で表すことが難しい職種で更に手間がかかっている方もいらっしゃいます。

転職活動を開始した時、まず最初にぶち当たる大きな壁の一つが職務経歴書などのレジュメ作成です。そういった意味では、手間を削減することができるAIを利用したレジュメ作成サービスは有益なサービスだと思う一方、注意すべきところもあります。

差別化ができない


繰り返しになりますが、AIによって作成される職務経歴書の多くは、スキルや経験、希望勤務条件など、いくつかの簡単な質問に回答するだけで完成させることができます。つまり、同じような職種を経験している人だと均一的な内容の職務経歴書が出来上がってしまうこともあります。

職務経歴書では過去の経歴をただただ羅列するのではなく、具体的な成果やそこから学んだスキルを明確に示し、ライバルとの差別化をすることが重要です。AIを利用してすぐにレジュメを作ることができたとしても、自分自身の経験や強みを理解できていないと、面接ではうまくアピールすることはできないので、転職活動もうまくいかないはずです。

職務経歴書は自分自身のプレゼン資料である


職務経歴書は自分を採用した企業にどのような価値を提供できるのかを前向にアピールするためのツールです。
ここからは、自分のプレゼン資料である職務経歴書をどのように考えて作成すればいいのかお伝えさせていただきます。

主要な実績に焦点を当てる


キャリアが長くなるほどに、職務経歴書も長くなる傾向があります。過去のプロジェクトを網羅的に記載するのではなく、転職先でも再現性をもって取り組めるであろう内容や、自分自身のスキルや経験を最もよく表すことができる実績に特にフォーカスして記載するように心がけるとよいです。

そうすることで、読み手にあなたの強みや活躍可能性が伝わりやすくなります。

情報の優先順位を明確にする


最も重要で、読み手に伝えたい情報(職務要約や強みなど)を上位に記載するなど目立つように記載し、読み手が自然に目を通せるような構成にします。

これにより、重要なポイントを見落とされることなく、読み手に印象付けることが可能です。

最後に


ここまで生成AIを利用した職務経歴書作成サービスの良い点、悪い点についてを述べてきましたが、個人的には絶対に悪だとは思いません。

そもそも、すでにリリースされているサービスは、スカウトサイト上での簡易レジュメのような扱いでの作成が意図されているので、AIによって作られたものをそのまま企業に提出しなければいいのです。

AIから返ってきた答えを基に内容を付け加え、自分ならではの強みやスキルをアピールする内容に変更するのであれば、手間を削減でき候補者にとっても有益だと考えます。

今後AIの技術が更に進化していくことを考えれば、この記事で指摘した問題点もいずれは解消されていくかと思います。効果的な職務経歴書を作成するためには、AIなどの技術も利用しながら、自己分析(キャリアの棚卸)と市場調査を入念に行い、自分自身を最も魅力的に見せられる方法を考える必要があります。

自分一人で考えるのは大変な作業ですが、客観的な意見を取り入れることで、より内容をブラッシュアップすることが可能になるはずです。

自分のありたい姿を一緒になって言語化し、それが実現できるような支援をしてくれるエージェントと出会うことで、少しでも気持ちを楽にして効果的に転職活動を進めることができるようになります。

転職を検討していらっしゃる方や、転職に不安を感じていらっしゃる方のお力になることができれば幸いです。

いつでもお声がけください。


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