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家族でいることに絶望した私が救われた話

ボーイと一緒に暮らすことに耐えられなくなってきた結婚2年目のころ。
コロナにより家にいる時間が増えたこともあり、
私の心は限界を迎えていた。

気軽に実家にも帰れない・・・
友だちと飲みにも行けない・・・
来る日も来る日も家族3人で過ごす日々・・・

怒鳴って、
人格否定して、
突き飛ばして、
部屋に閉じ込めて、
口に食べ物無理やり突っ込んで、

紛れもない“虐待”だった。

書いている今も、その時の感情を思い出して、鼓動が早くなる。

私がいないとき、旦那とボーイは私の悪口を言っていると確信していた。

「お母さんがいないほうがいい」

そう思っていると確信していた。

だって最低の人間だから。
最低のお母さんモドキだから。

そんな被害妄想甚だしい限界状態だった私は、
なんとか、生きるために、
誰かに話を聞いてほしかった。

会社の福利厚生で受けたオンラインカウンセリングでは、
アンガーマネジメントについて教えてもらったけど
まったく効果がなかった。

ステップファミリーってやつで~と説明しながらも、
どうせ私の気持ちはわからないんだろうなと思っていた。

ちなみに子育て本的なものは大嫌い!
何冊か読んだけど、
そりゃそうできたらいいでしょうね!!
こちとらできないから困ってんでしょうが!!
こんなお母さんモドキで悪かったね!!!!!
とただただ自己肯定感が下がるだけ。

そんなこんなでもがきながらもどうにか救われたいと思っていたある日、
ついに運命の出会いが来る。

ステップママであり、カウンセラーの池嶋亜希子さんだった。

彼女のインスタ、アメブロを見て、
ものすごく親近感が沸いたのと、
同じように苦しんでいたのに、今では穏やかに暮らしている・・・?
どうして??
私もこんな感じになりたい・・・!
と強く思った。

亜希子さんのカウンセリングを受けていくのは、ものすごく大変だった。

なぜなら、大嫌いな今の自分と向き合うことになったから。
苦しくて、涙をポロポロ流しながら、
でも毎回少しずつ前を向けるようになった。

亜希子さんに会って、話して、たくさんの気づきがあった。

私は、ボーイに酷い発言・行動をする“私”を
どうにかして押し殺そうとしていた。

そう思えば思うほど、
否定された“私”の感情は苛立ち、憎しみが強くなった。

でも、
“私”がそうやって酷い態度をとる理由は、
他でもない、私を守るためだったのだ。

わかりやすく示すとこんなイメージ。

ボーイの行動 ex)ごはん食べてくれない

私:否定された気分、悲しみ、自信がなくなる

“私”:ボーイへの怒り

そうか。
私が傷ついているのを、“私”が守ろうとして、
私が傷つく原因を探して、“私”が攻撃してたのか。

それなのに私は、“私”に失望して、消そうとしてた。

ごめんね、“私”。
ありがとう、“私”。

それに気が付いてから、ちょっとずつ、
ほんとうにちょっとずつ、穏やかな時間が増えていった。

私もいつか亜希子さんのように、苦しんでいる人を救いたい。


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