かの

大学4年生(就活生)の展覧会・映画・本の備忘録。 おそらくこんなものを書いてる場合では…

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大学4年生(就活生)の展覧会・映画・本の備忘録。 おそらくこんなものを書いてる場合ではない。

最近の記事

これも(ぞ)日本

私の春画との出会いは多分小学5年生。学校支給のiPadで見たのだが、今思うとなかなかのチャレンジャーだった。 齢11の女児には刺激が強すぎて、当時は春画に対して「グロい」「怖い」などのネガティブなイメージを抱いていた。なんなら私と同じ考えの人が大半だと思う。そんな人にこそ、『春の画』と『春画先生』を是非見ていただきたい。 春画について知ったことについて 春画は男性向けではない。なんなら実際春画を家庭に持ち込んだのは、借本屋が家庭を回るタイミングで家にいる女性。嫁入り道具とし

    • 「自分本位」が人の本質

      ポスター既視感あるな、、と思ったら多分ウェス・アンダーソン。 今年のアカデミー賞は大戦モノ多いなという印象だったので、その理由も考察すべく鑑賞。 ーネタバレありー キャストについて Sandra Hüller!!この1ヶ月で2回目(落下の解剖学)。主演作品2作がアカデミー賞なんてよくあることなんだろうか? いかにも「ドイツ人」みたいな、背が高くがっしりとした体格で、すごい存在感があるというか、威圧感があるというか。キリッとした眼差しがかっこいいです。 「落下の解剖学」の時

      • 腐臭

        タイトルがすごいオシャレなのと、綾野剛が私のタイプすぎてちょっと前から気になってた作品。 たまたまUPLINK吉祥寺で阪本順治映画監督と荒井晴彦監督のトークショー付き上映回があったので、あえて映画館へ観に行きました。 ーネタバレありー タイトルについて 「花腐し」は、綺麗な卯木の花をも腐らせてしまうという、じっとりと降る長雨のこと。タイトルのように、この映画における現代を描いたシーンは常に大雨が降っている。 雨に関して、同名原作小説の作者・松浦寿輝さんは映画パンフレットで

        • ボーイ・ミーツ・ガールin台湾

          台湾に留学中の大学の同期(絶対お互いちゃんと認知してない)が観てて、インスタでゴリ押ししていた。台南で聖地巡礼してたところをみると、台湾でも人気なのだろうか、、? 私も去年台湾いたし、台南も行った。台南で撮った写真全部消えてて悲しかった思い出。ただ台南・高雄を1日で周るのは無謀すぎたので、就活終わったら卒業までにリベンジしたい。 日本で普通に上映してたので観てみた。 紀行文が原作らしい。エンドロールで著者:ジミー・ライってなってたけど、ジミー・ライって苹果日报のジミー・ライ

        これも(ぞ)日本

          「調子悪い時見る夢」映画Pt.1

          スタジオジブリ新作『君たちはどう生きるか』が中国の映画評論サイトで、「調子悪い時に見る夢見たいだ」と評されていた(多分悪い意味ではない)。それを見て不意に思い出し、ツタヤでレンタル。 この映画を初めて見たのは私が大学1年生の頃。シュールさに唖然とするとともに、「これ映画館で見ればよかった、、、」とめちゃめちゃ後悔したのを覚えている。(その後ちゃんとアニメリメイク版『クー!キン・ザ・ザ』をアップリンク吉祥寺まで見に行ったのにまんまと寝てしまった。) 私にとって「調子悪い時に見

          「調子悪い時見る夢」映画Pt.1

          どん底から這い上がる系の映画って、中国でウケたりするのかな

          『ブラッシュアップライフ』でまんまと安藤サクラさんのファンになったので、たまたま志望企業の作品だということもあり、Huluで視聴。 あとなにやら、中国でリメイク版が大ヒットしているらしい。純粋にどの部分が刺さったのかも気になった。 飄々としたかっこいい安藤サクラさんではなく、ロン毛・プリンのアラサー安藤さんが出てきて、結構度肝を抜かれる。 タイトルについて 百円(=一子)の恋と解釈した。 32歳で実家暮らしの引きこもり。お世辞にも充実しているとは言えない人生を送っていた一

          どん底から這い上がる系の映画って、中国でウケたりするのかな