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高校生活の思い出とは?

昨日、高2の娘が家にむすっとしながら帰ってきた。この頃、笑顔が減っていて、すぐに怒るようになっていたので「学校で何かあったのかな?」と気にしていた。

もともと食が細いのにご飯の量が減っていて「残すの?」と声をかけても「いらない」と言う。

小6時代にいじめにあった経験があり、その当時の姿と重なったので、片付けを終わらせてから、隙間時間に2人で話し合いをしてみた。

私:「何か隠してへん?学校で何があった?ここしばらくの様子を見ていたけれど、何かおかしいで」

娘:「この世の中がつまらない。楽しくない」

え?!

娘の言い分は以下の通り。
楽しみにしていたカナダへの修学旅行が消えて、2月に長崎になった。それはわかる。国境の問題や旅行会社さんの手配関係で無理だろうしね。
でも、文化祭や体育祭が消えた。体育祭の代わりに球技大会を学年ごとにして優勝したけれど、学校全体で楽しみたかった。
高2やから、文化祭で物販販売で面白い企画を組んでいたのに、それもダメ。去年は両方とも生徒のみでやったのに、なんで今年はないの?
よその学校はやっているのに、私らの学校はどうして認めてくれないの?悔しい。大人は嫌い。
大人はお酒を飲んで楽しいんやろうけれど、悔しい、悔しい。

去年は、保護者なしで文化祭は開催したけれど、今年は事情が違う。
学校で感染者が出た関係で、学校側が過剰反応をしていて、落ち着いているとはいえ開催しないのだ。

中学の卒業式・高校の入学式は親の出席は認められなかったので、保護者の我々もモヤッとするところだ。

クラスで予備校に通っている子や、部活関連で他校との交流戦をした時にできた友達から文化祭などの情報は入る。

学校によっては、工夫をしながら体育祭も文化祭も実施したところはあるのは私も聞いている。

高3の5月で部活動を離れるし、進学問題が出てくる。

高1ではなんとか我慢できたけれど、高2はさすがにクラスメイト全員との思い出は作りたいだろうし、高2だからできることができないって、子供の考えからすれば無理だろう。

大人でさえも、精神的に参っている人はいるのに、子供に「我慢しなさい」って頭から押さえつけるのもどうなんだろう。

すぎてしまったものは取り戻せないけれど、子供が受けている悲しみは大人の感じるものとは違うので、学校が動かないのなら、親でケアしていく必要はある。

幸いカナダに行けなくなった分は「オンライン交流」として、カナダでお世話になるはずだった学校の生徒さん達とネットで3日間おこなった。

その時の話をしている時の娘は、キラキラしていたし、あちらの生徒さんで面白い子がいたらしくて話が弾んで楽しかったという。

今、心配しているのは「大人への不信感」と食欲の問題。

ゆっくり時間をかけて、「安心して話ができる大人」として親が身近に話を聞くことと、食欲をもとに戻すこと。

食を断つのは初期なら戻せるけれど、取り戻すのが難しいのは私自身が経験しているので、心配している。

どうか、早く終息して自由に動けて、子供の心が安定できる世界になって欲しい。

そして、娘の心が元気になって欲しい。






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