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12/13月:専門分野には言葉の定義の理解を。

ある専門分野には、当然だが専門用語が多数存在する。ある専門分野を学ぶ上では、何よりもその専門用語の定義を丁寧に理解することこそが大変重要なのだ。

例えば、リスクという言葉一つとっても、その定義は多数存在する。

今日は、リスク工学と信頼性工学の違いは一体何なのだろうか、ということを疑問に思ったので、自分の専門の半歩外に位置する信頼性工学における用語をもう一度学び直した。

信頼性とは、対象とするシステムが、ある期間・ある条件下で求められている機能を遂行できる能力のことを言う。

信頼性は、システムの故障率などと関連が深く、そのシステムが機能を果たせなくなったときに不安全な状況になる可能性があるから、リスクという言葉とも関連があるのである。

リスクというのは、工学的には「ある危害が起こる頻度(起こりやすさ)とその影響の度合いの組み合わせ」によって定義される。

これらの言葉の大きく異なるところは、目的と対象である。

信頼性は、あるシステムそのものを対象とし、システムが機能を果たすことを目的として考えるのに対し、リスクは、あるシステムが機能を果たせなくなったときに、そのシステム自体だけでなく、周辺のモノや人への影響まで考慮することを目的としている。

したがって、私の理解では、信頼性工学よりも、リスク工学の方が取り扱う範囲が広い、ということになる。集合の関係で言うと、信頼性工学は、リスク工学に含まれる、と考えられるのかもしれない。

これについては今日考えたばかりであまりしっくり来ていないところもある。今後さらに言葉の意味をブラッシュアップしていきたい。

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