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HSP気質・愛着障害

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「愛着形成がうまくいかなかったため、敏感さに磨きがかかったのか」 「敏感だったから、愛着形成がうまくいかなかったのか」 それはわからない。けれども、普通の家庭で育った私が感じてき…
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#不安障害

アイノカタチはひとつじゃない

アイノカタチはひとつじゃない

こちらを観てから読んでほしい。

お友達でもあり、応援しているアーティストでもある松村貴俊さんの『アイノカタチ』のMV。

この曲はstandfmで何度も聴いているし、すごく痛い、痛みを感じる曲だなとは思っていた。でも、どこかで他人事のような気がしていた。

MVを繰り返し観て、少しずつ少しずつ、自分のなかに詞が落ちてきた。

私はまだ、「早くくたばれ」とは思えない。思えないけど、会うこともできな

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演じ始めた小さなわたし

演じ始めた小さなわたし

ごく普通の家庭なのになぜ居心地の悪さを感じていたのか。今回は過去の回想と分析。

  

父は亭主関白で、とても怒りっぽい人。

私がまだ小学校低学年の頃、家族でテーマパークに遊びに行った。着ぐるみを怖がって泣き出す私に、「せっかく連れてきたのに」と父はキレて一人でどこかへ行ってしまい、その日一日が終わるまで合流することはなかった。一人で何をしてたのかなぁ。いまだに怖くて聞けない。それから私は、父

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普通の家庭なのに抜け出したかった

普通の家庭なのに抜け出したかった

前回の記事の続きとして、愛着形成について書いてみる。

私が実家に対して居心地の悪さを強く認識しはじめたのは、中学生の頃だった。自分の辛さはどうしたらいいのか、何かヒントはないかと調べては、「虐待されて…」「親が荒れていて…」と遥かに過酷な家庭があることしかわからず、自分は辛いなんて思っちゃいけないんだとひとり思い直していた。

私の家はそんな、明らかに問題がある家庭ではない。

父は三交代制の仕

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「HSPブーム」が気になっていた。

HSPという言葉を知って、カウンセリングを受けたことで世界が変わるような感覚を味わったことは体感として確かにあって、どこかで耳にしなければ自分を見ていくことが難しかったと思う。

だから広まること全てが悪いとはもちろん言わない。

それでも、全てが「HSP」で片付けられてるような気がして、ときに誰かのお金儲けに使われてることがすごく残念。

私がよくお話を聞いてもらっているカウンセラーさんは、HS

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