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仕事がデキるようになるほど忙しくなる

私はこれまで、複数の会社に勤めてきましたが、わかったことがあります。
それは、仕事がデキる人間に仕事が集まり、彼らは忙しくなり、社畜となってしまう、ということ。

考えてみれば当然なのですが、仕事ができる人とできない人が混在していれば、そりゃあ仕事ができる人に仕事が集まってしまうでしょう。
良いか悪いかは別にして、会社勤めの場合、仕事がデキる人間に仕事が集まり、彼らは忙しくなり、プライベートを犠牲にすることになっている。
良いか悪いかは別にして。

本当に、本当に、良いか悪いかは別なのですが、日本人ビジネスパーソンは「仕事がデキる」ことに憧れる傾向が強いです。
その結果、忙しいのが嫌いなのにもかかわらず、鍛錬し、仕事がデキるようになり、自分が望まない社畜となってしまっている印象があります。

仕事がデキるというのは人によっては中毒になります。
仕事がデキるようになると、周囲の人間から羨望の眼差しが向けられ、尊敬を集めることになります。
承認欲求が強い人にとっては(ほとんどの日本人ビジネスパーソン)一種の快楽なんですよね。

でも、忙しいのが好きかどうかは個人差がある。
好きな人は好きだし、嫌いな人は本当に嫌い。
私は「会社のため」に忙しくなるのが死ぬほど嫌いであり、「会社のため」に忙しくなるぐらいだったら死んだ方がマシだと本気で思っているので、仕事はできませんが、そういう人間が「仕事がデキるビジネスパーソン」になるとエライ目に遭います。

今はSNSで仕事や年収のマウント合戦が繰り広げられているので、つい自分も「仕事がデキる優秀なビジネスパーソンにならなくては!」と焦りまくっている人もいるでしょう。
しかし会社勤めで忙しくなると、プライベートが犠牲になり、家庭内不和が起きたり、友人との関わりが疎遠になったり、デメリットだらけです。
それでもあなたは仕事がデキるようになりたいでしょうか(脅迫)?

もちろん、仕事がデキるようになることで収入が上がったり、転職がしやすくなるなど、メリットもありますが、会社のために自分の能力を使うほど、忙しくなってしまいます。
その匙加減が難しいのですが、自分の能力は会社以外で使う(副業など)と、あまり忙しくはならず、金も入るので、外部の自分の能力を誇示したほうがいいでしょう。

日本人が憧れる「仕事がデキるビジネスパーソン」。
けれども、その快感にはまってしまうと、会社のために生きることになってしまい、自分の人生を謳歌できなくなってしまうのです。


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