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優しさとはなんだろう

ひとは“優しい”という表現を
ポジティブなものと疑わない。

私にとって“優しい”とされている人々は、
波打ち際に出来た人工の水溜りを掻き出すような
何してるんだろう?って人種だったりする。

顔を分け与える、かのヒーローでさえ、
その力(あんこ)は有限だ。
一頭、二頭のカバやウサギが
腹をぐぅっと空かせてるくらいなら
彼も自信たっぷりと安心して頭(顔?)をちぎれる。
しかし、それが二十頭もいればどうだ。
きっと優しくされない(パンにありつけない)者が出てしまうだろう。

本来、「優しさ」とはそういうものだと想う。
大切な何かにエネルギーを注ぐこと。
そこには、
※その他の犠牲も問わない。
と注釈がつくはずだ。

“優しい人”
ことばのままの人が本当にいたなら
私はとても心配する。してあげたい。
その対象から本人が漏れていやしないか、と。



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