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摂食障害

2013年5月3日
「Ms」から帰ってきて、5月2日の日記を書いているといつの間にか日付が変わって午前1時になっていた。「Ms」ではピリ辛チキンを肴に焼酎ロックを4杯飲んで会計をすまそうとすると、顔見知りのSちゃんが奢ってくれると言うので、その言葉に甘えさせてもらった。財布に余裕ができたので、日記を書く手を一時止めて、今里のもう一軒の立ち飲み居酒屋の「桂の木」に行ってみた。ここでは私はいつもラムを飲む。
ラムをロックで2杯飲んで、自宅に帰り。午前4時になって仕事に行った。仕事自体はハードではない。それに日頃、運動不足なので、自転車で30~40分走るのは健康にもダイエットにも良い。しかし、問題はダイエットである。ここ最近、摂食障害気味なのだ。
私は身長が174cmあるが、体重は30代の前半まで50kg台をキーププしていた。ところが、30代半ばを過ぎると、どんどん太っていって今では体重計に乗るのが怖いくらいだ。ダイエットをしなければならないと思っているがなかなかうまく体重が落ちてくれない。その上、ウエストも太くなるばかりである。
それでも去年の夏までは、定期的にクラブに通って閉店まで踊り狂っていたので、それなりに運動も出来ていたのだが、「Ms」に毎日飲みに行くようになってそれができなくなった。運動できなければ食べる量を減らすのが常道なのだが、なぜかそれができない。ストレスを抱えているわけではないのに過食してしまう。何故なのか?
ウィキペディアで調べてみると、摂食障害は、精神疾患の一種である。近年では嚥下障害等の機能的な摂食障害との区別をつけるため、中枢性摂食異常症とも呼ばれる。厚生労働省の難治性疾患に指定されている。また、極端な食事制限や、過度な量の食事の摂取などを伴い、それによって健康に様々な問題が引き起こされる。主に拒食症と過食症の総称である。人間関係の問題などの心理的ストレスに対する耐性不足や、社会適応性の未発達、コミュニケーションの不全などが原因とされている。これは立派な依存症なのだ。
摂食障害は大きく拒食症、過食症に分類される。拒食と過食は相反するもののように捉えがちだが、拒食症から過食症に移行するケースが約60~70%、「極端なやせ願望」あるいは「肥満恐怖」などが共通し、病気のステージが異なるだけの同一疾患と考えられている。よって拒食症、過食症を区別する指標は、基本的には正常最低限体重を維持しているかどうかのみである。今の私は、拒食症から過食症へ移行している。
ところが、今の私には摂食障害患者に見られる人間関係のストレスや社会適応性の未発達、コミュニケーションの不全は思いつかない。もしかしたら、そう言った心理的な原因が意識下に存在しているのかもしれないが、自分ではわからない。なお、摂食障害の患者は強迫的な性格傾向が強いとされていて、それは当たっている。
昔の細かった自分のスタイルに戻りたいという強迫観念は確かにある。だから度々拒食に走ってしまうのだが、ある段階で無理が生じて今度は過食に走ってしまう。今はその過食の段階で、リバウンドの状態である。痩せたかったら飲酒をやめればいい。それは分かっている。しかし、それができたら苦労はしない。根っからの酒飲みは死ぬまで治らない。
今のところ過食嘔吐するほど重症ではないものの、自分の強迫性性格は認識している。だから、いつか過食嘔吐に進展するかもしれないという恐怖を抱えている。今の体型が嫌で極端な食物制限をしたことは何度もある。先月がそんな状態だった。体がフラフラになるまで拒食し、血圧が180くらい、脈拍が100を超えるまで自分を追い込んだ。お陰で中性脂肪の数値は平常値まで戻ったが・・・。
今の私は神経性大食症とは違い、調べてみると「むちゃ食い障害」に当たるらしい。激しく飲食した後に、嘔吐、下剤・利尿剤・薬物・過度の運動・絶食による代償行為を行わない。だから自分が嫌になるほど太ってしまった。ここに自己嫌悪が加わると、リストカットなどの自傷行為に走ってしまうのだろう。今のところ自分の体型に嫌悪しているものの、まだ死にたいとは思わない。そこが極端な摂食障害との差だ。
「むちゃ食い障害」は、神経性食欲不振症・不完全型、反復性(習慣性)嘔吐症などとともに特定不能の摂食障害の1つとして認識されていたが、2013年発表予定の米国精神医学会の診断のマニュアルには、神経性無食欲症、神経性大食症、特定不能の摂食障害に続き、4つめの新たな項目として追加されている。ちなみに、この「むちゃ食い障害」のウィキペディアには、関連項目にアルコール依存症が記載されている。
この「むちゃ食い障害」がいつから始まったのかはわからない。恐らく3月終わりから4月初めころの極端な食事制限の反動なのだろうが、体重増加は30代後半から始まっている。これを今の精神科の主治医に相談すると、向精神薬の服用の副作用からの原因もあるかもしれないが、本質的には加齢によると言われてしまった。いわゆる中年太りである。そう言われるともうお手上げだ。副作用で体重増加してしまう薬は全て変えてもらったが効果がない。結局、食生活の改善しか方法はないのだろう。
話を酒の話に戻そう。今はゴールデンウィークの後半である。「Ms」は4日間休みで飲みに行くところがない。来週の火曜日まで一人で飲むしかない。久しぶりの家飲み一人酒の日々が4日続くことになる。昔はそれが普通だったが、今では「Ms」が居心地いいのでいつも通ってしまっている。仕事は毎日あるので、私自身は連休という気がしない。これも何かの性なのだろうか?
仕方なく昼間に「SAKE市場グランマルシェ」に行って「SUPER PRIME 糖質50%オフ」500mlを買ってきてそれを飲んでいた。TVを見てもつまらない。本はなんとなく読む気がしなかった。本当は蔵書の中のチベットに関する本をもう1度読み直してチベット関係の著書を書かなければならないのであるが、気が進まない。恐らく「Ms」が休みで調子が狂っているのだろう。ちなみに、今日は憲法記念日である。憲法に関してはいろいろ書きたいこともあるのだが、長くなるので別の機会にする。

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