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変革アクセルを踏みたい私のジャマをする「らしさ」の正体『ピートラ』Vol.41

こんにちは!『ピートラ』乗組員1もりもとです。
先週の機ちょーの『ピートラ』Vol.40ガバナンスは攻めるために整える
にもありました通り、私達ピープル株式会社はこれからさらなる攻めに転じていきます。その結果必ず全てが上手くいくかは分からないけど、なるべく安心して攻めのアクセルを踏むために、会社にはどんな仕組みが必要か具体的に整備している段階です。
コチラ↓からもお読みいただけます


攻めのアクセル踏みたい私が、今悩んでいること

さて私もりもと、どちらかというとアクセル踏みたいタイプです!
肩書きは「執行役」いわゆる会社役員という立場ですが、役員チーム4人の中ではブレーキ役じゃなく「今無い仕事をつくるのが今の私の仕事」だと思っているので、これまでパーパス立案のための社員参加型ワークショップを企画したり、パーパスを軸にした新しい取り組みである、子どもSDGsプログラムや、子どもまんなか株主総会をやってみたり、さらに今は1つの新事業のリーダーとして発売準備を進めている所です。
ということで、ピープル株式会社がこれから向かう方向は、私にはとてもフィット感があるんですが、
実際に前例の無いアクセルを踏もうとすると、消化できないモヤモヤが、まるで排気ガスのように発生することがあるんです・・・それが「らしさ」というヤツです。
どういうことか分かりにくいと思うので、具体例を書いてみます。

排気ガスのように発生するモヤモヤ、それが「らしさ」

●ちょっとしたできごとでも「会社としての判断」が必要な今
前例のない新しい仕事は正直、やってみないと分からない、一歩進んでみないと分からないことだらけです。法律や規則を破ったり、あまりにもリスクの高い事でなければ、まずは1つ進めてみる!さぁ動こう!!というその瞬間「どこで承認を取ったのか?」「それは会社としてOKという事?」「代表の印はもらった?」という声が社内でよく上がります。
●もりもと個人のアクセルより「役員全体の方針」が欲しい今
日々の仕事の中で、社内からも社外からも、質問や相談をいただく事がよくあります。もちろん重大案件もあるのですが、それ以外の殆どは「仕事の悩みの共有や相談」。会社の問題というよりも、個々人の課題や周りとのコミュニケーションに依るものが多いし、前例のないことに悩むのは当たり前のこと。なるべく悩みに寄り添いながら、やってみようよ!とアクセルを踏もうとすると「執行部の考えは?」「方針が欲しい」「上から言ってほしい」よく言われることです。

も、もしかして、前例のないアクセルを踏みたい私に求められているのは、実は「会社役員らしさ」「会社の判断や方針をしっかり伝えられるしっかり者らしさ」だったりする?前例のない事に向かうスタートラインは全員同じ所にいるはずなのに、どうしたら求められる役割に応えられるの???

「らしくない」ことを、やってみた!!

「らしさ」の沼にハマりそうになった私は、思い立って、新入社員だった頃を思い出し、今の私「らしくない」仕事をしてみることにしました。
新人のおもちゃ企画者になった気持ちで、子ども達が好きな事を聴くアンケート用紙をつくって、結果を集計して、そこからアイデアのヒントを見つけ、試作品の材料を買い出しに行き、自分の手を動かして切って貼って、試作をつくってみる。今の私からすると「らしくない」仕事なのかもしれませんが、やってみて気付いた事があるのです。
「新人の時より、めっっっちゃやりやすい!!」
初めてやる仕事ではないですが、おもちゃの企画内容は全く新しいので、つまりは前例のない事。アンケートの作り方、次に活かしやすいアンケート集計の方法、大事なポイントの抽出、アイデアへの落とし込みなど、あんなに1つ1つ時間がかかって悩んでいた仕事が、アクセル全開でスムーズに進める事ができたのには、自分でも少しビックリしました。

さらに今回「らしくない」をやってみたら、社内では「もりもとは一体何やってるの?」ってウワサになっていたみたいなので、そういう意味でも脱「らしさ」に成功したのかもしれないです(*^▽^*)

「らしさ」には、2つの正体があった

私なりに「らしさ」と「らしくない」に向き合ってみて分かったのは、「らしさ」には2つの側面があるということ。
1つめは、肩書きや役割について多くの人が抱くイメージや固定概念、いわゆる「ステレオタイプ」
2つめは、自分自身がやってきた事で培われた「私自身の経験値」
もちろんどちらも切っても切れないものですが、これから変革のための攻めのアクセルを踏もうという時には、2つめの「私らしさ」をどうやって発揮していくかが大切だなと思いました。
ステレオタイプらしさを求められる機会も多いのですが、それって長い年月をかけて積み重ねられたもなので、急に変えたりアップデートすべきものではないと思います。
その一方で、これまで仕事を通じて色々な経験を積んできた事で「不透明な中でも、少し先を予測する力」や「一歩進んでみて、そこから次の一歩を進める力」が身についているのだとしたら、そしてその経験がこれからのピープル株式会社の攻めの一手に活かせるのだとしたら、今後の会社の変化と一緒に「私らしさ」ももっと成長できるといいな思います。
「らしさ」は時にジャマだけど、やっぱりあるとイイ。色んな「らしさ」と上手く付き合いながら、攻めのアクセルの踏み方に活かしていきたいと思います。
 
今日は私もりもとの悩み文にお付き合いくださり、ありがとうございました!この話、周囲の共感が中々得にくいので、書くのが不安だったのですが、読んでくださる皆さんの中にも、前例の無い挑戦のさなかにいる方が沢山いると思います! ほんの少しでも、皆さんの次への一歩につながれば、うれしいです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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