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サウナビルダーツアーinフィンランド振り返り記事 〜Tahmelan huvila編〜

帰国後に発症していた熱も無事落ち着き、フィンランドの振り返りをできるくらいの体力が回復してきましたので、記事に残そうと思います。




13時間のフライトを終え、無事に羽田からフィンランドに到着。時差ボケもあったのと、到着した現地時刻が朝の4時だったこともあり、身体の調子はなんだかキマらない。


撮っちゃうよね



そんなことはお構いなしで、早速サウナ入りに行きますよ!と扇動してくれたあやなさんとミカモさんが、なんだか心強く見えた。

車で2時間?(移動時間は全行程曖昧。)かけて着いたのは、タンペレにあるTahmelan huvila。



実はここ、当日まで行程に記載されていなくて、べべさん曰く、急遽行くことが決定したサウナらしい。こういったサプライズ、大好きです。


到着すると、真っ赤なジャケットを着た、いかにもサウナで働いていますって格好をした女性が、まるでノースフェイスのジオドームのようなサウナの前でお出迎えしてくれた。(名前聞いておけば良かった。)



泥炭(ピート、ウィスキーでよく使われるやつ。)を塗りつけて作った日本で言うテントサウナ?いや全くの別物かもしれない個性的なドームサウナの説明を受け、実はもう一つ屋内にもサウナがあるのよと案内の女性。さすがフィンランドだなと思ったのも束の間、早く入りたくなった僕らはまるで欧州の独房のような(褒めてます。)更衣室に寿司詰めになり、無言で全裸に。その姿はまるで囚人のようであった。




外の泥炭が塗りたくられたドームサウナは、中があまりにも暗く、良い写真がなかったためこの1枚をチョイス。感想としては、ピートの良い香りが充満し、それなのにクセがないというか、終始過ごしやすいサウナだった。そして何と言っても、湿度の高さには驚いた。フィンランドではロウリュは30秒に一回だよとあやなさんに教わり、みんなじゃんじゃんロウリュするも、良い湿度と熱さが常に体を覆ってくれる。後に、ラヤポルティで出会うサウナフリークのアレックスが監修しているだけのことはあるなと思った。



室内のサウナに入ると、驚きの連続だった。
まず、天井に板が貼られている。理由としては、ロウリュした蒸気をなるべくお客さんがいる座面に保つためだそう。素晴らしいアイデア。そしてベンチ裏にも同じように板が貼りめぐらされていて、足先にもしっかりとロウリュの蒸気が行き着くような設計になっているそう。
ここまで蒸気に向き合ったサウナを見たことがないと、1発目から度肝を抜かれてしまった。吸排の塩梅も抜群で、サウナ室は70度前後なのにしっかり芯から温まるサウナ。日本のようにただ高熱ではない、計算し尽くされたサウナがここにはあった。



サウナの後はお待ちかねの、湖ダイブ。夢見たあの光景を今から自分が実現すると思うと、汗と共に涙がこぼれ落ちそうだった。躊躇なく飛び込むと、意外と浅く、ドームサウナで使われている泥炭が底にぎっしり。ぬるぬるで気持ちい。湖はかなり冷たかった印象。ここで、自分はフィンランドに来たのだと改めて実感することが出来た。





1発目から存分にサウナを楽しんだ僕らは、すぐにまた別のサウナへ向かうのである。

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