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全部フィクションに決まってるじゃないですか

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言葉の書き溜めを繋げたものたち。何かのプロット
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#現代詩

『嘘だよ』っていう嘘、もう吐きたくないな。

『嘘だよ』っていう嘘、もう吐きたくないな。

「そうだね」って答えが返ってくるように言葉を探した。ねー、君の言ういつかっていつなの、なんて ねえ、今更聞けないんだよ。わたしの、ほんとはね、が遠くに行ってしまって、もう悲しみとはおさらばだ、なんて なんてね、それを強さと勘違いしたり、してね。見て 泣きながら嘘をつくような、強がりなひとだよ。大丈夫だなんてこれっぽっちも思えないのに、君が困った顔をするから、わたしは君に 大丈夫だよ  って、嘘をつ

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黎明

黎明

君が大丈夫だと言うから、あかりを全て消して独りだった。もう何度もこうやって朝を待っている。

同じ朝日を見ようね、と言う眠れないフリが上手なきみ、朝を待つわたし。明け方射す光は、落ちた花弁に温度を与えるでしょうか。冷めきってしまう前に、

もう、何度もこうやって朝を待っている。

夜明けのオレンジで目を覚ました。最低な空の色。君は知らないままでいいよ。

2020.8.31