haru drumを愛でる会 in AICHI 20210808
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haru drumを愛でる会 in AICHI 20210808

ミズノアキコ(sei)

「一生エイトビートいける。すごい気持ちいいです!」
「ずっと叩いていてほしい。ずっと聴いていたい」
これらのフレーズを聞いたとき、最高すぎる褒め言葉だと思った。
去る2021年8月8日、愛知・日進市にあるJ'z Studio Westにて開催された「haru drumを愛でる会 in AICHI」の模様を、haru drum宣伝担当・ミズノがお届けします。

1.はじめに

3/29の「haru drumを愛でる会 in TOKYO」を終えた帰りの新幹線の中で、次は地元・愛知で何かやりたいという話をふんわりとし、時期もざっくり夏ぐらいと決めていました。それを実現させたのがこの会です。
haru drumについて、前回の愛でる会については、こちらをご覧ください。

2.参加者紹介

地元開催ということで、春日井さん・ミズノそれぞれ人選を提案し合い、スタジオの定員などもあり、当日は以下の方々にご参加いただきました。

松井信樹さん:レコーディングエンジニア ( J’z Studio)
山下佳孝さん:ドラマー
ジャンボリー加藤さん:ドラマー・ドラムテック
・森 勇樹さん:フリー打楽器奏者
打楽器修理工房 PEREPAIRさん
砂田憲廣さん
春日井直人さん:ドラマー、haru drum製作者
ミズノアキコ:アマチュア打楽器奏者、haru drum宣伝・渉外担当

3.当日の模様

場所と参加者以外はほぼノープランだったのですが、スタジオのドラムセットをお借りし、シンバルは春日井さんの私物を持ち込み、ドラムセットで使用した場合とスネア単体と、それぞれ体験していただけることに。

この日は14インチに加え、新作である12インチと13インチをそれぞれ用意。
14インチはフープやエッジの削り方が異なるもので、気になったスネアをその場でチューニングしてもらいながら、文字通り愛でていただきました。

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ここからは動画を中心に、愛でる会の模様や、haru drumの音をお楽しみいただきたいと思います。

使用楽器:No.10 Mustard 14"×2.3"  8tension
ジャンボリー加藤さんが試奏。叩いてすぐに気に入ってくださった様子。

使用楽器:No.20 Cherry Red 12"×2.3"  6tension
春日井さん本人が演奏。我ながらいい音するなという表情。

同じく12インチを山下さんが試奏。ジャンボリー加藤さんや春日井さんが試奏しているときに聴こえた音と、(演奏時に)手元から聴こえる音の違いについて言及され、マイクで録音した音はどっちが聴こえるのか?という疑問に。

使用楽器:No.18 Morocco Blue 14"×2.3"  10tension
スタジオの隣のコントロールルームを行き来しながら、出音とマイクで録った音を自由に聴き比べることができたのですが、コントロールルームで聴いていたジャンボリー加藤さんが、めちゃくちゃいい音がすると大興奮。

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叩いていた山下さんも、録音してコンプしたり、リミッターかけたり、余計な余韻を取ったり。そういう処理の後の音がするイメージとのこと。また、ヘッドについても、通常のコーテッドよりコントロールされている物のほうが相性いいかもしれないと。このまま録音できるとの評価!
しかもちゃんと胴の音が出るので、これはすごいと口を揃えていました。

再びジャンボリー加藤さんが、山下さんが叩いていたのと同じNo.18を試奏。「一生エイトビートできる」との名言が!

使用楽器:No.1 DeepBlue 14"×2.1"/No.19 Mandarin Orange 13"×2.3"
No.11 Cement 14"×2.3"/No.18 Morocco Blue  14"×2.3"
こちら今回一番長い動画。約22分ありますが、ぜひご覧頂きたい内容です。
森さんがローピッチにしたNo.1を試奏するところからスタート。ストレイナーの張りを調整しながらしばらく叩いていたのですが、「ずっと叩いていられて楽しい!」と大絶賛。スティックを変えたり、チューニングを変えたりと、いろんなパターンを観聴きできます。クラシックや吹奏楽な人とジャズやロックなどで活躍するドラマーと、様々な参加者がいることによって聴ける話が面白かったです。

山下さんの検証は続き、魔法がかかる高さ(ピッチ)があるのだろうなと。
山下さんが何度か使った「魔法」という言葉がとても印象に残りました。

この日一番フレッシュな砂田くんの試奏。14も12も試奏してくれました。

参加者さんが自作したスネアも見せていただいたり、試奏して音を聴いたりする時間もあり、前回とは違った楽しさもありました。
また、隣のスタジオでレコーディングしていたバンドがエンジニア松井さんから話を聞き、3テイクだけ使いたいとのことで貸し出したり。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、約2時間の愛でる会は終了しました。
当日は山下さんがNo.10を、ジャンボリー加藤さんがNo.18をお買い上げくださいました。最後は参加者全員で記念撮影。皆さんいい顔してます!

写真 2021-08-08 15 09 43

4.参加者アンケート

参加者の皆さんに後日アンケートにご協力いただきました。
設問は以下の通りです。回答を一部抜粋で紹介します。
1.haru drumを知ったきっかけ
2.実機に触れた時の感想、印象について
3.よい点と改善点など、お気づきになられた事
4.haru drumに今後期待すること、製作者・春日井さんへのメッセージ等

【松井信樹さん】
1.春日井氏より聞いて
2.飛び道具的なスネアと思いきや積極的に使っていけそうなサウンド、
  使い勝手。
3.良い点 チューニングを難しくする変な倍音が出ない
4.材質等のバリエーション展開に期待します!
【山下孝佳さん】
1.春日井さんのSNSより
2.とても浅いシェルにも関わらず豊かな音がします。チューニングのレンジとしては3つくらいスイートスポットがある感じで、それも驚きです。
低めにチューニングしてミュートしたときの音のまとまりは、これまで触ってきた楽器のなかでこの楽器にしかないものでした。
全般的にとてもよい音のするスネアドラムだと思います。その理由がなんなのか、例えば工作精度であったり、部品の剛性であったり、重量であったりという部分でない、なんというか明確な原因は分からないけれど何故かよい音がする、そんなマジックのある楽器だと思います。
3.これまで何度か本番で使っていますが、構造上表面からだけでチューニングを変えられる為、部屋の響きに対応した細かなチューニングが容易であるのは、とても良い発見でした。
4.とても良い楽器だと思います。このコンセプトでセットがあったら、おもしろいかも。
【ジャンボリー加藤さん】
1.Twitterで見かけたのが初めてでした
2.チューニングでのレスポンスが良く、また張っているヘッドの特性が如実に表現されていると感じました。生の鳴りの良さや叩き心地の良さはもちろんなんですが、マイクを通して聞いた音に衝撃を受けました。スピーカー越しの音をエンジニアの方と聞いた時、二人で顔を見合わせてしまったほどでした。
3.演奏時、ストレイナーを叩いてしまわないか不安になりました。
4.薄すぎるシェルだし静かな音楽などジャンルを選んでしまう楽器じゃないのか、と思っていた自分が恥ずかしいです。今後も独特な作品を期待しています!
【森勇樹さん】
1.春日井さんに試作品を見せていただいた
2.以前に試作品を触らせていただく機会があったのですが、改めてその薄さにびっくりしました。綺麗なラッカーフィニッシュも魅力的です。
3.2.3”という「シェルの薄さ」からは想像もつかない様な、多彩な音作りが可能な点です。
従来のパンケーキスネアには無い太さを持っているので、従来の楽器では暴れてしまうようなどっしりとしたローピッチや、音痩せし過ぎないしっかりとしたハイピッチが簡単に得られます。
また「シェルの薄さ」故に、叩いて(入力)から楽器が鳴る(出力)までのレスポンスの速さは、特筆すべき点です。
ドラマーがプレイして素直に「オイシイ」と思えるポイントが沢山ある楽器だと思います。
4.個人的にオーケストラや吹奏楽の中で使用する事を考えると、可能であればエッジに近い部分のスネアの食い付きが良くなると尚嬉しいです。
【打楽器修理工房 PEREPAIRさん】
1.Twitter
2.各所に改善の余地はあるものの、とてもよく作り込まれていると感じました。
3.ストレイナー周りの支持点が弱そうだったので、その部分の補強ができると良いかと思います。
あとはケース問題についてとなんらかの提案がなされると、より購買意欲が高まるのではないでしょうか。
4.違う素材であったり、行く行くはキットにまで広がるととても夢があるなと思いました。
【砂田憲廣さん】
1.宣伝担当のツイート
2.・低めのピッチにした音
  ・打ち込み系の音
  ・裏のヘッド、スナッピーの音が大きい
  ・表と裏のヘッドの距離が近い
  ・片面のチューニングだけでいいので楽
  ・薄くて軽くて取り扱いに力がいらず楽
3.
◆収納ケースや運搬方法について
このスネアの薄さに合うケースが少なそうだと思いました。持ち運びドラムの用途として運搬方法も気にされる方はいると思いました。運搬方法の提案もあるといいかもです。
◆音作りについて
締めすぎると裏のヘッドの音が詰まるので、チューニングレンジは広くなく1つの狙った音が欲しいという人にハマるタイプだと思いました。カスタマイズ性としてパーツが少ない分ワッシャーを皮に変えるだけでもまた音が変わりそうだなと思いました。
4.応援してます!

皆さま、とても丁寧に回答してくださり、いろんなお言葉をいただき、本当に感謝です。これからの製作や広報に役立ててまいります。

5.あとがき

この日J'z Studioさんにミズノ所有のNo.1とNo.19を貸出したところ、「踊れない僕ら」さんがレコーディングで使用してくださり、haru drumが起用された音源がリリースされました。こちらからぜひ聴いてみてください!

また、別の日に打楽器奏者・窪田健志さんにharu drumを試奏していただく機会をいただきました。今までは主にドラマーとして様々なジャンルで活躍している方に触ってもらうことが多かったのですが、違う側面からの意見もぜひ聞いてみたいと、オーケストラをメインにクラシックの世界で活躍中の窪田さんにお願いしました。

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ラディックのピッコロを比較対象とし、12~14インチと並べて鳴らし、スネアドラム5台でアンサンブルを演奏されているようで、とても贅沢な時間でした。生音で勝負するクラシックならではの視点で貴重なお話をたくさん聞かせてくださいました。

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そして、haru drum初のモニターとして、窪田さんにNo.21 Crown Melon 13"×2.3”を謹呈しました。これからどんな風に鳴らしていただけるのか、とっても楽しみです。

最後に、春日井さんからのコメントを結びの言葉とさせていただきます。

様々な立場の方々にご参加いただき、それぞれの視点から忌憚なき意見を聞ける素晴らしい時間でした。
いろんな人に触ってもらって、鳴らしてもらって、録音物としても残って。
どこ見てもいいと思える、結果いい楽器だなと。
製作者である私自身が改めてそう思えたので、本当に良い機会に恵まれたと思います。
今後も、研究・製作に励んでいきますので、あたたかく見守っていただけますと幸いです。

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ミズノアキコ(sei)
アマチュア打楽器奏者+haru drum宣伝担当/"あおなやみ"direction/words( as sei)/聴覚と嗅覚で生きています。基本直感。