AM3:00 夏の田んぼからの帰り道
AM3:00
社会人になりたての頃は、明日仕事があろうがなかろうが朝までドライブしたり、散歩したり、飲んだりととにかく夜を使い果たして身体がボロボロになるまで遊ぶことが爽快だった。
でも今思えば、朝方歩いている時に、肌寒さのなか空がオレンジと青のグラデーションになって、札幌なのに人が誰もいない、信号だけが機能してて、世界に自分たちしか居ないような感覚が好きだったのかもしれない。夜更かしと無謀な旅をしている瞬間が楽しかった。どこまでも歩ける気がした。進めば進むほど知らない街の景