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命を守る「お薬手帳」

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はやとくです。

みなさんは、「お薬手帳」持ってますか?

ご存じかと思いますが、病院や薬局に持って行って医師や薬剤師に確認してもらうための、お薬の記録を残した手帳ですね。

「私は飲んでる薬覚えているから大丈夫」と思っていませんか?

「お薬を使ったことがない」「使っても数回で特に問題もなかった」という方以外のみなさんは持っておくべきです。

今回は「お薬手帳」をテーマに、お薬手帳を持つメリットや活用方法とあわせて解説します。

▶お薬手帳とは

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❏お薬手帳とは

□いつ、どこで
□何という薬を出してもらったのか
□服用タイミングや量、回数などの薬の使い方
□薬を使ってアレルギーや副作用が出たことがないか

といった、お薬の使用にかかわる情報を記録しておくための手帳です。お薬手帳を正しく活用することで、薬をより安全に、より効果的に使えるようになります。

▶お薬手帳のメリット-日常-

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お薬手帳で最も重要な役割は、服用歴やアレルギー、副作用のチェックができることです。

処方されたお薬との相性、同じ効果の薬が重なっていないだろうか、患者さんの体にあっているだろうかなどをチェックします。

お薬手帳から、なんで体調が悪かったのかがわかることもあります。

お薬手帳がないと、これらを確認できません。

お話の中でいろいろ推測はしますが、全然わからないとなると、重大な副作用が起こってしまっても、さすがに自己責任となってしまいます。

お薬手帳の有用性については
▼コチラの記事▼でも紹介しています。

▶お薬手帳のメリット-災害時-

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お薬手帳は災害時にも活躍します。お薬手帳が普及したのも災害時の経験からです。

1995年の阪神淡路大震災

「いつものんでる薬を置いたまま逃げてきちゃったから、薬がなくて困っている」「いつもの薬の名前を覚えてなくて…」

阪神淡路大震災の時には、ガスや電気などの機能が停止してしまうため、コンピュータで保存された医療データを閲覧できない事態が発生していました。

だから、紙媒体であるお薬手帳が活躍したのです。

そして、この経験が後におこった東日本大震災の時に役に立ちました。

東日本大震災の映像を見たこともあると思います。
家は流され、医療機関も非常電源とか関係なく機能が停止しました。薬が取りに戻れない場合、替わりとなるお薬の手配をしなければいけません。

お薬手帳を持っている方は、持っていない方よりも6時間も早くお薬を受け取ることができたということが報告があります。

是非、緊急時の持ち物リストにお薬手帳を入れてください。

▶お薬手帳のメリット-緊急時-

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特にいつもお薬を使っている方は、病院や薬局に行かないときでも、お薬手帳を持ち歩いていただくことを強くオススメします。

「私は飲んでる薬覚えているから大丈夫」

と思っているあなた。

あなたが倒れて、意識不明になってしまったら、誰があなたの頭の中の記憶からお薬の情報を抜き出すのですか?

私は救急病院での勤務していたので、服用薬がわからずに治療が遅れたり、服用薬がわかったからすぐに対応できた例を経験しています。

「糖尿病の薬がある、、低血糖かも!」
「心臓の薬がある、、脳梗塞・心筋梗塞かも!」
「血液サラサラのお薬、、脳出血かも!」
「睡眠薬がある、、オーバードーズかも!」

お薬手帳見たら、なぜ倒れているのかのヒントを見つけることもできて、1分1秒でも早く救命できる可能性があります。

▶終わり

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今回はこれで以上です。
いかがでしたか。

お薬を使っている方にとっては、お薬手帳を持つことのメリットが大きく、持っていないとかなりのデメリットがあります。

お薬手帳があなたの健康や命を守ってくれます。

今度はお薬手帳の活用方法や電子版お薬手帳についても記事にできればと思っています。

お薬手帳、持ち歩きましょう!

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