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うつ病が教えてくれた、弱い自分でも良いということ。

こんにちは。

26歳うつ病の生き様、ペイです。

僕がインスタにうつ病ですと公表してから
早いもので1ヶ月が経ちました。

正直、ほんとに言ってよかったなあと思えています。

ありのままの自分を見せることで
体調が悪い時は悪いと言えるようになったし
日常生活でコソコソするようなことが減りました。

ですが。

うつ病になってよかった。
なんてことは、今は1ミリも思えません。

これからも思わないと思います。

時々いるんですよね。
うつ病になって、本当の自分を知れた。
結果としてよかった。とか言ってる人が。

まあ確かに、結果論としては間違ってないのかもしれませんが
僕はうつになってよかったなんて微塵も思ったことないし
あの苦しんだ、何なら今でも苦しんでいるこの経験というものは
できることなら味わいたくなかったです。

ただ、僕もこのうつの経験を通して色々学べたし
これから生きる上での糧、考え方みたいなものは
皮肉にもうつから教えてもらったような気がします。


完璧な自分を常に目指していた


人間、誰かしらに好かれたいと思う生き物ですよね。

異性、友達、後輩、会社の上司、もしくは親、、、

皆さんも考えてみてください。

あの人の前では強がっちゃうな。良い人でありたいな。

彼女の前では絶対に弱いところは見せないぜ。的な。

思いつく節があるんじゃないでしょうか。


そんな僕はどうなのかというと

うつになる前は、誰にも嫌われたくなかったです。

もっと簡単に言うと、ダサいと思われたくなかった。

頑張って人に気に入られるように、
良い人やかっこいい人を演じていました。

良い人、かっこいい人ってのにも色んな種類がありまして
・彼女の前での、優しいかっこいい彼氏
・親の期待を裏切らないようにする、真面目な息子
・常に友達の中心に居る、頼れるリーダー
・面倒見の良い、尊敬される先輩
・会社に必要不可欠な、出来る社員
・SNSに載せるための服を着た、オシャレな自分

ざっとこんな感じですかね。


あれ?


これ全部うつになる前の、ただの頑張って演じていた自分ですわ。


僕は、ただ他人に好かれようと生きていたことに気づきました。

本当の自分とのギャップに、ずっと苦しんでいました。


自分で自分を採点し評価していた


他人からの評価や見え方を常に気にしていた僕。

ですが、長年そのような思考で生きてきたので
すぐにその【認知の歪み】を変えられませんでした。

認知の歪みとは、「認知=物事の捉え方」に「歪み」があるとされていることをいいます。
いま地球上で起きている「事実」とは、全て人間を通して「認知」されたものに過ぎません。
例えば、目の前にリンゴがあったとして、一般的な成人にとっては「リンゴがある」ことが事実として認知されるわけですが、リンゴを見たことがなければ、ただ「赤い丸いものがある」という事実にしか映りません。
つまり、同じ光景や出来事に遭遇しても、事実として得られるものは、認知の仕方によって異なります。出来事の受け止め方が人によって違うために、それに伴う感情や行動も、時として他人に理解されなかったり、常識外れとされてしまったりすることがあります。
うららか相談室より引用


まだうつもひどく、週1で心療内科に通院していた頃に
先生と【認知行動療法】をノートを用いて行っていました。

認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。
認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでいきますが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。
認知行動療法センターより引用


うつになってからもこのクソみたいな思考が邪魔をして
うつになったらダサい、かっこ悪いから人様にはバレたくない。

常にこんなことばかり考えていた気がします。


ですが、先生と相談をしていく上で、こんな話をしてくれました。

「他人の評価って、じゃあ君は何点です!って言われたことある?
 他人の評価って言うが、実は自分自身で採点している部分が大きい。
 弱みを把握して受け入れることで、完璧な自分からの【減点】ではなく
 ありのままの自分への【加点】方式にシフトチェンジできないかな?」

あ。これだ。

僕は他人からの評価だとてっきり思っていましたが
そもそも自分自身が弱い、ダサい自分を受け入れられていなかった。

実は、自分で勝手に自分自身を採点し
常に高得点を目指していたことに気づけました。


欠点=その人のありのままなのでは?



僕は心療内科でADHDの疑いがあると診断をされました。

以前のnoteでも触れましたが
マルチタスクだったり、事務作業が絶望的にできませんでした。
書類の提出期限もしょっちゅう間違えるし、社会不適合者感満載。


普通の人が、余裕でできるようなことが僕は苦手です。
僕はこれがダサい、カッコ悪いことだと思っていました。

ですが、これも個性で、僕を構成する一部なんですよね。

仕方ない、受け入れてまた違う生き方を見つければいい。

多少人と違うかもしれないけれど、それも全て個性。


徐々に、ほんとに少しずつ、こんな自分を受け入れられることができています。


自分が弱みだと感じていることは
他人からしたら喉から手が出るほど欲しい強みかもしれません。

強みと弱みは、表裏一体です。

ダサい、カッコ悪い、弱くても、それはあなたの良さでもあります。

目を背けずに、自分の個性だと受け入れてやっていきましょう。



完璧、100点満点の人間などこの世にいません!!!!!!

では!


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