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大学生活でとにかく何か成し遂げたかった。学生企画カフェ開催。

( 6/20. 満腹居酒屋くまさんでの間借りカフェ
おかげさまで無事終了しました!ご協力・応援してくださった方、お越しいただいたお客様、全ての方に心より感謝申しあげます。ありがとうございました!!)

このnoteでは今回のプロジェクトを実現するまでの思考整理を記録しておこうと思います。

名寄市立大学の学生が企画し運営する1日限定カフェ。
営業はたったの1日と言えど、開催まで怒涛の2週間であり必死でケツまくりの2週間でもありました。
覚悟を決め、徹底してやりたいことを追い求める姿勢、この時のマインドセットを覚えておきたいので…!

なぜ取り組んだか?

元バイト先(満腹居酒屋くまさん)の店主さんが、学生だけで企画してお店やってみない?と提案してくださったことがキッカケです。

いつかお店をやってみたいなぁとボンヤリ思っていたので大学生のうちに実現したいことのミニマム体験ができるのはとても貴重な機会だと思い参加させていただきました。

衛生管理などを始め、今回の企画を進めるにあたり沢山のご指導、ご協力をいただきました。ありがとうございます。

企画を考える難しさ

企画メンバーは大学1年〜4年生の学年学科がバラバラな5人。
とりあえず集まって、何やる?何作る?と1回目の会議をしました。

ターゲット層は?
ウケる食べ物は?
付加価値は?
価格設定は?
仕入れは?
大量調理できる?

などなど考えることが沢山。
ノリと勢いだけでは企画が推進しないことが分かりました。

売る商品のコンセプトを決めるときに出た意見として、「お洒落なランチを作りたい!」という意見が多く…
私たちの住む街にはない、インスタ映えするようなランチプレートがあれば良いな。という想いから動き出しました。

無いなら作ってしまおう!と、
ゼロから想い1つで始まった5人の企画。

早速、試作を重ね宣伝ポスターやチラシを作成しました。

おかずたっぷりのおにぎりプレート



途中、内容が間違っているポスターを配ってしまい1度回収したり、試作のプリン容器がイメージと違う物が届いたり…と、ヒヤリとする事件が何度も起きましたが、メンバーの同期と後輩みんなのおかげで何とか対処し乗り越えられました。

1人で何か作るときは隅々までとことん満足するまで取り組めるけど時間がかかる。
でもチームで何かを作ると短時間で想像を超えるものができる。
改めて、早く行きたいなら1人で、遠くに行きたいなら皆で行け、ということわざが好きになりました。

もう一歩も下がれないという覚悟

市内のお店や施設にご協力していただき
宣伝ポスターが貼られていくのを見る度、
「もう一歩も下がれない、、」と覚悟が生まれました。

多くの方の協力・応援を無駄にするのは
絶対にしてはいけないという責任。

時間も残されておらず、本番に間に合うのか、企画倒れしないか、不安で怖くてプレッシャーで潰れそうでした。

この不安を消すために兎に角
手を動かし足を動かし、少しでも前に進まねば…!とかなり焦っていました。
そんな時に「みんな焦ってやってるから意見に少しでも疑問持ったりしたら言ってこう!」と声掛けをしてくれた同期メンバーの言葉に救われたり。

緊張した空気感だと余計なこと言って怒られたくなくて、質問や発言がしにくかったりするけれど、
「?」を持ったまま当日挑むのは行き当りばったりでそのほうが大事件になる可能性があるので、発言しやすい場づくりや1on1の時間を作れる人になりたいとこの時思いました。

テイクアウト用のお弁当のお品書き。
描くの楽しかった〜!

オープンまでの1週間は、準備で毎日名寄じゅうを駆け回っていました。
名寄の全部のスーパーを巡ってはオンボロプレオに大量の卵や野菜を積み、みんなで分担して家の冷蔵庫で食品を保存し、徹夜で予約分のお品書きを描き、レシピや作業工程などをまとめ……とにかくバタバタしていました。

卒論とバイトも並行しながらの準備は正直体力的にかなりきつかったです。
あまりの忙しさに卒論で朝早くからマウスのお世話をする自分と、バイトで田植えをする自分と、カフェの準備をしている自分が同一人物だと思えない感覚になりました。それが面白いとも思ったり。

本番前日。大量の仕込み調理が終わらない。

カフェオープン前日を迎えました。
夜21時から仕込みスタート。
買い出しした大量の食材を家からお店に運び、調理。
日付が変わるまでに終わらす!と意気込んでいましたが、終わりませんでした笑

80食分の豚汁
大量調理は味付けや加熱時間の良し悪しが
難しい…

「ヤバいヤバい終わらない〜〜」と焦りながらも、スピーカーからワンオクのキミシダイ列車が流れて後輩と「アガる!!」と自分たちをノセていき…

夜通しひとつひとつ丁寧に仕込んで、気付けば朝になっていました。

店舗の窓から差し込んだ6月の朝日が目に染みた。みんなよくがんばった。

同じ熱量でがんばれる人がいるのは当たり前じゃないからこそ、幸せなことだなぁ。

夜に準備するのは学祭準備期間みたいで
楽しかった〜!
常にテンションハイモードでした。

朝6時、私は一旦大学に卒論の研究をやりに行き数時後にはまた店に戻るという完徹ハードモード。
なぜここまで頑張れたんだ?という点についてですが、自分の本気が見てみたかったからというのがひとつかもしれないです。
特にやりきったぁ!って経験が無かった大学生活に華を添えるために頑張ろうって思いました。

徹底的に、本気でやるのは大変で辛くてきつくてひと筋縄じゃ無理で泣けるけど、全身全霊で充実させる日々の自分は、快適ゾーンを飛び抜けているので前の自分より成長してるんじゃないかと思います。
今からでも 後悔しない学生生活を作ることができて本当に貴重な経験になりました。

そして迎えたOPEN当日

【彩り野菜と具だくさんおにぎりのお弁当】

たくさんのお客様にご来店いただきました!
ありがとうございました!

栄養学科の先生方が買いに来てくださったり、アドバイスをくださったり、知り合いの方や知り合いの知り合いの方、ポスターを見て来ました!という方まで…本当に嬉しかったです。
名寄のみなさんの温かさが沁みて、想像を超える経験となりました。
「かわいい!」「美味しい!」とお客様からいただいた言葉も忘れられないです。

本当に本当にありがとうございました。

営業中はありがたいことにひっきりなしに忙しく(;_;)

営業が無事終了して、やりきった、という充実感です。

今回の経験を経て

今回、皆さまのおかげで大変貴重な経験となりました!ありがとうございました。

この経験を経て、名寄市のお互いのお店を応援し合う風土や人々の繋がり、温かさに触れることができ、改めて名寄市が好きになりました。 

そして夢を実現する厳しさも体感しました。
カフェやりた〜い!と漠然と思っていた自分への戒めになりました…
実は、今回のイベントで生み出せた利益はかろうじて黒字。お給料は徹夜で働いて1人900円でした。(時給ではありません…)

品数が多かったか、原価が高かったか、など原因を色々考えてしまいます。

それでも、起業はもう金輪際こりごりだ!と思ってはいなくて、むしろまた挑戦したいし、次はこの経験と反省を活かしてもっとレベルアップしたい。

企画の考え方、人を動かせる人の行動、その分野の知識経験、チームで成果を最大化させること、たくさんたくさん勉強することがある!!と実感しました。
社会人になるのが楽しみ。
自分に足りないものが見えたという実感があります。

最後に、一緒にやれたメンバーへの感謝の気持ちでいっぱいです。

本気でやることの楽しさを知りました。
本当にありがとうございました🙇🏻‍♀️

しっかり休んで、また動くぞー

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